運命的な出会い。赤い糸で結ばれている

69歳になる前から時々思うことがある。私たち夫婦は非常に仲が良い。お互いを思い合っている。なぜなんだろうか?

ひょっとして、この世界に生まれてくる前の世界で一緒に生活をしていたのかもしれない。不思議なことは沢山ある。妻の誕生日が私の母親と同じであること。時々、妻からクレームを言われると私の母親が私を叱っているような感覚を覚える。

一緒に生活をしていると妻は一人の女性であり、奥さんであり、母親のように世話をしてくれる存在である。結婚して数十年が過ぎたがその間に何度も妻に助けられた経験がある。妻は私にとって「福の神」的な存在になっている。不思議な魔力というか力を持っている女性である。

私と妻との出会いは偶然ではなく必然であったのではないかと思う。

私は週2回スポーツジムに行く。この写真は昨日スポーツジムに行った時に写したもの。

weights

ベンチプレスで使うウエイト(左右に20kg, 10kg, 5kg + バーベル13kg=83kg)を写した。私の目標は80歳になった時に現在上げている83kgのウエイトを上げられることである。80歳の老人が83kgのウエイトをベンチプレスで上げられるはずがないと思っている人がいるかもしれないが、私が通うスポーツジムでは80歳近い老人がこの重量を上げているのだ。

決して無理な重量ではない。継続して怪我なくトレーニングをすれば、80歳の老人でも重いバーベルをベンチプレスで上げられる。全くの初心者がこのような重いバーベルを使ってベンチプレスをするのは考えもので危険。何事にもステップがある。ある程度の基礎体力を作り込んだ後でやらないと怪我をする。

私は68歳であるが、シニア筋トレマニアに成っている。週に最低でも1回、2回はスポーツジムで筋トレをしないと体の調子が良くない。筋トレの効果で喜んだことがある。

  1. 逆三角形の体格になり普通の高齢者の体つきでなくなる。すれ違う人から見つめられる。筋トレをやっている人は筋トレ仲間のように見てくる。
  2. 脂肪が減って筋肉が増える。タンパク質の多い食事を意識して食べる必要がある。
  3. 体力が増進される。駅のエスカレーターよりも階段を上がり下りするのが好きになる。
  4. 指圧マッサージに行くと指圧師が「運動をしているでしょ!」と言ってくる。
  5. 健康診断の血液検査や血圧などが全て健康値になる。
  6. スポーツウエアのファッションを楽しめる。
  7. 食欲旺盛で熟睡ができる。
  8. 体を定期的に動かすことで認知症予防になっている。
  9. 性欲、射精の衰えが回復しマスタベーションが楽しめる。亜鉛を摂取するとなお良い。筋トレは男性ホルモンを分泌させるのが理由である。

筋トレは年齢を問わず健康に良く、体を若返らせる。ただし、定期的に続けないとその恩恵を感じられない。

「社会との接点がある」

「誰かに必要とされている」

「人の役に立っている」

「自分でお金を稼いでいる」

この4つの感情がシニアにあれば、そのシニアには自尊心がある。自尊心とは自分の人格を大切にする心である。老いて来ると自分の存在に疑問を持ち始める。自分が社会で求められていないと感じ始める。仕事もなく、世話をする子供も独立し、仲間と一緒にいつも何かをしているという生活から遠ざかる。次第に社会との接点を失い始める。

シニアの自尊心は充実した人生を送る上で重要なことである。

老人になっても誰かの役に立ちたいという気持ちはある。そんな気持ちが満たされない老人が増えている。70歳を過ぎる頃から社会はシニアを老人として取り扱い始める。「老人には用はない!」と言った見かたをする人が増える。老人にも色々なタイプがある。積極的に社会との接点を持とうとする人、ボランティア活動をして人の役に立とうとする人、生涯現役を貫く人など。

その一方で、社会から消えて行く人たちも多い。自分の活動を自宅範囲に留めて趣味に生きようとする老人たちである。彼らの活動は家族しか知らない。他の人たちとの交流が限定される。追求する趣味で個人差が生まれる。趣味が他の人や外部との接点を深める物であれば、余生は充実するだろう。社会から消えて行く老人たちは自分の存在価値を見出せなくなる。自分の存在価値を気が付かせてくれる周りの人たちがいないからだ。

出勤途中の交差点で信号待ちをしていた。横断歩道の信号の色はまだ赤色。10人ほどの人たちが信号の色が赤から青に変わるのを待っていた。道路には自動車が走っていなかった。突然、80歳ぐらいの老人が左右を見ないで前方だけを見て道を横切り始めた。周りの人たちは、動揺していた

老人が道路の中央までトコトコと歩き着いた時、信号機の色が赤から青に変わった。待っていた人たちが一斉に横断し始めた。私もその一人であった。

このような出来事は、今回が初めてではない。何度も目撃している。幸運にも私の目の前で老人が自動車に引かれるという事件には出くわしていない。何故、老人たちは、横断歩道の信号を見ないのだろうか。

前方しか見ない目!視覚と聴覚の衰えで交通ルールを守らない自分中心の判断

先日、私が所属するNPO団体の定例会に参加してきた。参加したメンバーの年齢が70歳以上のシニアたちである。既に第二のキャリアとして転職した会社を卒業して時間を持て余しているシニアたち。NPO団体での活動が生き甲斐になっているシニアも多い。私のように60歳代のシニアは数える限りである。

定例会では、既に生活上お金稼ぎと言う視点で活動していない人が大半。年金と老後の蓄えで生活が出来ている70歳以上のNPOメンバーがほとんど。60歳代のシニアは、NPO活動以外に自分なりの営利ビジネスをやっている人が多い。私もそうだが、60歳代は自分たちの老後のために稼げるだけ稼がないと後が無い。

60歳代はビジネスを意識して生活を送り、70歳代は隠居の生活を楽しむためにNPO活動をしている。

Work at cafe

63歳があと数週間で終わる。64歳がやってくる。2019年に私は64歳になり、この年に何を実現しようとするかが問われ始める。体は、老化していく。老化が酷くならないように週2回の筋トレは欠かせない。タンパク質が多い肉や魚、そして、野菜をバランスよく食べる。老化が年齢で進んでも病気にならない健康な体は意識して作っていく。

I have a Dream! マーティン・ルーサー・キング・ジュニア マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが人種平等と差別の終焉を呼びかけた英語の演説タイトルである。誰にでも夢があると私は思っている。私の夢は、毎年生まれてくる。64歳になったら、こんな夢を実現したいと。

こんなことをやりたい、こんなことをしたい!と何度も思うと夢は実現する

多くの65歳を過ぎたシニア男性が1日、1週間の時間の使い方で困っている。私のように自営業でお金を稼ぐ仕事があるシニアは、仕事に専念できる。仕事がないシニアは、何に専念すれば余生の生活を楽しめるか分からない。普通の物の考え方で老後の生活を考えているとつまらない時間の使い方をしてしまう。 

自分の人生に刺激をもたらす時間の使い方さえ出来れば、何かに専念する楽しさを味わえるのではないだろうか。シニアが気にすることを考えてみる。健康、仕事、お金稼ぎ、旅行、料理などのキーワードから何か追求してみたいことを探し出しことから始まる。私の知人たちは関心がある物の情報を利用して広告収益ビジネスを展開している。

ホームページを特定の情報でまとめることで興味を持つ読者を集める。集客ができれば、そこで広告を掲載する。昔ながらのインターネットビジネスであるが暇な時間をお金に変えて余生を楽しんでいる。

元気で健康的である「暇なシニア」が一斉に働き始めたら日本の社会は大分変ると私は思っている。当然、働きたくないと思っているシニアは別だ。働く気持ちがあるがやってみたいという仕事が見つかっていないから暇をしているシニアが対象になる。

これを可能にするには、シニアのための会社組織が生まれなければ難しい。シニアが快適に働く労働環境は、現在の会社組織の環境と違う。私がもし会社組織で再び働き始めるならば、こんな組織で働きたい。

コロナ禍でテレワークやリモートワーク形式で仕事をこなす会社が増えてきている。新しい生活様式で仕事の内容も形態も大きく変化し始めている。オフィースで上司の監視下で働くこれまでの働き方から自己管理で成果を出すテレワークやリモートワークにシフトし始めている。

暇をして働きたくても働けないシニアにとってテレワークやリモートワークはチャンスである。年令や性別で仕事を任せるのではなく、仕事の成果で労働者を雇用するベースが出来てくる。

ビジネスは現状維持ではだめだ。絶えず新しいビジネスの種を見つけてお金を生む仕組みを構築し、試行錯誤をする必要がある。既に私はビジネスを展開しているが、敢えてこの歳で新しいビジネスを始めるならば・・・・という仮定で5年先、10年先に稼げるビジネスモデルを作り出さねばならない。

今のビジネスで稼いでいる売上は、次のビジネスの柱を育てるための生活費と資金になる。

これから起業したいシニア(同世代)ならば、何を考えるべきなのだろうか。

私ならば、3つのことから始める! 

会社に出勤する生活から離れるとスーツやネクタイを着る必要が無くなる。夫婦で気取った外食をする時ぐらいかもしれない。この10数年、新しいスーツを購入した事が無い。買った洋服は、ジーンズが多い。ワイシャツは、消耗品であるので2年に一度まとめて買っている。下着などは、3年に一度で済んでしまう。着る物はシニアになると買わなくなる傾向がある。今あるもので十分間に合うからだ。

シニアが起業するとスーツを着だす。ネクタイが必要になる。ワイシャツも新しい物を求め始める。洋服にお金が出て行きやすい。身だしなみが重要だからだ。老いて来ると風貌が悪くなるので身だしなみでカバーする必要がある。起業は最初にお金が出る。出来るだけ自宅にある物を上手く使い切ることを考えないと使わない物が自宅に溢れ始める。

年齢が70歳を過ぎれば働く場所も限られる。アルバイトやパートの仕事では別に身なりを気にする必要が無く、提供されるユニフォームを着用する。身なりを気にする時は暇を潰すためにどこかに外出する時ぐらいかもしれない。TPOに合わせた服装で身綺麗にすることになる。

洋服は溜まりやすい。捨て時を忘れるといつまでもタンスの中で眠ってしまう。使わないと消費されない。先日、ブランドPoloのジャケットを捨てた。ジャケットを着てリュックを背負い続けたらリュックと接する腰あたりが擦り切れてしまった。生地がリュックの摩擦に耐えられなかった。

他のジャケットでは同じようなことが起きていなかったのでこのジャケット特有の弱点であったと思う。ジャケットやスーツなどは長持ちする。頻繁に着続けないと消耗しない。最近、スーツを着た記憶が無い。年に数回着ることがあれば良いほうである。

一度、洋服ダンスに眠っているスーツやジャケットの数を数えてみることをお勧めする。元気で健康なうちにスーツやジャケットは意識して着潰さないと後でもったいなく感じて捨てられなくなる。

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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