63歳の私は、自宅から最寄りの駅まで17分ほどかけて歩いて行く。その途中に数えれば10個余りの下水道のマンホール蓋がある。鉄でできているので晴れた日はその上を歩いても滑らないのだが、これが雨の日であるとマンホールの上で滑ることが多い。足の置き方にもよるが、踵からマンホールの上に落として歩くと確実に滑って転ぶ。

歩道が無い道路沿いに下水道のマンホール蓋がある。ちょうど、道を歩くルートの真ん中にあるため意識して避ける事をしないとマンホールの上に足を下ろして歩いてしまう。鉄のふたは雨の日に滑り易い。

老人は、滑った時にバランスを崩しやすい。足の力が弱いので体制を維持する踏ん張りが出来ない。100%転倒してケガをする。

ずっと今の会社で働き続けられれば良いなあと思っている会社員はど、定年退職が辛くなる。会社に頼って生きてきた生活スタイルが一瞬で消えるからだ。自分で生活費を稼ぐ自信とやり方が分からない。元の会社であれば出来ることが一人になったら何も出来なくなる。商売の仕組みの中でしか自分の役割が見いだせていなかった。

長年勤めた会社を卒業して第二のキャリアをスタートするシニアは新しい世界に入る準備が出来ていない。そのため、色々と失敗をする。すでに定年退職をして1年以上経過しているシニアならば、どのような失敗があるかわかる。

再就職先を探す時に思ってもいない反応が現実の社会からある。自信満々に書いた履歴書ですぐに再就職先が見つかると思っていたら、1社も見つからない。定年退職する年齢は労働者の賞味期限が切れていると社会は判断する。年金を受給していれば、なおさら社会は冷たい。

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歳を取るというイメージに良い印象がない。幸せな老後、良き老後を誰もが求めるがその領域に近づく方法が分からないでいる。でも、今は少しづつ長生きをする条件が見えてきている。日本には、現在、8万6000人ぐらい、100歳以上の高齢者が生存している。普通の生活が出来ている100歳の方と寝たきりの100歳の老人と幅が広い。

長生きをすれば幸せだというわけでもないが、死にたくないという気持ちから長生きをしたいとなる。生への渇望は誰にでもある。老化現象を味わい始めると若くなりたいという欲望と同じように「生き続けたい」という本能的な欲望が頭の中を巡る。

NHKスペシャル(2016年10月29日の番組)は、センテナリアン(100歳以上の高齢者)をテーマにしていた。 

66歳のシニアとしてお金の使い方を気にしている。若い会社員の頃は、ランチは600円ぐらいまでと決めていた。今は、金額で制限を決めてランチを食べることがない。その時の気分とお腹の空き具合で食べたいものを食べている。一般的に老人やシニアは、衣食住のうち衣と住は満たされている場合が多い。食は生きていく上で必須なので一度では終わらない。

横浜の地下街にあるレストランを覗いてみると老人たちが多く見かける場所は、価格が高そうな美味しそうな和食のお店が多い。価格が高いから混まない。ゆっくりと食事ができるという理由からなのだろう。老人が使うお金は食べ物だ。私のような自営業者は、普通のシニアとお金の使い方が違う。

仕事の道具にお金を使う。インターネットビジネスをしているのでパソコンや通信機器だ。いつも使っている物は快適に仕事ができる最高のものを求める。還暦を過ぎてそんな思いが年々強くなってきている。年金生活に入っている高齢者たちはお金を何に使っているのだろうか。

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「清泉寮本館」の写真。宿泊の受付は清泉寮新館になっていた。清泉寮は青少年のためのキャンプ場として始まっていたためかホテルというイメージではなくキャンプ宿泊施設のイメージである。私達夫婦の旅行はホテルで宿泊するのが当たり前であった。清泉寮での宿泊は今までと違った宿泊体験をした。

非日常の生活を味わうならば、キャンプ宿泊施設のような感じのホテルも味があって良い。

過敏性腸症候群と思われる病気になり頻繁にトイレに行く状態になった。大腸肛門センターがある松島病院に行って診察を受けた。過敏性腸症候群は、消化管の筋肉が異常な収縮を起こすことによって生じるという。薬を2週間分頂いて様子を見ていたら、回復に向かった。2週間後に症状を確認するため病院に行ったら、順調に回復していると言われ安心した。

診察の最後に肛門担当医からこんな事を言われた。

 「肛門の筋肉の力が少し弱くゆるくなっている感じがするので肛門括約筋を鍛える運動をしてほしい!」

肛門の筋肉を鍛える?はて、どうやればそんな事が出来るのかと一瞬思った。その時渡された1枚の紙。「自宅で行う肛門括約筋を鍛える練習方法」と書いてある。

電車の中に子供たちが乗っている。昼間の電車の中は、引退したシニアらしき老人夫婦たちも多く見かける。朝は、通勤で会社員だらけだが昼間は老人たちと子供たち、そして、若い母親と赤ちゃんの天国になる。

引退したシニアのファッションは、会社勤めをしていたような服装ではない。今は夏なのでラフな格好だ。ラフな格好なのだが、どうも着ている服にこだわりがあるような感じがしない。まるで隣りに座っている子供のような感じのファッションに思える。

老いてくると高齢者は世間を気にしたファッションをしなくなる。社会とのつながりが薄くなり、自分を気にする人たちがいなく成ったからだ。引退後の服装はどうあるべきかも考えることもない。自宅出来る衣服と外出時に着る服装に注意を払うのが面倒になるようだ。

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高齢者がタブレットを使っている場面よりもスマホを使っているシーンを多く見かける。電車の中を観察するとタブレットよりもスマホを老人が使っている。画面の大きさから言ってシニアはタブレットを好むと思い込んでいた。現実は、スマホであった。

タブレットとスマートフォンの決定的な違いはインターネット接続が自動でできるかどうかである。タブレットの多くはWi-Fi接続でインターネットにアクセスする。スマートフォンは原則Wi-Fi接続ではなく、直接インターネットに接続する。そのため、場所を選ばないでインターネットアクセスが可能になる。Wi-Fi接続のタブレットはWi-Fi環境がある場所でないとインターネットに接続できない。

シニアにとってタブレットとスマートフォンの違いは大きさの違いとしかない認識できない。OSがアンドロイドであろうが、AppleのiOSであろうが違いはわからない。その上、Wi-Fi接続とインターネット接続の意味や違いも分からない。タブレットもスマホもコンピューターであるという事実も気が付いていない。

タブレットとスマホの違いもよく認識できていないシニアがなぜタブレットよりもスマホを使う人が多いのか。4つの理由がある。

老後になるとペットを飼うシニア夫婦が多くなる。子供が巣立って夫婦二人でいるのが物足りないのだろうか。ペットはかわいい。ペットが可愛くなると取り扱いが人間並み以上になる。私たち夫婦はまだペットを飼っていない。

知人夫婦はペット犬を飼い始めた。最初は普通の犬扱いであったが、しばらくすると人間並みに取り扱われ始めた。。犬用の服まで着せ始めた。犬は、ペットというよりも着せかえ人形のようになり始めたのだ。

私達夫婦の目には異常としか見えない!犬の健康管理、衣類、ペットフード、ペット専用の医療保険、トリミングサロンなど人並みの世話が必要になる。ペットを買っていない私達夫婦の目には犬の顔をした人間のように見える。ペットの飼い主が加齢で不自由な体になったり、突然他界したりしたらペットはどうなるのだろうか。

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少子高齢化が進んでいる。昼間の横浜駅界隈は、若者の数よりも老人の数のほうが多いのではという印象を受ける。元気な老人は、人が集まる街中にやって来る。特に駅の近くには老人たちがたむろしている。暇な老人たちが多い。

何処に行っても元気な老人だらけ。老人が増えると老人向けに店舗、サービスが自然と増えてくる。財布の紐が堅い老人にお金を使ってもらうための工夫が求められる。お店でシニアが売り子になって働いている光景が見つからない。社会はまだシニアを労働者として活用できていない。

今の政府は70歳まで働ける労働環境を作ろうとしているが、すべて企業側の努力義務になっている。コロナ感染が治療薬の登場で収まれば、労働者不足が顕著になる。コロナ禍で収益が落ちた業界はコロナ感染が収まったときに急激な人手不足になる。

若い人たちは今以上に雇用が難しくなる。企業の目はシニア労働者に向かうのは目に見えている。

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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