60歳から70歳までは、体力と気力の面でそれほど衰えがない人が多い。気力や情熱があれば、体はそれに付いて行ける。

人生の中で60歳から70歳までの10年間が本当にやりたい仕事を楽しめる最後の時間だろう。70歳を越えると体力や健康状態で問題が発生しやすいので自営業者でも引退を考え始める。その意味合いで60歳から70歳までの10年間は、やりたい仕事をやって仕事を楽しむ事に時間と労力を投資する。

やりたい仕事をやると言ってもやりたい仕事が分からないというシニアは、今までに経験したことがない仕事に挑戦してみる事だ。

どんな世界でも簡単にお金は稼げない。これは事実である。もし、簡単にお金を稼げるならば、誰もがそれをやっている。お金稼ぎは試行錯誤と苦労の連続である。これを認識して始めないとお金は稼げない。

シニアの弱点は、肉体が衰えて行き、肉体労働の仕事が出来なくなるという現実である。足の筋肉が衰えて歩く事で苦労すると会社に通勤が出来なくなる。移動が自分で出来なくなるとほとんどの仕事は出来なくなる。残る仕事は、場所、時間、性別、年齢などで制約がないインターネットの世界での仕事になる。

インターネットは宝の山である。努力する人に微笑んで宝を分けてくれる。一寸やって直ぐに諦めるシニアは対象から外れる。シニアの強みは、暇な時間がある事である。自由に使える時間を使ってインターネットビジネスの仕組みを学び、試行錯誤する時間がある。会社で雇用されている人には、十分な試行錯誤する時間がない。

シニアは時間を味方にしてお金を稼げる機会をインターネットの世界で持てる。

昨夜、愛知県の明治村から横浜まで高速道路を使って帰ってきた。久々に平日の高速道路を自動車で走ったら、意外な状況に出くわした。高速道路が大型トラックに占領されている。なぜ、こんなに多くの大型トラックが高速道路を占有しているのか。

もう一つの発見は、大型トラックの速度だ。80キロで走行しているのだ。それ以上の速度を出してこないため左側車線を列を成して走っていた。いつも、80キロで高速道路を走っている私であるのでどうしても大型トラックに挟まれてしまう。高速道路はサービスエリアぐらいしかゆっくり出来ない。

愛知県の明治村から神奈川県の横浜まで高速道路を走らなかった。途中下車して一般道をドライブした。その理由はローカル色豊かな食産物が販売されている「道の駅」に立ち寄りたかったからだ。時間に追われていないドライブ旅行であるので帰路の度はその日の気分で予定を決められる。

一般道をドライブするのは時間がかかるが窓から見えるローカルな風景を楽しめる。面白そうな場所を見つけては立ち寄れる。高速道路ではこれが出来ない。

若い人たちはシニアの心理やニーズを理解することが難しい。私、67歳でも70歳代、80歳代のシニアのことを心理的に理解できない場合が多い。でも、この4つことをシニアにしてあげれば、シニアは喜ぶ。

67歳のシニア男性として生活の中で失われていることは若者たちとの触れ合いである。世代が違う人達との交流が会社を卒業すると突然なくなる。若い世代の人からの情報が途切れてしまう。今、若者たちの間で何が流行しているのか、わからなくなる。

世代を超えた交流はシニアに新鮮な感覚を与えてくれる。特に若い女性との接点がゼロになる。若い女性を遠くから眺めるだけで会話もできない。老人ホームに入居している96歳の義父がこんな話をしてくれた。週に2回、お風呂に入るとき、若い女性介護士が体を洗ってくれると言う。その時が一番楽しいと言う。

彼にとって若い女性との触れ合いがお喋りをしながら体を洗われるときしか無い。老人ホームの入居者は平均年齢が80歳以上。20歳代、30歳代の若者は介護士になる。自分で動ける範囲が老人ホーム内だけであるからだ。

60歳代の妻たちは、旦那たちと違ってお金について深刻に考えている。妻の年金は旦那より少ないし、それだけでは生活が出来ない金額だ。それ故、旦那が他界した時に一番困るのが妻たちだ。旦那にたくさんの金融資産があれば、相続だけで老後を優雅に暮らせる。

一般大衆家庭では、そんな相続が出来るほど資産を持っていない。旦那の財産相続だけでは老後の生活は苦しい。 家庭での大蔵省である主婦は旦那にできるだけ長く働いて収入を得てほしいと思っている。老後の生活費を楽にするには年金以外の収入が必須であるからだ。もし、旦那が他界すれば妻の生活費は年金だけである。

妻たちはこう考えて手を打っている!

私は63歳。あと2年過ぎれば、65歳になり年金を受給できる。以前から政府は、年金財源を危うんで年金支出を抑えようとしている。最近の政府広報で分かるように年金受給を通常の65歳から70歳に延ばせば月額受給額が40%ぐらい増加するという数字を餌にして年金繰り下げを奨励している。

私は、絶対に65歳で年金を受給する!政府のだましに乗らない!

政府は年金の受給開始を遅らせる「繰り下げ受給」を奨励している。65歳からの年金受給を70歳からにすれば42%の割り増し年金をもらえるが、その一方で税金負担は年33万円も増え、実際の手取りは26%(年間約50万円)しか増えないという試算もある。(引用先:「税金納めるために年金受給」) 

年金は必ず65歳から受給したほうが自分のためだ!政府に騙されるな!

65歳の私が今から介護の心配をするのはまだ早いかもしれないが、時間の問題でどうしても介護される年齢になる。これは誰もが直面する問題である。問題は、それがいつになるかだ。私の理想は、筋トレで健康寿命をできるだけ伸ばして介護される時間を短縮させたい。介護されない体の状態で他界するのが一番良いが、それは予測できないし、期待もできない。

多くの高齢者は、自分の老後を心配しながら老人ホームに入るためのお金を貯めている。それだけのお金がある老人は良いのだが、金融資産が不十分な老人は、別のことを考えざるを得ない。

貧乏人は麦を食え!と元首相が言ったが、私は「貧乏老人は筋トレを定期的にしろ!」と言いたい。老人ほど定期的な運動をすることで医療で発生するお金を節約できるからだ。健康を維持するコストと介護されるコストを比較すると健康維持コストがかなり安くなる。

65歳以上の高齢者で介護を必要とする人数が657.4万(2020年度)

家内の父親を週に一度介護支援で訪問している。義父はこの夏の猛暑が体に悪影響を及ぼし、精神的にも弱気になった。今までは、まだまだ、一人で生活が出来ると自分の体に自信を持って話していたのだが、この猛暑は体に響いたようだ。私たち夫婦も猛暑で体調を崩すぐらいであったから当然だと思う。来年中に実家を離れて介護付き老人ホームに引っ越しをしたいと言い出した。

以前から介護付有料老人ホームの候補を探しておいてくれと頼まれていたのでこの秋にでも体験宿泊をしてみてはと話をした。実際の介護付有料老人ホームを体験させないとどんな生活であるかを義父は理解できないだろうと思うからだ。もし、私達が候補に上げた老人ホームが気に入らないならばすぐに次の候補を探す必要がある。

介護付有料老人ホームへの1泊宿泊体験は、老人ホーム側に1本電話を入れれば手続きは済む。たいした手間ひまではない。問題は、実際に介護付有料老人ホームに入居すると決めた後の実家をどうするかだ。

誰も住まなくなる実家をどうすれば良いかなあ!

時々、ランチを終えた後に散歩をする。散歩と言っても公園を歩くのではない。ヨドバシカメラのお店で何か新しい製品がないかを探す。女性は、デパートに行く頻度が高いが、男性は、家電量販店に足を運ぶことが多い。私が行く場所は、パソコンのフロアーである。新しいパソコンを触りながら何がどう変わったのかを調べる。

実機を触ってみないとパソコンの良さはよく分からない。特に、キータッチは触ってみないと感覚がつかめない。パソコンで気になる箇所は、いつも使うキーボードである。キータッチが感じが良いと疲れない。ブログを書くときも快適に書ける。

このパソコンは買いたい!と思う時がある。だが、・・・

「ほしい!」という感情と投資対効果

スターバックスのカフェでブログを書いていた。夢中になってキーボードを叩いていた。突然、左の方向から、「やかましい!」という一声が聞こえて来た。横を見ると40歳代後半の女性が本を読んでいた。その人を見てもその女性はこちらを見ないで本を読んでいる。一体、誰が声を出したのだろうか?と思いながら引き続きブログを書いていた。

15分後に二つ席横にいたその女性が、突然、立ち上がってコーヒーカップが乗っているトレーを持って素早く店の奥に小走りに消えて行った。この時点で、「ああ、私のキーボードが出す音がやかましかったのだ!」と分かった。

周りでは、色々な雑音がしていたのだが・・・

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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