働きたい高齢者、雇用されるか、起業するしかない

仕事が無いから日中の時間を無駄にしてしまうという定年退職後のシニアは精神的に不安定になる。仕事を探しても年齢の条件でほとんどが再就職がだめ。そんな現実に途方に暮れる。自分のリソース、売りが生きる仕事が見つかるようにするにはどうしたら良いか。そんな事を考えるのだが、都合よくは世の中は動かない。

今、65歳ならばあと5年は健康に気遣いながら働く必要はない。体力的にまだ十分働ける。65歳から70歳の間に自分でお金を稼ぐ経験とスキルを身に付ける必要がある。この5年間を無駄にすると70歳以降は、つまらない誰にでも出来る嫌な仕事しか見つからなくなる。面白い、楽しめる仕事をしたいならば、自分でビジネスを始める事である。

再就職先は直ぐには見つからないから、まずは目的をもってアルバイト先を探すことである!どうすれば良いのか?

介護付き有料老人ホーム、ベネッセと木下の介護付き老人ホームを比較

家内の父親から介護付き有料老人ホームを探してほしいと依頼された。義父は義母が老健でリハビリ中であるため一人で生活をしている。91歳の老人がなんとか一人で生活ができているが、先日、部屋で転んでしまい自分で起き上がるのに苦労したという出来事があった。

以前の義父は自分の体に自信があった。転んでも起きれると思っていたらしい。実際に転んでそれがかなり難しいことを学んだようだ。

週1度は私たち夫婦が義父の自宅に1泊2日で訪問している。それ以外は、彼一人で生活をしている。91歳の老人であるため自分で介護付き有料老人ホームを探せない。足が衰えているので外出も近所のコンビニまでだ。

週1度の訪問時に色々と義父に頼まれる。今回は、介護付き有料老人ホーム探しだ。<=(3年前の状態)

今は私たちが住む場所から自動車で20分以内の場所にある介護付き老人ホームで入居生活を夫婦でしている。義父96歳、義母93歳である。私の親族で90歳以上生きた人はいない。実際にそのような老人に会って話を聞いたり、様子を見たりするのは学びが多い。

老人ホーム入居後の親の様子:肉体、精神状態、健康

義両親(妻の両親)が夫婦そろって同じ老人ホームに入居して義父は2年、義母は1年が経過した。二人とも老人ホームの環境に慣れたようだ。月に1度面会をしている。自宅に近い場所にある老人ホームであるので時々頼まれる買い物を自動車で届けることが月に2回ほどある。老人ホームに代行させると余分なお金が発生するので私たち夫婦がやっている。

老人ホームに義両親が入居してくれたおかげで私たち夫婦の介護に掛ける時間と労力が80%ぐらい軽減した。今やっていることは(1)面会と(2)買い物代行だけである。自宅には老人ホームのスタッフから義両親のやらかした出来事を逐次知らせてくれる。その度にこちらで判断したり、施設にお願いしたりする手間が発生する。

老人ホームは介護で一番大変な見守り、生活活動のお世話、食事、入浴、健康、掃除洗濯などをやってくれる。その分高額な費用が発生するが、義両親のお金で賄っている。義父は96歳、義母は93歳。二人とも100歳まで生きられるか定かでないが、既に平均寿命を超えている。

義両親の様子は面会時である程度わかる。顔色、会話、体力、健康状態、精神状態などは対面すれば読み取れる。時間の経過で驚くような事が起きる。それが私たち夫婦の不安材料になる。

コンビニのセブンイレブンやローソンがシニアを雇用し始めている

人手が必要な業界の一つ、コンビニ業界は積極的にシニア層の人材を雇用し始めている。特にセブンイレブンとローソンはシニアに合った仕事環境を整えようとしている。

コンビニで働き始めたシニアがすぐに辞めてしまう現象がある。コンビニ業務は多岐にわたり、公共料金の収納代行から宅配の受付、品出し、フライヤー(揚げ物商品)の管理、清掃など、マルチタスクは当たり前になってきている。そんなシニアを辞めさせないためにセブンイレブンでは仕事の分業をしている。

  1. レジ担当業務
  2.  発注・売り場作り
  3. 清掃

シニアを雇用する上で年齢制限はない。健康で体力があれば誰でもアルバイトが出来る。直ぐにでも働きたいというシニアはコンビニでの仕事に挑戦してみてはどうか。雇用される立場であるのでバラ色の仕事ではない。今の自分の能力と体力で対応が可能かどうかを試してみる価値がある。

スーパーマーケットのレジ仕事はシニア男性には無理(出来ない)

いつも立ち寄る駅近くにあるスーパーマーケットで研修社員が先輩たちの指導下でレジ打ちを体験していた。数人の若い男性がレジでお客さん対応をしていたが、女性と比較しておぼつかない。自宅で家事をする家内の行動を見て女性はマルチに仕事をする事が出来るが、男性は一つの事に集中して一つづつこなして行くのが得意だ。

若い男性研修社員は先輩の女性社員に注意されながらレジを操作していた。その様子を見てとても私は出来ないと自覚した。頭と体が柔軟な若い男性社員でさえもこうだ。とても、シニア男性が出来る仕事ではない。

たまに熟練の中高年男性がレジ打ちをしている。その人はお店の店長であった。経験値があるのでレジ打ちは簡単なのだろう。不慣れなアルバイトのシニア男性ならば、ミスの連続でお客さんが怒り出すのではといつも想像している。

スーパーマーケットにも技術革新が広まって来ている。最も進んだスーパーマーケット店ではレジ打ちスタッフがいない。無人店舗になっている。店舗にいるのは無人店舗のシステムに異常が発生したときや泥棒などの被害にあったときに働くスタッフである。技術が高度化しているのでシニアには太刀打ちができない。

セルフ・レジ・スタイルのスーパーマーケット店舗があるが上手く行っていない。操作面で出来る人と出来ない人が生まれてそれを支援するスタッフが常駐することになる。セルフレジの操作も人によって遅い場合がある。それでセルフレジに長蛇の列が生まれることもある。

レジ対応のスタッフはレジで何か問題があるとレジ操作に詳しい人を呼ぶ。それでお客は待たされる。気が短いシニアのお客ならば、怒鳴り声を出す。その対応にシニア男性がついていけるだろうか。