老後の楽しみ方を見失ったシニアはどうするべきか?

人間は不思議な動物だ。意識を一つの事に集中すると難しい事が簡単に出来るようになる。目標を決めてそれを達成しようとする強い意志が集中力を増し、目標達成への糸口を探し続ける。諦めない心が働いて時間が経つのを忘れる。気が付いたら、目標が達成されていたという事が起きる。

未来予測は誰も出来ないが、強い思いがこうありたいという自分の人生を形作って行く。これは確かだ。

人生の目標と言うか、生きがいを見失ったシニアは多い。今までは、子供の教育と住宅ローンで一生懸命会社勤めをしてきた人生であったのだがそのお役目が終了した時点で自分を見失う。旅行、グルメだけでは、暇な時間は埋まらない。心を何かに没頭させる目標が必要になる。

シニア定年退職:思いっ切り好きな生き方に挑戦してみては?

この世の中で確かなことは、生まれてきた事と他界する事だ。この2つの事実は、誰もが好き嫌いなく認めざるをえない。どんな人生を送っていても最後は皆同じ運命が待っている。旅の終わりだ。生まれてから旅が始まるが、どんな人生の旅であっても皆同じ終着駅に着く。

皆が同じ終着駅に着く前に途中下車して今まで出来なかったこと、やりたかったことをやる機会がある。健康で元気なうちに出来なかったこと、やりたかったことを思いっ切りやってみるチャンスが有る。定年退職は、そんな時だ。一番決断がしやすい。

自分の欲望を抑えて世間の常識の範囲で生きてきたシニアならば、定年退職後に自分の欲望を開放してみてはどうか。

歩き方で老人の筋力を見分けられるか?

後ろ姿から老人の歩き方をすぐに見分けられる。老人の歩行能力からその人の筋力の強さが分かる。歩行能力は、体全体の筋力に結び付いているからだ。一般的に言われることは、歩いているときに他の人にどんどん抜かれていってしまう人は、体の筋力弱体化で老化が進んでいる人である

体全体の筋力が衰えてくると足の歩幅に出てくる。歩幅が狭くなり、普通に歩いていても速度が出ない。歩行は、体全体の筋力をバランス良く使って行われる。足の筋力が大丈夫でもバランスが取れなければ歩けない。

街中を歩いている高齢者の後ろ姿を観察してほしい。トボトボと前かがみに歩いている老人を多く見かけるはずだ。なぜ、そうなるかを考えて見る必要がある。10年後の自分の姿がそうならないために今から対策を取る必要がある。

年金収入以外のお金を65歳過ぎのシニアが稼ぐには?

年金収入以外のお金が毎月入る仕組みがあると老後の生活で経済的な不安が和らぐ。65歳以降は、アルバイトやパートが主な収入源になるのだが、70歳を過ぎても働き続けられるかが節目である。体力と健康が維持できて継続してアルバイトやパートが出来る雇用先を確保出来ればの話だ。今は人手不足であるため、若い人材を雇用するのが難しくなっている。70歳を過ぎた高齢者も働き続ける環境ができつつある。 

ただ、

時間の問題で雇用先の事情で雇い止めに会う。そうなった時に自分で小遣い稼ぎが出来る仕組みを作り上げれば、それほど確かなお金稼ぎはない。誰もができるというものではないが、挑戦するとしない人では100%の違いが出る。

誰かに雇ってもらう労働収入は時間的な終着点がある。自分で作り出すビジネスは自分で終着点を決められる。

なぜ60歳よりも65歳からの5年間の人生を最も充実させねばならないか?

なぜ、65歳からの5年間の人生が重要であるのか。

65歳からは、本当の自分の人生を歩み始める第一歩であるからだ。誰もああしろ、こうしろとお世話をする人はいない。自分の人生を好きに作れる。年金受給が始まるので経済的に多少は楽になる。金銭的に余裕がないシニアならば、余裕を生み出すことをやれば良い。夫婦で老後の生活をどの様にしたいかをじっくりと話し合う年齢だ。

65歳から5年間の人生は、健康や体力の面であまり問題を抱えない。足の筋力が衰えても普通の生活が出来ないほど衰えない。やりたいと思ったことがまだできる体だ。70歳以降のシニアは、健康面で問題を抱え始める。老化が進むのだ。そうなる可能性が少ない65歳からの5年間の人生を夫婦で満足が行く使い方をしなければ後で後悔する。