老人はどのようにして孤独を避けているのか?

 

地元(ローカル)のカフェ&バーでランチをした。Yiuzurihaという名前のお店だ。横浜国立大学の学生が運営している。ここのランチ(パスタがメイン)が凄く美味しい。コーヒー付きで650円と安い。店員が現役大学生の女性だ。可愛い!

営業時間帯が学生の都合でこんな感じだ。

月-水、金、土: 12:00-22:30
木、祝前日: 17:00-22:30
日: 12:00-17:00
定休日:祝日

ローカルのお店であるのでお客さんが地元の高齢者や中高年のおばさんが多い。それに、横浜国立大学の学生だ。

常連のおじいさんもYuzurihaカフェにやってくる!

ランチのパスタは、サラダが先に出てきてメインディッシュのパスタ、そして、コーヒーと続く。これで650円だ。カウンター席と二人用の先、そして、4人用のテーブルとある。Cozyな空間だ。12時頃に行くと満席で混んでいる。いつも、13時過ぎにランチを食べに行くことにしている。席が空き始めるからだ。

常連客のおじいさんがいつもカンター席でランチをしている。時々、店員の女子大生に話しかけているが、会話が続かない

彼はもう70歳後半から80歳に近い年齢ではないかと私は思っている。会話には、女子大生の名前が出てくるので常連だということが分かる。私は、数回、たまにランチを食べに来るだけで長居をしていない。前回顔を会わした店員の女子大生は、私に気が付いてくれていた。

食事をしながら、コーヒーを飲みながらおじいさんが何度も彼女たちに話しかけている。会話は、一往復で終わる。時には、会話が成り立たない場合もあった。老人と若い女性では、話をしたくても会話になる話題が見つからない

一往復の会話、沈黙、一往復の会話、そして、沈黙。こんな感じで女子大生店員とおじいさんの会話が続く。聞いていておじいさんの心情が肌で感じてくる。おじいさんは、若い人たちと会話をしたいのだ。このカフェ以外で若い女性たちと会話ができる場所は、スーパーのレジ担当の女性だけかもしれない。

老人になると孤独がやって来る。

暇な老人は、どこかに居場所を探す。時間はたくさんある。1人でいるよりも誰かが相手をしてくる場所を求める。地元のカフェは居酒屋と同じで顔馴染みになれば、居心地が良くなる。

ただ、

相手が現役の女子大生となると居酒屋のおばちゃんとは違う。

横浜駅から相鉄線で8分ぐらいで着く和田町駅から歩いて3分ぐらいの場所にある。和田町商店街の端に位置する古いビルの2階にひっそりとYuzurihaカフェ&バーがある。 商店街の道に面した入り口に看板がある。これを見逃すと場所が分からなくなる。

Yuzurihaカフェ&バーは、地元の中高年と横浜国立大学性でビジネスが成り立っている。老人の男性は、若い現役女子大生が目当てでやって来るのかもしれない。若い女性と話をしたいと思っているシニア男性ならば、利用するだろう。 

シニア男性で伴侶の奥さんが他界しているならば、寂しいに違いない。自宅にいても女性を感じる雰囲気はない。若い女性との接点を求めて外でさまよい歩くシニア男性が多いだろう。 

シニアは若い人たちとの接点を求めているのだが、接点があっても共通の会話ができる話題が少ない。現役を遠い昔に離れたシニアは皆そうだ。若い人たちとの接点がないから若い人たちが何に興味を持っているのかも分からない。現役でビジネスをやっている経営者であるとまた違う。

ビジネスの延長線に必ず若い労働者がいるからだ。雇用している新入社員かもしれない。顔を合わすお得意さんの社員かもしれない。社会で役割を果たしているシニアであると時代について行っているので若者たちとの会話も成り立つ場合が多い。 

若者たちが運営するカフェ&バーは、普通の退役シニア男性にとって砂漠の泉かもしれない。