70歳以上で起業する意味があるか?

70歳でビジネスを始める高齢者にまだ巡り合っていない。既に起業して70歳以上になっている現役の経営者には巡り合っている。60歳代でビジネスを始めるシニアは多いが、70歳代では非常に限られる。

62歳で自分のビジネスを展開している私でも70歳になってから起業をしたいとは思わない。その理由は、非常に簡単だ。

体が持たない!

70歳代の人生は60歳代に築いたビジネスで楽しむことだ!

高齢者になるとお金を使って買いたいという欲求が減少する。普通以上の生活を送っている人ならば、お金に対する価値観が変わってくる。生活でお金が必要な年齢(20歳代から50歳代)は欲しい物や体験したいことで溢れている。その欲求を満たすにはどうしてもたくさんのお金が必要になる。お金を稼ぐこと、貯めることが生活で優先される。

年金をもらい始める年齢になると自分の人生を見直し始める。今まであくせくとお金稼ぎをしてきたが、お金だけが人生でないことを感じ始める。加齢から来る感覚の鈍りだけでなく新しいものや事に対して好奇心も薄れてくる。積極的にアクションを取る強い動機付けが少なくなる。 

日常生活を送る上で必要なものは満たされている高齢者は、お金を使うことが少ない。62歳の私でも買いたいものが殆どない。ほしい、ほしいと思っていたChromebookパソコンは、既に購入済みで今使っている。仕事の道具として購入した。仕事がなければ、購入していなかったという背景がある。

老いからくる体の劣化は、若者たちが求める物欲を遠ざける。物欲よりも体を快適にしてくれる環境と時間を求め始める。ビジネスを始める時は、強い動機付けと情熱がないと始まらない。70歳という年齢になった時に残りの人生を使い果たすぐらいの使命感と情熱がない限り、体力を失い始めた体が起業を思い止まらせる

起業するならば、60歳代のうちだ。

定年退職の年齢が60歳から65歳に延長する会社が増えてくる。60歳で退職して起業するような意気込みでビジネスプランをテストマーケティングすることだ。実際に定年退職を迎える65歳になった時に60歳のときにテストマーケティングした経験を活かす。

65歳から70歳になるまでにビジネスを安定化させて、70歳以降は売上や利益に囚われないでビジネスを楽しむ事に気を使う。70歳代は、老化との戦いになる。健康寿命を伸ばすことに時間と頭を使う。稼いだお金は、いつこの世を旅立っても良いように使いたい時にタイミングよく使う。

「美味しいものを後に取って置く」という時間の余裕がないのが70歳代だからだ。70歳代、80歳代、90歳代を過ぎるに従って友人、知人、親戚がこの世から消えて行く。お金を沢山稼いでも自分のために使う時間がないという老人起業家に成らないことだ。

 

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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