70歳以上で起業、挑戦する価値があるのか?

70歳でビジネスを始める高齢者にまだ巡り合っていない。既に起業して70歳以上になっている現役の経営者には巡り合っている。60歳代でビジネスを始めるシニアは多いが、70歳代では非常に限られる。

67歳で自分のビジネスを展開している私でも70歳になってから起業をしたいとは思わない。その理由は非常に簡単である。体が持たない!シニア起業はお金がほしいという理由だけでは始められない。若い人たち以上に情熱、体力、独自性、意志の強さを試される。70歳代よりも60歳代、60歳代よりも50歳代。起業する年齢が若ければ若いほど挑戦する時間に余裕がある。

70歳代のシニアには2つの大きなリスクがついて回る。

  1. 健康と体力
  2. 気力と情熱

これらの要素は年齢に従い弱くなる。80歳まで生きていられる確率も下がる。70歳代のシニアは仕事を趣味のレベルまで落として楽しむことである。健康寿命が80歳まで至っていない。現時点で72歳ぐらいである。残る余生は時間的に短い。短い余生を如何にして楽しむべきかを考えるとお金を沢山稼ぐために仕事をするという要素は強くない。

60歳代で起業するならば、少なくとも10年以上の時間的余裕がある。新規ビジネスは助走する期間が長い。1年でビジネスが上手く立ち上がるのは稀である。最低3年間は産みの苦しみを味わう。その意味合いで情熱と体力は必須になる。

70歳代の人生は楽しめる仕事をすべき

高齢者になるとお金を使って何かを買いたいという欲求が減少する。普通以上の生活を送っている人ならば、お金に対する価値観が変わってくる。生活でお金が必要な年齢(20歳代から50歳代)は欲しい物や体験したいことで溢れている。その欲求を満たすにはどうしてもたくさんのお金が必要になる。お金を稼ぐこと、貯めることが生活で優先される。

年金をもらいながら物欲を満たす年齢でなくなる70歳代

年金をもらい始める年齢になると自分の人生を見直し始める。今まであくせくとお金稼ぎをしてきたが、お金だけが人生でないことを感じ始める。加齢から来る感覚の鈍りだけでなく新しい物や事に対する好奇心も薄れてくる。積極的にアクションを取る強い動機があまり湧いてこない。 

日常生活を送る上で必要な物が満たされている高齢者はお金を使うことが少なくなる。67歳の私でも買いたい物が殆どない。ほしい、ほしいと思っていたChromebookパソコンは、既に購入済みで今使っている。仕事の道具として購入した。仕事がなければ、購入していなかったという背景がある。

欲しい物は体の衰えから来るから体の機能を助けることぐらいである。例えば、今日はメガネのレンズを交換する注文を出した。中近両用メガネのレンズを新しいレンズに変える。新しいレンズはES設計(被写界深度延長設計)により近視・遠視別に累進デザインを最適化できる。その結果、従来の遠近両用レンズ以上に横の視野が広がって見える。同時に目の疲労を和らげる効果がある。

仕事で室内専用のメガネ(中近両用メガネ)を使用する時間が長い。外を歩く時は遠近両用メガネで、仕事をする時は中近両用メガネにになる。2枚のレンズ交換で2万円以上になる。眼鏡市場などの安売り店では取り扱っていないため、取扱店を探して注文した。

老いから来る体の劣化は若者たちが求める物欲を遠ざける。物欲よりも体を快適にしてくれる環境、ツール、時間を求め始める。ビジネスを始める時は強い動機付けと情熱がないと始まらない。70歳という年齢になった時に残りの人生を使い果たすぐらいの使命感と情熱がない限り、体力を失い始めた体が起業を思い止まらせる

65歳定年でシニア起業を考える人が増える

定年退職の年齢が60歳から65歳に延長する会社が増えてくる。60歳で退職して起業するような意気込みで自分が考えているビジネスプランを定年退職前にテストマーケティングすることである。実際に定年退職を迎える65歳になった時に60歳の時にテストマーケティングした経験が生きる。

65歳から70歳になるまでにビジネスを安定化させて、70歳以降は売上や利益に囚われないでビジネスを楽しむ事に気を使う。70歳代は老化との戦いになる。健康寿命を伸ばすことに時間と頭を使う。稼いだお金はいつこの世を旅立っても良いように使いたい時にタイミング良く使うことである。

シニア起業の目標は年金プラス月額10万円以上を稼ぐ。これぐらいの目標がシニアの体力と気力に合っている。無理をせず、程良い負担度で仕事と生活が出来る。月額10万円の売上は小遣いビジネスの領域である。大手企業やベンチャー企業が参入しても旨味がない市場である。

アルバイトやパートでも月額10万円ぐらいは稼げる。違う点は自分の裁量ですべてをコントロールできる点である。雇われ身は肩身が狭いがビジネスオーナーは気分が良い。

結論

「美味しい物を後に取って置く」という時間の余裕がないのが70歳代。70歳代、80歳代、90歳代を過ぎるに従って友人、知人、親戚がこの世から消えて行く。お金を沢山稼いでも自分のために使う時間がないという老人起業家に成らないことである。お金よりも貴重なのは自分が生きられる時間である。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。