老人が犬を飼う、自分が他界したら犬のペットはどうするの?

老後になるとペットを飼うシニア夫婦が多くなる。子供が巣立って夫婦二人でいるのが物足りないのだろうか。ペットはかわいい。ペットが可愛くなると取り扱いが人間並み以上になる。私たち夫婦はまだペットを飼っていない。

知人夫婦はペット犬を飼い始めた。最初は普通の犬扱いであったが、しばらくすると人間並みに取り扱われ始めた。。犬用の服まで着せ始めた。犬は、ペットというよりも着せかえ人形のようになり始めたのだ。

私達夫婦の目には異常としか見えない!犬の健康管理、衣類、ペットフード、ペット専用の医療保険、トリミングサロンなど人並みの世話が必要になる。ペットを買っていない私達夫婦の目には犬の顔をした人間のように見える。ペットの飼い主が加齢で不自由な体になったり、突然他界したりしたらペットはどうなるのだろうか。

主人とペットの寿命

寿命が30年以上あるインコやオウムをペットにすると自分が他界した後に取り残される。犬や猫は10年ぐらいの寿命だが、70歳以上の老人が飼い始めたらペットの方が寿命が長くなる場合がある。

犬のペットは会社員と同じ運命

寂しい老人はペットを自分の都合のためだけに飼う。会社が社員を雇用するときと同じである。必要がなくなれば、適当な理由(会社の構造改革)という理由でリストラをする。リストラをされた社員は雇い主に対して何も反抗は出来ないでいる。ペットも同じである。飼い主が良ければペットの老後のことも考えて飼ってくれる。

ペットが自分よりも長生きをした時にそのペットをお世話してくれる人がいれば問題は少ないのだが、多くの場合はリストラされる。世話を引き継いでくれた親族がいても元の飼い主と同じように愛してくれるとは限らない。ペットにとっては生きる環境が悪くなる場合がある。

こんなページを見つけた、「飼い主の死後、ペットはどうなる?遺贈や死因贈与での引き継ぎの進め方を詳説」、飼い主の死後にペットはどうなるのだろうか。

自分たちの都合だけで生き物を遊び道具にする

自分たちの都合だけで生き物を遊び道具にしてしまうのが人間である。もし、ペットが人間の言葉を話したら今のようなペットの取り扱いは出来なくなるだろう。ペットは見ているだけで確かに心が落ち着く。寂しいシニアにとっては、一方通行の良き話し相手になる。口答えはしないし、適当に対応してくれる。

飼い主もペットも健康で元気であれば、一緒にいるだけで幸せを感じる。でも、最悪の事態を想定してペットの生活をどうするかを考えてからペットを飼うべきか、選択するべきだろう。ペットのことを本当に心配する飼い主ならば、自分の死後のペットのお世話をどうするか準備しているはずだ。

孤独から逃げるためにペットを飼うシニア

ペットも老いていく。健康障害でペットが動けなくなったらペットの介護で大変だ。自分の介護を優先するべきか、ペットの介護を優先すべきか、戸惑うかもしれない。ペットは、人間の言葉を話さないから飼い主に本当のことを伝えにくい。猫にしても犬にしても彼らの生活は飼い主に依存する。自分の孤独を避けるためにペットを飼うのは本当に良いのだろうか。

ペットを飼い出すとペットと一緒に出かけられなくなる。旅行をするにしてもペット同伴はお断りの宿も多い。私達夫婦は、旅行が好きだ。そのため、ペットは飼わないことにしている。ペットの生命を犠牲にしてまで自分たちの人生を楽しもうとは思わない。

ペット無しでは生きていけないほどペットに依存している老人を見かける。ペットへの投資金額が自分への投資金額よりも多い生活になっている。若い家族が犬や猫などを飼うのはそれなりに意味があると思う。先が短い老人がペットを飼うのは、ある意味でペットに対して無責任かもしれない。

結論

  • 老後になるとペットを飼うシニア夫婦が多くなる。
  • ペットに依存する生活が私の目に異常と映る。
  • 寂しさだけで生き物を自分の犠牲にする飼い方はまずい。