退職後のシニアが新しい自分を作り直す方法とは?

自分が生活する世界は絶え間なく変化している。定年退職もその一部だ。永遠に同じ会社で同じ仕事をしていることはない。変化は絶えず自分の周りで起きている。定年退職は一つの人生の節目。今までの自分の殻を打ち破る機会が提供される。今までの殻を破るには、苦痛と前向きな努力が要求される。経験したことがない世界に一歩足を入れないと駄目だ。

新しい自分を作り直すには、新しい環境に自分を置いてもがき苦しむプロセスが必要である。重要なのは、もがく事を止めないこと。ビジネスの世界で言われている事でこんな言葉がある。「諦めた時点で失敗が確定する!諦めなければ、失敗していない。」

新しい人生で失敗を恐れてはいけない。過去を振り返れば、失敗の連続ではなかったのではないか。今更、新しいことで失敗しても怖がることはない。失敗はその行為を諦めた時に確定するから。

充実感がなく、精神的にみじめな状態から生き返る

名刺がない生活、通勤する場所がない生活、自宅でゆっくり出来ない生活、暇で暇で苦しむ生活が続く。定年退職後にやりたい事が定まっていないシニアはみじめな生活を送ることになる。将来に対する不安が日増しに増強してくる。奥さんからは、煙たがれる。何一つ良いことが周りに起きない。引退生活を楽しむにしても楽しみ方を知らないシニアが多い。

私も同じだろう。今の仕事がなければ、精神的にみじめな状態に置かれていると思う。

生き返るための第一歩:子供の頃の夢を実現させる

やりたい事さえあれば、新しい自分を作り直せる。やりたい事は、雇用先が与える仕事ではない。自発的にやりたいと思う仕事のことである。体の奥底から生まれてくる感情である。やりたい事を探すには、子供の頃の夢を思い出すことである。子供の頃、夢を見たことが大人になって実現していない人がほとんど。今、その夢を実現させる機会が提供されている。

子供の頃の夢には、新しいパワーが宿っている夢追い人は死ぬまでその夢を追いながら人生を終わるのだが、そのプロセスに喜怒哀楽があり、新しい人生を味わえる。

小学生の頃の夢、中学生の頃の夢、高校生の頃の夢、大学生の頃の夢、新入社員であった頃の夢を思い出してほしい。それらの夢の中からどの夢を実現させたいかを決めるだけで良い。

私は、自分の職業を決めて人生を送ってきていない。人生の節目に浮かんだ夢を実現するために職業を選んだ。最初から独立自営の道を選んでいなかった。世間一般に会社に入社してサラリーマンになることが当たり前と思っていた。

自分の得意を活かす

私が独立自営の道を選んだのは、社内ベンチャー制度で新しいビジネスを作り出すことが出来たことからだ。自分にも経営者の素質があるのだと悟ったのが原因。意識をしていないうちに自然に自分を起業の道に向かわせていた。最終的に起業の第一歩を出せたのは、起業しか自分が生きていく道が残されていないと感じたことである。それと同時に新しいビジネスの種を見つけていたこと。

誰もまだこの種でビジネスをやっていないと言う事を知って、このチャンスを掴まないと二度と起業は出来ないと悟った崖っぷちに自分を追い込んで神様に背中を押されて起業した経緯がある。

一度起業して自分の力だけでお金を稼ぎ出すと人生が面白くなる。会社員時代は、お金は自動的に毎月銀行口座に振り込まれるだけ。いつも決まった金額が振り込まれる。生活の安定と安心はあるが、お金を稼ぐ喜びは味わえなかった。誰にでもお金を稼げる世界に私たちは住んでいる。新しいことに挑戦しないと新しい世界のことは分からない。

自分が過去に抱いていた夢は、新しい世界への入口になる。その入口が定年退職やリストラにあった時に開く。

ピンチがチャンスと思うこと!

会社を卒業したときが65歳であれば、年金受給が始まる年令になる。年金を頂きながら何かをやる生活が老後の生活として最高であると私は思っている。できれば、自分のスキルや知識を使ってお金を稼げれば経済的に余裕が生まれ、やりたい事がやりやすくなる。

それが理想であるが、現実は真逆かもしれない。年金受給額が少ない人は働き続けないと生活が出来ないピンチになる。雇用されていたときの給与と同等の収入を生み出すのは難しい。どうしてもアルバイトやパートの仕事を掛け持ちでやらないと満足が行く収入にならないという人が多いかもしれない。

経済的なピンチと健康障害による精神的、肉体的な落ち込みで余生がバラ色に見えなくなる。何のために生き続けるのだろうかと思い始める。老人になるということは、経済的にも肉体的にも社会の弱者になるということである。今までの人生の中で一番不安な人生になる。

ピンチはチャンスという言葉がこんなときに生きる。尻に火がついていると人間は必死になってその火を消そうと努力する。ちょっとした可能性に活路を求めて試行錯誤をする。その過程で突然ピンチがチャンスに変わる瞬間がある。それに気づくのは過去を振り返ったときである。

65歳になる前に何度もピンチを味わっている。そのピンチから逃れるために今自分がやれることをやり続ける。そうこうやっているうちに65歳になってしまい、年金を頂き始めた。今までは事業収益だけで生活をしてきた。ビジネスが上手く行っている時は精神的に余裕が生まれるが、ビジネスがピンチになると赤字をどのように補填すべきかを考え始める。

事業収益が生活費になるので収益が減ると生活が不安になる。その不安を感じながら65歳になり、年金で救われ安心感が生まれる。年金収入を生活費に使うことでビジネスに不安なく没頭できるようになる。必死になってピンチから逃れようと努力すると必ずチャンスが訪れる。

チャンスを求めてやり続けることで今まで見えていなかった新しい道が見えてくる。

結論

  • 新しい自分を作り直すには、新しい環境に自分を追い込んでもがき苦しむプロセスを経験する事だ。重要なのは、もがく事を止めないことだ。
  • やりたい事さえあれば、新しい自分を作り直せる。
  • 子供の頃、夢を見たことが大人になって実現していない人がほとんどだ。今、その夢を実現させる機会が提供されている。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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