老人になると自宅の掃除、特にトイレや浴槽が出来なくなるがそれが意味している事は?

普通の生活が出来ている人ならば、自宅の掃除で困ることはない。ただ、やらないだけだ。老人になると掃除をやりたくても出来ない体になり、どうしようもなく戸惑う。こんな簡単な掃除もできない体になってしまったと。そんな思いが脳裏に走る。私は、まだ、そのような体になっていないが私の義父92歳は、まさにそのような体になっている。

週に1回私たち夫婦は、義父が済む実家に1泊2日で介護支援に行っている。もうすぐ、2年が過ぎようとする。私の役割は、自宅の掃除だ。1階と2階を掃除機で30分ぐらい掃除する。義父は、掃除を使って掃除もできない体になっている。92歳という年齢から言えば、個人差はあるが、出来ない体の老人が多いだろう。

体力が衰えて、力がいる掃除、特にトイレと風呂場の掃除ができない。私たちは、特にトイレの掃除を念入りにやっている。風呂場は毎日はいらないという義父だからだ。トイレは、1日何度の使用するから汚れやすい。トイレが綺麗であると感じが良いからだ。こんな現実が、後、20年先にやってくるのは確かだ。

トイレの掃除は誰もが嫌がるが、綺麗になると誰もが喜ぶ

老人がトイレを掃除できなくなるとトイレの汚れが累積してひどくなる。使っている本人は、トイレを掃除して綺麗にしたいと思っているのだが、掃除をするだけの力がない。仕方がないのでそのまま汚いトイレを使い続けるということになる。汚いだけなく、匂いも強くなってくる。トイレは、1日に最低でも1回、2回は使う。生活に密着している。

1週間の累積したトイレの汚れと強い匂いを私たち夫婦は、行く度に綺麗にしている。老人であればあるほど住む環境は清潔できれいな環境でありたいと願うはずだ。自分で出来ればいくらでも掃除ができ、清潔に綺麗にすることが出来る。それが自分でできないという悔しさが老人になると必然的にやって来る。

その意味では、ある程度の年齢になったら自活することをやめて介護支援付き老人ホームやグループホームなどで生活をする必要が出てくる。そのタイミングは、まだ、自分は自活が出来ると思っている年齢のときではないか。新しい環境での生活に移る時は、余力がまだ体に残っているときだ。自宅の掃除が出来なくなった時点がその目安ではないか。

自宅の掃除ができない、疲れる、辛いと感じたら家族の支援無しでは普通の生活が維持できなくなり、支障が生まれる。63歳である私は、まだ、自宅の掃除を自分の力で出来る健康と体力を維持している。あと、10年、20年が経過したらそれが出来なくなる体になるかもしれない。普通の生活が支障なく出来る健康寿命をどれだけ長く維持できるかで老後の生活の質が変わってくる。

大きな家に住んでいる老人は、掃除するのが辛くなる。老夫婦ならば、使わない物や部屋を体力がある内に整理することがお勧めだ。または、間取りが少ないマンションに引越しすることも選択になる。老齢化と共に生活をする環境を整理する必要性が出てくる。出来るだけ快適に生活が出来る環境を体力があるうちから考えて準備してはどうだろうか。

最近、戸建住宅から利便性の良いマンションに引っ越しをする老夫婦が増えてきている。老後の生活を快適に営むためには、自分たちだけの力で維持ができる環境を作るしか無い。戸建住宅よりもマンションのほうが、掃除も簡単になる。老夫婦二人が生活する場所は、スペースよりも生活の快適さではないか。

義父が生活をする戸建住宅は、一人で生活をするには広すぎる。使っている部屋はキッチンとリビングと寝室の3つしか無い。庭には、雑草が生え始める。一人で生活をするには手間ひまがかかりすぎる状態が生まれる。戸建住宅は、使わない場所ほど汚れが酷くなり、老朽化する。老いてあるものもますます使わなくなりゴミのようになる。

老人がいつも生活する場所を特定してその場所だけを快適にする環境を作り込めば、良いのだが、戸建の住宅は使わなくなった部屋が多すぎる。そこは自然に物置の場になっていく。老いれば老いるほど若い頃に使っていたものが古代の遺物のようになっていく。そんな状況を義父の自宅に見ている私だ。

今年になってから年齢的にもう使わないものを処分し始めている。92歳という年齢からいつ他界しても不思議ではない。他界してから自宅に残ったものの整理は誰に聞いても大変だと言う。トイレ掃除のついでに使われていないものを見つけて処分する、整理することを心がけている。

私たち夫婦の生活でももう二度と使わないというものが自宅に溢れている。断捨離という言葉がシニアの間で広まっている。体力がある内に自宅の断捨離をするのが賢い。老人の生活に移ったら、いつも使うものだけを自宅に残していおく。1年に1度か、2度使うものは思い切って処分する。

老後の生活が始まる前に断捨離を考えたい。

この記事「老人になると自宅の掃除、特にトイレや浴槽が出来なくなるがそれが意味している事は?」のポイントは、

  • 自宅のトイレや風呂場を自分で掃除が出来なくなったら、自活する事を辞めるタイミングだ。
  • 老人になるといつも使うものや場所が固定する。必要が無いものが自宅に溢れ出す。
  • 断捨離は、自分で掃除ができる年齢の内に始めることだ。

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2018年12月現在で12年間、起業。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!ジャパンで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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