定年退職で新しい生活に入るときに3つの選択を考える

殆どの会社員は60歳で定年を迎え65歳まで継続雇用の機会を得る。60歳は大きな人生の区切りになる。同じ会社で新しい条件下での再雇用は、人によって受け入れられない場合がある。別の会社での仕事を求めたり、起業したりする。または、のんびりと仕事から離れて一時的な引退生活を送る。

60歳と65歳のときに自分の生活をどのようにしたいかの選択肢が与えられる。60歳代のシニアはまだ若い。やりたいと思うことはやれる健康、体力、気力がある。その意味合いでライフシフトが出来る。

3つの選択でライフシフトをする

人生100年と言っても誰もが100歳まで生きられない。途中で認知症になったり、歩行困難で老人ホーム行きになるかもしれない。生き生きと余生を送ることが出来る年齢は60歳から75歳までだ。

60歳から15年が時間として与えられる。この15年間を悔いのない余生にするにはどうしたら良いのか。定年退職後の選択肢で老後の生活スタイルが変わる。

選択(1)やりたかったことをリストしてやる

制約多い会社員生活は時間と自由がないためにやりたいと思ったことが長年出来ないでいるストレスがある。積もり積もった精神的なストレスを発散させてから新しい老後の生活を考えたいというシニアがいる。

退職金で当座の生活は困らない。半年から1年ぐらい制約されない自由な生活を送りたいと思う。夫婦でロングバケーションをしたり、自分の趣味に没頭したり、今までのストレスを発散する時間を楽しむ。

多くの知人は、半年辺りから暇を持て始め始める。日中の8時間を上手く使えなくなってしまう。10年先、15年先の事を考え始めるとそろそろお金を使う生活から稼ぐ生活に目が行き始める。

ここで見えていなかったリスクが見えてくる。60歳にしても65歳にしても再就職は難しいという現実である。正社員にしても非正規社員にしても自分が求める仕事が見つからない。シニア向けの仕事は誰もがやりたがらない分野に偏っていたり、募集自体が少ない。

このリスクを回避するには、複眼的な生活を送るしか無い。再就職を望むシニアは、好きなことをやりながら再就職活動をすることである。再就職には時間がかかるからだ。もし、起業を考えているならば、得意なことでお金が稼げないかの試行錯誤をやってみることである。

やりたいことが1年以上続く場合は、その活動からお金が稼げないかを考える。

選択(2)働き続ける

60歳定年後同じ会社で継続雇用される選択をするシニアならば、65歳以降に何をして老後の生活を送るかを計画する必要がある。仕事を新しい生活の中心にしたいならば、65歳までの間に副業を始めることである。

60歳から65歳までの5年間を使って自分でお金を稼ぐ経験を積む。給与をもらいながら副業で将来の起業チャンスを見極める。副業でお金を稼ぎ始めれば、65歳の時に売上があるビジネスを継続できる。

働き続けることで今までのビジネス感覚を維持できる。変化の激しいビジネス環境はその中で働いていないと時代に遅れてしまう。社会とのつながりが太く広いほど老後の生活を刺激的なものにする。

65歳以降の働き方は正社員、非正規社員、派遣社員、パート、アルバイトに拘らずに働ける機会が大きい職で挑戦すべきである。複数のパートやアルバイトを組み合わせて色々な職を味わう生活も出来る。

世の中には知られていない職がたくさんある。新しい経験を楽しむという時間の使い方もある。私は自営業者であるが、アルバイトでスーパーのカート回収作業をやってみたいと夢見ている。70歳、75歳を過ぎたら妻が世間体を気にせずにカート回収のアルバイトをさせてくれると願っている。

選択(3)今までの自分をリセットして大学で学び直す

今まで学んできた大学や会社での知識が古くなっている場合がある。もう一度大学で新しい知識を学び直して自分の頭をアップデートする必要があると思うのは私だけではないのでは。

A.I.、情報セキュリティ、ロボット、キャッシュレス社会、介護、インターネット、流通改革、ドローン、IoTセンサーなどシニアが理解できない分野が増えている。新しいことを学ぶには、大学で学生たちと一緒に時間を過ごすことが一番早く学べる。

1年から2年と時間と予算を決めて新しい時代で生きていける知識を身につける。若者たちと一緒に起業も考えられる。語学と知識を学ぶために海外の大学に留学することも考えられる。

第二の人生は会社を卒業した後にやってくる。今までは社会が路線を示していたが、第二の人生は自分で路線を決めて作っていくことになる。隣百姓のような人生にはならない。自分らしい第二の人生を考えて作り上げて行くべきだ。

私は起業してライフシフトを味わっている

起業家の景色は、会社員でいる時の景色と180度違う。今まで見えていなかったことや隠されていた経営者の秘密が見えてくる。事業経営者として会社運営する時の考え方と雇用される側の考え方に相当に開きがあることを学ぶ。

違った世界で自分の新しい人生を追求し始めると学ぶ新鮮さがある。新しい刺激と感覚は、人生を面白くする。自分の考えで動き、その反応を自分で受ける。誰も自分を監視していない。自分の世界を作れる自由を起業で味わえる。今まで十分雇われる人生を送ってきた。これからは自分で自分を雇う人生を送る。180度違った人生を味わえる。ライフシフトの生活だ。

65歳まで働ける転職先を見つけて働き続けるのも良いが、せっかくの人生の節目をもっと味わいがある節目にしてはどうだろうか。人生は一度しかない。やりたい事があるならば、定年退職時が一番やりやすい。

結論

60歳、65歳で会社を卒業するシニアは第二の人生を作らねばならない。ライフシフトをする必要が出てくる。定年退職後に自由な生活を満喫したい人、仕事中心の人生を続けたい人、新しい時代の追いついていきたい人はその選択をする。

60歳から75歳までは健康、体力、気力で普通の生活が送れる体を持っている。体が丈夫な間に好きなこと、やり残したこと、夢を実現することである。美味しいものを後で食べられないのがシニアである。

 

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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