将来の老後不安のためにお金を貯めるのは・・・

70歳過ぎになってもお金を貯めている老人たちが多い。本当にそれで良いのだろうか。将来の老後不安がトリガーになってお金を貯めているのだろうが、お金は使うタイミングを逸するとまったく意味をなさなくなる!

老人になるとお金を使う機会が少なくなる現実があるが、使いたいと思ったときに思いっきり自己満足が行く使い方をすべきではないか。

70歳を過ぎれば、いつ神様からのお呼びがかかっても不思議ではない。その時、多額のお金があると使い切れないで残り、相続税で国に持っていかれる。 または、子供や孫に相続される。本来は、自分のために使うはずであったお金がだ。

70歳過ぎにお金が必要になる状況?

70歳過ぎになると体の至る所に不具合が発生し始める。老化現象が顕在化するためだ。認知症、足の筋力の衰え、転倒で骨折し介護ベッド生活、生活習慣病など普通の生活が出来ない体になる場合が多い。平均寿命が男性は80歳ぐらいなので80歳になるまでに50%の同世代の高齢者が他界することになる。

その意味合いでは、70歳過ぎから健康障害で医療費や介護費が多く発生する傾向が強い。その時のために使うお金が予算化できていれば、必要以上のお金の蓄えはいらない。70歳で発病して病院や介護施設でお世話になるとしたら、寿命は10年以内かもしれない。10年間医療費や介護費を支払える蓄えがあれば良い。

仮に有料介護機能付き老人ホームに入るとする。最低月20万円ぐらい費用が発生すると言われる。年間で240万円。これが10年間続くならば、2400万円から3000万円ぐらいお金の蓄えがあれば良い。

となると、

3000万円の金融資産があれば、残りのお金は元気なうちに使ってしまっても心配がないという事だ。そんな見積もりをして置けば、お金を貯め続ける必要がないという事が分かる。

70歳か、75歳までに金融資産を3000万円ぐらい貯める事が出来れば、老後の不安を癒す事が出来る。病院や介護施設生活になっても3000万円の貯蓄で何とかなる。そんな安心感を目安にお金を貯めるならば、意味がある。

生き甲斐がお金を稼ぐ事と言う人ならば、貯めた金から3000万円差し引いた残金を生き甲斐に再投資するという事も出来る。中には、通帳に増えて行く金額を見て楽しむ人がいるかもしれない。それが生き甲斐ならば、それはそれで意味がある。

何の目的も生き甲斐もなく、ただ老後の不安でお金を無理しながら貯める人は、不幸な人生の時間を過ごしていると私は思っている。

老後のお金の使い方は、使いたいと思った時にお金を使う事だ。後で使おうと思っても使えない場合がある。自分以外の人がためたお金を使うのは良い気分ではないはずだ。自分が稼いで貯めたお金は、原則、自己満足のために使う。これが自然なルールだ。

80歳過ぎまでお金を稼いで貯めても既に使うタイミングを逸してしまっている。多額のお金を使う欲求が減退する年齢だからだ。高級車を買って運転できる年齢でもないし、高級住宅地に引っ越しするニーズもない。唯一有るとするならば、高級老人ホームに入居する時に発生するお金だろう。

これらは、お金を使って楽しむという用途ではない。お金を使って楽しむ年齢は、60歳から70歳ぐらいではないか。健康面でさほど支障が生じない年齢だからだ。この年齢は、お金を稼いで貯める年代だが、同時にお金をタイミング良く使う時期でもある。お金を貯めると同時にバランス良く使うのが求められる。

老後の不安のためにお金を貯め続けるのは、お金を使うタイミングを考えながら行う必要がある。

 

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2018年12月現在で12年間、起業。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!ジャパンで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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