これからの時代は、人工頭脳 AIが人間の仕事をやって行くと言われる。既にコンピューターが今まで人間がやっていた仕事をやっている。銀行のATMなどは、人間不在でお金のやり取りが出来る。鉄道の駅の改札口は、完全に人間が切符を切っていない。機械とコンピュータが人間がやっていた仕事をやっている。
同じ仕事を事務的にやる人間味が無い仕事はどんどん機械とAIで効率化が進む。これは確かだ。人間は、人間しか出来ない事を仕事にしなければ成らない時代に突入する。
自宅にGoogle Home(AIスピーカー)がある。購入した時は、会話相手になるのではと期待していたのだが、期待外れであった。在り来たりの質問だけにウエブで検索した結果を棒読みするだけであった。とても人工知能の仕事をやっているとは言えない。
人工知能がマネできない仕事はまだたくさんある。人間同士が実際に会わないとできない仕事を探せば良い。
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67歳がお金を使う時にどのようなキャッシュ媒体を使うのか、考えてみた。私の財布には、1万円以内の現金、クレジットカード2枚、銀行のキャッシュカード、PASMO(プリペイドカード)が入っている。今騒がれている電子キャッシュはお試しでPayPayを使っている。電子キャッシュはスマホプリ経由で支払いがなされる。
スマホは所持して使っているが、決して銀行口座などの金融情報を記録していない。インターネットの仕事をしているのでネット経由で何を裏でされているか分からないからだ。スマホにインストールしたアプリがマルウエアで個人情報を知らないうちに外部に送信しているかもしれない。そのリスクが大きいので金融情報は決してスマホに登録・記憶させていない。
大手銀行がQRコードを使って電子キャッシュの推進をしようとしている。中国ではこのQRコードとスマホアプリで電子キャッシュが広まっている。日本は現金を使う習慣が強いので電子キャッシュは若者中心に広まっている。
シニアはスマホを使い慣れていない。デジタルキャッシュを使うにはアプリのインストールと設定が自分で出来ないと始まらない。それが出来てもアプリ操作を学ぶ必要がある。一人でそれが出来るシニアは非常に少ない。出来ないから不安と不信が生まれる。
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政権は年金財源を確保するために年金支給年齢を現在の65歳から70歳に変更しようとしている。時間の問題で70歳に成るかもしれない。この変更で一番困るのは、60歳代のシニアの生活困窮者である。さらに、65歳から年金を受け取れるという計画で余生の設計をしている高齢者たちだ。
政府は企業に定年年齢を65歳にして70歳まで働ける道を努力義務で要請している。今は年金を受け取る年齢を65歳よりも後に変更できる選択肢が提供されている。その選択肢、例えば、70歳から年金を受給すれば年金金額が40%ぐらい増えると言う。
ただ、自分の寿命は分からない。70歳になる前に他界すれば、自分の年金は政府に取られ遺族年金が支給される。その額が年金金額よりも少ない。政府だけが儲かる仕組みになっている。最良の選択肢は65歳から年金を受け取りながら働ける年齢まで働き続けることである。
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70歳以上になると仕事を見つけて働く事が辛くなる。伴侶が他界して一人になり、孤独な生活を始める人も多い。もっと楽しめる人生がないかを求め始める。その意味合いでシニアの婚活はこれから注目されるだろう。
伴侶を失ったシニア女性は、経済的に苦しい場合が多い。できれば、伴侶を失ったシニア男性と一緒に生活をしたいと願っている。シニア女性は、経済的安定をシニア男性に求め、シニア男性は孤独を避けるために、身の回りの世話をお願いするためにシニア女性を求める。
伴侶を失い一人で困ったシニア同士がお互いの問題を解決するためにシニア婚活をする。注目されるのは「事実婚」と「通婚」である。婚姻届で再婚するよりもお互いのリスクを低減できる。
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老後の人生は、あたかも一隻の船を手渡されて強制的に船出させられたようなものだ。行きたい場所が分かっていれば、その場所に舵を設定すれば行ける。行きたい場所が分からない人は、海の上で漂うことになる。漂いながら釣りをして魚を食べる。食べながら、陸地に戻ろうとするが陸地が見えないところまで来てしまっている。
老後の人生は自分の舵取りでどこへでも行ける自由を手にする。舵の向ける方向で楽しい、充実した老後が送れるかどうかが決まる。ただ、行き先が見えていないで漂っている人は、老後の人生は苦痛そのものである。行き先がなく、船の上でその日暮らしをする老後になる。「暇」な毎日。毎日が日曜日である。平日に働いていれば週末の休みは意味がある。
70歳を過ぎたシニア男性、仕事もなく、生きがいもない余生は「暇」との戦いになる。仕事を失い、やることが見つからないシニア男性は死ぬまで「暇」に悩まされることになる。
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70歳を過ぎてお金を稼ごうと思っても体力を要求する仕事は出来ない。新しい機械操作を求める仕事も頭が受け付けない。新しい環境に体や頭がついていけない自分を感じる人が多い。本来ならば、仕事なんかやらないで好きなことをやっている年齢なのかもしれないが、年金生活だけでは生活が不自由だ。そういう環境にいながら何も出来ていない70歳代の高齢者が多い。
70歳以上の老人が出来ることは限られる。
雇ってくれる会社を探すよりも困っている人を探すほうが簡単だ。困っている人を助ける方法を知っていれば、それがビジネスになる。典型的なビジネスが、「便利屋サービス」である。便利屋サービスをシニアが始める時、サービスの範囲を固定したほうが良い。
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私がいつも利用するスターバックスでも近くのスーパーマーケットでも店員が渡すレシートとお釣りの小銭の渡し方で非常に困っている。レシートとお釣りの渡し方順序がおかしいのだ。私は、小銭を先に小銭入れに入れるのだがレシートの上に小銭を置いて渡されると小銭入れに入れ難い。
最近は多くのスーパーマーケット店でセルフレジを導入している。お金の支払は機械で終えて下さいねという事だ。一度使い慣れれば、問題はないのだが機械に不慣れですぐにやり方を忘れてしまう老人客にとっては困る作業になる。
コロナ感染で極力お客様と接触する時間を短縮する事とレジスタッフの作業効率を上げるためにセルフレジは導入された。一見、便利で効率が良いように感じるのだが、機械に不慣れなシニアにとっては不快で仕方ない。私67歳のシニアはコンピューターをいつも使っているのでセルフレジの取り扱い離れている。問題なく支払い処理ができるのだが、別の問題を見つけている。
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結婚して生活を共にするとある日ある時独身時代に着ていた衣類が消えている事に気が付く。確か、学生時代から使っていた古いジーンズがあるはずなのが見当たらない。それも一本ではなく5本ともだ。家内に聞くと、「捨てたわ!」
Why?
夫の物は妻が管理しているという感覚が強いのではないだろうか。夫の許可無く自分が気に入らない衣類は夫に知られないうちに捨てる。夫がそれに気がつく頃は事既に遅しとなる。
結婚して39年が経つ。今は妻が勝手に私の衣類を捨てることはなくなった。一度、この件で爆発したからだ。「お前になんの権利があって俺の衣類を勝手に捨てることが出来るのか!」と怒った。これで私のものを捨てるときには必ず私の許可を得るルールが確定した。
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平成27年の国勢調査で60歳以上で配偶者をなくした人は約909万人(男性154万人、女性755万人)である。60歳代で4~11%、70歳代で12~30%だそうだ。「没イチ」の人たちがこのぐらい居るということになる。
令和2年の国勢調査では下記のようなデータになっている。平成27年とあまり変わっていない。

配偶者で死別した人は圧倒的に女性が多い。男性の寿命が短いからだ。一方で男性の方が生き延びた場合、孤独に陥る高齢者が多くなる。シニア男性は、女性ほど地域に根ざしていないため周りに話し相手が居ない。料理も作れない、洗濯もやったことがあまりない、家のどこに何があるかも分からない。困ることだらけで「没イチ」の生活が始まる。
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