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駅の改札口を出て近くのコンビニの入り口を見たら、人が並んでいる。80歳ぐらいの老人が傘を傘用ビニールに入れようとしている。入り口が狭いためコンビニに入るには老人を押しのけて行くしかない。その老人の動作がのろい。ビニール袋に傘の端を入れるのがなかなか出来ない。

横浜そごうデパートのエスカレーターに乗って5階まで行こうとした。エスカレーターが5階に近づいて降りようとすると前に乗っていた70歳代の老婦人が出口で突然止まってしまった。エスカレーターの出口は狭い。後ろからどんどん人が上がってくる。かろうじて老婦人の脇から逃げた。

なぜ、老婦人はエスカレーター出口で立ち止まってしまったのだろうか。階の出口がここで良かったのか考えでしまい、動きが止まってしまったのだろうか。エスカレーターで上がってくる後ろのお客のことを気がついていないのだろうか。

老人たちの行動は時にして理解できないことが多い。

私は70歳で自動車の免許証を返納する予定である。緑内障で視野が狭くなってきているため、運転が出来ても気が付かないうちに事故を起こすリスクを高めていると思うからだ。自動車は人を殺す武器になる。その加害者になりたくない。自動車の免許証を失う事で足の自由が効かなくなるが、自動車事故で他人に被害を加えるよりはマシ!

多分、70歳のときに受ける事前免許証更新の試験を通ることが出来ないと思っている。70歳まであと5年ある。今の緑内障の状況を見れば、右目と左目の視野は、自動車の運転を難しくするのは確かである。

幸運にも家内が運転することが出来る。今使用しているプリウスは、事故を防止する機能がゼロである。いずれ買い換える必要が出てくる。老人が安心して自動車を運転できる機能が装着される時期に買い替えを検討している

独立という発想が無い会社員は、可能性への思考が固定化している。定年退職後は、転職先を探すのが当然であると思っている。65歳まで転職先で勤められても雇止めに会うのが今の時代。また、新たに転職先を探すが今度は見つからない。年齢という壁が雇用を難しくさせている。そのパターンを定年退職時におぼろげながら見えているのだが、実感として楽観視している人が多い。

まずは、とにかく転職先を探すのが最優先と先の事を心配しない。65歳の時にまた首を切られるのも分かっているはずなのにその時になるまでそのリスクを真剣に考えていない。そんな前例を多くの知人会社員で私は見ている会社員は、雇われる生活を安全な処世術と思い違いをしている。 

年金の仕組みは、生産労働者が稼いだお金から年金財源が充当される。若い人たちが老人たちを支えるというタスキリレー式で回っている。若い生産労働者が大勢いる社会は、問題が無いが現在は少子高齢化で生産労働者が減少して行っている。この傾向は今後も続く。

これから年金を受給するシニアは、年金収入が年々減少して行く事を覚悟しなければならない。

70歳を過ぎた時に仕事(パートやアルバイト、派遣)を辞めて気楽な引退生活をしたいと思っているシニアが多い。 そんなシニアは、毎年減額される年金収入の事を真剣に考えて対策を取る必要が今ある。シニアはどのような方法でお金を稼げるのか。

feeling old

来年のビジネスを考える時に誰もが悩むのが、何をしたら稼ぎを増やせるかだ。このテーマは永遠のテーマだろう。いくら考えても良いビジネス案は浮かんでこない。毎年こんな事が続く。売り上げを増やすには、絶えず、新しい稼ぎ頭を作り続けなければ稼ぎは増えていかない。

昨年上手く行ったビジネスは、売り上げを増やす努力をやり続ければ良い。工夫をしながら地道な作業を続けていけばそれなりに売り上げは上がるが単純ではない。工夫が必要だ。試行錯誤をしながらビジネスの仕組みを強化する。 

コロナ禍でマスクが必須になった。使い捨てマスクから布マスク、更に夏用マスクやスポーツマスクまで生まれてきた。異業種からマスク業界に参入する会社も増えている。新型コロナ感染病がマスクの商品価値を一瞬にして変えてしまった。

大きな社会の問題や変化が色々なニーズを生み出す。マスクが品不足の時は個人が手作りのマスクを作りネット上で販売していた。ビジネスチャンスは海外からマスクを個人輸入することで生まれた。社会のニーズが見えていればそのニーズを満たす方法を考えれば良い。

65歳を過ぎてシニアのライフスタイルが劇的に変わる。65歳を過ぎても定職を持って仕事を続けているシニアは元気だ。目は輝いている。足腰はしっかりして元気よく歩いている。

65歳で会社を卒業し、自分で自分の人生計画を作り出しているシニアは苦労をしている。今まで会社で仕事をしていれば、日中の時間は埋まっていた。仕事がなくなった生活は、自由であるが時間が沢山有り過ぎる。時間の使い方に戸惑う。

私の65歳の知人は、再就職先を探しているが見つからないため諦めモードである。今は、仕事を探すのをやめて趣味に時間を使っている。彼は問題を抱えている。暇は彼の生活をつまらなくする。暇になると体を動かす活動が止まる。精神面、肉体面でマイナスな効果が現れる。

私は一度会社組織の中で仕事がなかった時期があった。会社に出社しても仕事がないので毎日小説を読んでいた。午前9時から午後5時30分まで仕事がない暇な時間をどのように過ごせば良いかで苦しんでいた。給与をもらいながら、暇な時間を持てたのだが精神的に苦しかった。

長年仕事をやり続けたシニアが定年退職やリストラで職を失うと精神的に苦しむ。その原因が「暇」である。こんな事を言ったら忙しく働いている労働者に避難される。彼らは自由に使える「暇」を求めている。やりたいことがあるシニアならば、「暇な時間」は願ってもない時間になる。

結局、自由になる時間を上手く使えるか、使えないかになる。

65歳のシニアがいつも考えていることがある。自分の事は自分でお世話するアイテムである。仕事でいつも外出している。外出時に万が一の事態に備えて、役に立つ物をリュックに入れて持ち歩いている。

こんな状態になった時がないだろうか?

急にお腹の調子が悪くなり、腹痛がしてきたとか、くしゃみが出て風邪にかかったようなときとか、食べ過ぎてお腹が苦しくなったとか?これらは一般的な体調不良なのだが高齢者にとっては負担が大きい。

コロナ禍でマスク、エコバック、アルコール消毒ウエットティッシュが最近追加している。特にマスクは使い捨てマスクと布マスクの2種類になる。マスクがないとお店に入れなくなる。新しい生活様式はなんと面倒なのだろうか。

milk for baby(この写真を自由に使っても良いですが、このページをリンクしてくださいね!)

赤ちゃんや幼児の世話をするお部屋をこのアイコンガイドが示している。東京でも、横浜でもこんな洒落たアイコン案内は見た事が無い金沢は芸術の街になる事を目指している。大衆が使う場所に何げなく芸術的なセンスを醸し出す工夫をしている。

家内と一緒に金沢市内を2泊3日で歩き回った。観光写真をたくさん撮ったが、この洒落たアイコン案内は印象的であった。

65歳から年金生活とアルバイト生活を始めるシニアが多い。健康であるうちは、少しでも収入が年金以外からあるようにすることで日々の生活に余裕を生ませる事が出来る。困るのは、アルバイトも出来なくなる体になるときである。体力的に社会で働くのが辛くなる年齢になると年金生活だけになる。

年金収入と貯蓄で生活を始めると「節約」という言葉が日々の生活をコントロールし始める。お金について神経質になると同時に少なくなっていく金融資産に不安を募らせる。できるならば、お金を増やし無駄なことにお金を使いたくないと思う。

政府は、マイナンバーカードや新紙幣の発行でできるだけ国民の金融資産を見える化しようとしている。マイナンバー制度が施行される前は、「タンス預金」の話題で世間が騒いでいた。お金がある人は「タンス預金」ができるのだが、「タンス預金」は新紙幣の発行でマイナンバー制度導入前のお金が新紙幣に替えた途端に意味をなさなくなる。

アフターコロナの社会はデジタルタランスフォーメーション(DX)に向かう。特別定額給付金10万円の支給が素早く出来ない政府のシステムでアナログ的なやり方に国民が不満を持ってしまった。それを解決するためにお役所の作業をDXしようと動き出している。海外ではFAXでの情報伝達は時代遅れで使われていない。日本のお役所ではまだ現役である。

お金はできるだけデジタルキャッシュでと政府と社会は動いている。スマホがないと何も買えない時代が今にも来そうだ。シニアがポストコロナの時代を生きて行く上で生活のデジタル化は避けられない。

NPO団体で働いているシニアたちの働き方は、今後のシニア・ワークスタイルで参考になる。NPO団体は、基本、ボランティア活動である。NPO団体での運営を維持するために民間企業よりも安価なサービスを提供している。NPO団体に参画しているシニアも給与は支払われていない。手持ち弁当が多い。

彼らがなぜNPO団体で働いているのか?

シニアが求めている労働環境は、制約が少なく自分が興味を持った案件中心に働ける環境がある。自分の裁量でスケジュールや仕事配分が出来る事が望まれる。民間企業のように給与と労働時間の交換ではない。強制的に仕事が配分されて行う働き方でもない。

彼らは、興味が無い案件は完全に無視する。やりたいと思った案件だけに群がる。自分のスキルや知識が生きると思った瞬間、動き出す。

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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