老人の体は壊れて行くが体を鍛えれば壊れるのを抑えられるのでは?

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駅の改札口を出て近くのコンビニの入り口を見たら、人が並んでいる。80歳ぐらいの老人が傘を傘用ビニールに入れようとしている。入り口が狭いためコンビニに入るには老人を押しのけて行くしかない。その老人の動作がのろい。ビニール袋に傘の端を入れるのがなかなか出来ない。

横浜そごうデパートのエスカレーターに乗って5階まで行こうとした。エスカレーターが5階に近づいて降りようとすると前に乗っていた70歳代の老婦人が出口で突然止まってしまった。エスカレーターの出口は狭い。後ろからどんどん人が上がってくる。かろうじて老婦人の脇から逃げた。

なぜ、老婦人はエスカレーター出口で立ち止まってしまったのだろうか。階の出口がここで良かったのか考えでしまい、動きが止まってしまったのだろうか。エスカレーターで上がってくる後ろのお客のことを気がついていないのだろうか。

老人たちの行動は時にして理解できないことが多い。

動作が鈍くなり動きのコントロールが上手く出来ない老人たち

老人は、今やっていることにだけに気が行っている。そのため、周りでコンビニに入ろうと待っている人たちの事が目に入らない。シニアを敬いながら、老人を避けながら一人一人コンビニに順番で入って行く。

確かに、80歳を越えれば筋肉も衰えて動作も鈍くなる。視覚機能も衰える。普通の人間として当たり前に出来る事が老化による機能低下で出来なくなっている。

誰もが老人になり壊れて行く

65歳の私ではあるが、その老人の姿を見て、「いつか、私もあの老人のように自分の体をコントロールできなくなるかもしれない!」

自分の体をコントロールするには、体の筋肉を衰えさせない筋力運動をするしかない。足の筋肉は最も重要だ。動くには足の筋肉が機能しないと何も出来ない。視覚機能は神経に関係するのでどうしようもないが、動きをスムーズにするには体を動かす筋肉しかない。

老人になると言うことは、壊れた家電のようになると言うことなのか。

老化現象は、歳を取るに従って体のいたる部分に現われてくる。顔には、シミやイボが出てくる。顔の皮膚の色も黒くなる。顔はいつも紫外線を浴びている。男性は女性と違って肌に気をつかわない。

膝の痛みが階段を降りる時に出てきたり、手の指の一部がばね指になったり、腰痛は慢性化したりする。体のバランス感覚も鈍くなり、片足で立っていることが難しくなる。階段を2~3階上がっただけで息が後で上がってくる。体の耐久力が低下する。

緑内障や白内障になる。耳も遠くなる。自然と声が大きくなる。近くの老人を観察してみれば、どれも身近に感じるだろう。誰もが老人になり多から少なかれ老人特有の老化現象を自覚する。

自分が老人になっていく年齢であるため、駅の階段を降りていく老人や地下街を歩いている老人に自然と目が行く。普通の人のような動きをしている老人は少ない。動作が遅い。何か体に不具合があるような行動を見かける。肉体的な老化だけでなく精神面でも問題がある老人も多い。

電車の中で大声で独り言を言っている、あたかも誰かに話をしているかのように。誰もが振り向くが皆壊れた老人だという顔をして目を背ける。 

体が壊れないようにする確実な方法

脳と筋肉は年令に関係なく鍛えることが出来る。認知症にならないために脳に適度な刺激を与え続ける方法が多くの書籍で紹介されている。結論から言えば、脳を使いなさいということである。筋肉も同様に使えば使うほど老化で失われていく筋肉を取り戻せる。

65歳の私でも決まり切ったことだけに脳を使っている感じがする。社会で働いている人や学校で学んでいる人たちは絶えず新しい事を脳と体で学んでいる。老人は、自分で何かをやり始めないと何もしない生活に落ちる。何もしない生活は脳の活動を停止して体を動かさない。その結果、鍛えられるはずの脳や筋肉が年数を追う毎に衰えていってしまう。

活発に体を動かす定期的な運動は脳と筋肉を適度に刺激する。老いには逆らうことはできないが、抵抗して体が壊れていく時間を遅く出来る。農業を営む人たちは毎日農地に出て肉体労働をしている。その御蔭で80歳を過ぎても自分の体を上手くコントロールできる筋力を維持している。

自分の動作や言動が以前よりも鈍くなったと感じたら、意識してまず体を活発に動かす定期的な運動を始めるべきである。運動をすると自動的に脳の活動も活発になる。地区のスポーツセンターなどで開催される健康体操教室などは良い入口になる。

結論

老人の健康を判断する時に何を見るか。私は老人の歩き方と姿勢を見る。ヨロヨロと歩いているシニアならば、確実に足と体の筋肉が必要以上に失われてしまった状態であると判断できる。老齢から来る体の不調や病気は自分の体のコントロールをだめにする。健康な体であっても筋肉の量があるポイントから減ると自分の体を上手く動かせなくなる。それが歩行に出てくる。こうなると体が壊れ始めているのが分かる。

脳と筋肉は年令に関係なく鍛えられる。鍛えることによって老人の健康を改善できる。体を活発に動かすことで脳を刺激することが出来る。脳は刺激がないと活動を弱めてしまう。筋肉も同様で必要以上の筋肉を体にとどめておかなくなる。脳も筋肉も正常な生活を維持できる程度まで鍛え続けなければならない。それができなくなると体は自然と壊れていってしまう。

 

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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