老後の貯蓄「人生を楽しむ」生きたお金の使い方とは?

働いてお金を稼ぐときに稼いだお金が老後のための資金に全て回すというのはつまらないと感じないだろうか。お金には使うタイミングがある。老後の資金は、目的として老人ホームに入居する時に発生する費用に使う場合が多い。そのために今を我慢してお金を貯めているシニアが多い。本当にそれで良いのだろうか。いつも、疑問に思う。

稼いだお金が最も有効に使える年齢は、60歳から70歳の間だ。元気で健康な体を持っている時だ。介護が必要な体になった時使うのは、お金を使う事で楽しめない。 

稼いだお金を我慢しない程度に老後の資金に回すのは構わないが、余生を楽しむお金も十分貯める必要がある。目的を持って貯めたお金を使う事でお金が生きてくる。

稼いだお金を使うタイミングを間違ってはいけない!

今働いてお金を稼いでいるシニアならば、人生を楽しむためのお金の配分を決めて老後の資金を貯めるべきだ。稼いだお金の大部分を老後資金に回すと我慢する日常生活を送る事になる。質素な生活は大切だが、「ハレとケ」のケジメがある生活をするべきではないか。

コロナ禍が解消したら夫婦で旅行に出かける

シニアが人生を楽しむためにお金を使う用途で最も多いのは、旅行。自宅を離れて非日常の生活が楽しめる。夕食やお風呂の事も考えずに旅館で出された美味しい料理を食べて、温泉につかる。何もしない時間を夫婦で分かち合う一時になる。

昨年、私の隣人は2週間フランスのパリに滞在してパリの生活を満喫してきた。奥さんがパリの生活のあこがれを持っていて、ゆっくりとパリの街を歩き回りたいという事であった。6月は、海外旅行をするベストシーズンである。エアーチケットやホテル代が一番安くなる月である。老後の生活は、時間が味方する。シニアは時間を自由に選択できるからだ。

私たち夫婦も年に3回ほど国内旅行をする。ドライブ旅行を2回、電車や飛行機を使った旅行を1回だ。ドライブ旅行は、あまり遠くには行けない。1日で到着できる距離に限られる。電車や飛行機を使う旅行は、北海道や九州などあまり訪問した事が無い場所になる。家内が友人と初めてマレーシアのペナン島に観光旅行をした。自分たちだけで組み立てた個人旅行であった。

体力があり、健康でないと旅行は楽しめない

体力が衰え始める70歳代であると健康上の理由で自由に旅行を計画できなくなる。どちらかの体調が悪いと折角の夫婦旅行も満足できない。同じお金を使うならば、夫婦二人が元気で動き回れる体の時に使うべきである。今楽しめる時間を先に延ばすとそのチャンスは二度とやってこない。歳を取るという事は老化で人生を楽しめる時間を失うことである。人生を楽しむ機会を失う前に使い切る

65歳になって気が付くことがある。体の柔軟性が失い始めている。足首や肩の関節を風呂の中で回して血行を良くしているのだが、朝起きたときの感覚は体の関節が固く感じる。知らないうちに老化による体の衰えが進む。余生を楽しむにはある程度の体力と健康は必須である。

年齢が70歳を過ぎると多くのシニアは体に何らかの不都合が生まれてくる。以前ほど活発に動き回れない。疲れやすい。持病が生まれる。良いことよりも体に悪いことが多くなる。私の指は朝起きたときにこわばる。動かしているうちに治るのだが、指のこわばりの出方が面白い。一度こわばりになった指が治ったら、次の指に移る。右手から左手に移ったりする。

体の調子を維持できないと夫婦旅行の計画も気楽に作れなくなる。旅行に耐えうるだけの体力と健康はシニアの楽しみの前提条件になる。

稼いで貯めたお金の使い方

お金への考え方と使い方はこんな優先順位になる。

  1. 夫婦二人の余生を楽しめる時にお金を使う。楽しめるタイミングを失わないでお金を使う。
  2. 夫婦の老後資金として貯蓄する。
  3. 終活で発生する費用に使う。
  4. 子供たち家族への支援(祝い事や困った時)
  5. 残ったお金を相続にする。

私たち夫婦が稼いで貯めたお金は最終的に自分たちの人生のために使い切れば良いと思っている。使い切れなかったお金を子供たちに残す。これが自然だ。死ぬ前から子供たちのためにお金を残し、自分たちの人生を楽しまないで我慢するのは間違っている。残すお金が沢山あると子供たちに要らぬ問題を引き起こしかねない。

財産を残さなければ、子供たちは自分たちの生活を何とかしようとする。

夫婦二人が楽しめる事や物にお金を使う事で生きたお金の使い方が出来る。死んだお金の使い方は、銀行口座の置いて置く事だ。多くのシニア夫婦は、衣食住で困っていない。子育てを終えて人間がやるべきことを済ませている。余生を楽しむ時間がご褒美として与えられる。稼いで貯めたお金は、そのご褒美を楽しむために使うのが自然ではないか。

結論

  • 働いてお金を稼ぐときに稼いだお金が老後のための資金に全て回すというのはつまらない。
  • 稼いだお金が最も有効に使える年齢は、60歳から70歳の間だ。元気で健康な体を持っている時だ。
  • 私たち夫婦が稼いで貯めたお金は最終的に自分たちの人生のために使い切れば良いと思っている。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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