リストラを宣告された社員の反応は2つに別れる

Yahoo JAPANで働いていた時、身売りをしてYahoo JAPANの子会社になった会社の社員がいた。当然、身売りをした会社で働いていた社員は、Yahoo JAPANで働き続けられる人とリストラされる人に別れる。普通ならば、身売りした会社は倒産していたのでその会社を受け入れてくれたYahoo JAPANはある意味では人助けをしたことになる。

でも、

助けられない社員も生まれる。Yahoo JAPANで必要とされない社員たちだ。この話は、もう、10数年前に起きたことだ。 Yahoo JAPANでリストラされて喜んだ人と絶望を感じた人がいた。

リストラされて喜んだ人

リストラは会社都合で退職することになる。当然、翌月から失業手当を受け取ることが出来る。さらに、何らかの退職金プラス割増金なども頂ける。倒産した会社であったならば、こんな金銭的な優遇はされない。喜んだ社員は、既に再就職先が決まっている人、または、起業をする人たちだ。自分のスキルに自信がある人たちになる。

絶望を感じて落胆している社員は、次に何をやるべきかを見つけられない人たちだ。出来るならば、会社にしがみつきたいがそれも出来ない人たちだ。

雇用される身分の社員は、いつか、必ず、勤めている会社を去る運命にある。それが、早いか、遅いかの問題だ。そんな運命を自覚していない社員が絶望を感じやすい。会社にぶら下がって生きて来た社員は、会社を去る時に「喜んで退職する人」と「落胆して退職する人」の2つに別れる。

このような社員の反応に直面する人は、退職手続きを担当する人事部員である。明暗がはっきり顔に出ると人事担当者は私に話してくれた。この反応は、定年退職者にも当てはまるのではないだろうか。今の世の中は、大企業のNEC、東芝、富士通、日立、銀行、証券会社、ソフトバンクなどでリストラが自然的現象のように発生している。

大企業のリストラは、中小企業のリストラと違って退職割増金が大きい。その割増金を使って起業する社員がいる。そんな社員は、渡りに船的な感覚でリストラ対象になったことを喜んでいる。普通の退職では手に入らない大金が手に入るからだ。そう感じない社員もいることも確かである。リストラ後に何をしたら良いか頭が真っ白になっている社員だ。お金は嬉しいが、時間とともにお金は生活費として使われて消えて行く。それが不安のようだ。

今いる会社に一生ご厄介になるなんて誰も思っていないのだが、会社を去る時に何をしたら良いかが分からないために不安が先に頭を真っ白にしてしまう。いつも、会社を首になったらこれをやるという心の準備がある社員であれば救われる。

リストラされて喜んだ社員は、心の準備が出来ていた社員だ。本来、会社に努めている社員は万が一の時に沈んでいく船から脱出する準備、または、強制的に首を切られる時に助かる方法を考えておくべきである。

不安定で大きな変化が起きている時代は、特に万が一の場合に自分を助ける方法を準備している必要がある。危機感を感じている社員は、そんな準備をしているはずだ。危機感を感じても何もしていない社員が絶望を感じて戸惑う。この時点で過去の学歴や業績は関係なくなる。生き延びる準備をするアクションを事前に準備した、しないの違いだけだ。

リストラをチャンスに変えた社員は、危機管理が出来ていたということだろう。

この記事「リストラを宣告された社員の反応は2つに別れる」のポイントは、

  • この話は、もう、10数年前に起きたことだ。 Yahoo JAPANでリストラされて喜んだ人と絶望を感じた人がいた。
  • 絶望を感じて落胆している社員は、次に何をやるべきかを見つけられない人たちだ。出来るならば、会社にしがみつきたいがそれも出来ない人たちだ。
  • リストラされて喜んだ社員は、心の準備が出来ていた社員だ。本来、会社に努めている社員は万が一の時に沈んでいく船から脱出する準備、または、強制的に首を切られる時に助かる方法を考えておくべきである。

 

© 2016 Goyat. All Rights Reserved.