65歳、定年退職で再就職か、独立して起業するか、どちらを選ぶべきか!

定年退職を迎える知人がいる。60歳から65歳まで同じ会社で働き続けた方だ。会社員としてはラッキーな方である。誰もが皆同じ会社で65歳まで働けない。表向きは65歳まで働けると会社は言っているが働き甲斐がない部署になる。それが主婦の妻には理解できない。

どの社会にも表の顔と裏の顔がある。妻たちは会社の裏面がわからない。当たり前であるが、生活している環境が違うので仕方がない。とは言え、65歳で定年退職を迎えて第二の人生を始めるシニアにとって、不安はいっぱいだ。

risk and chance

もう、通い慣れた会社に戻ることはない。社員証も名刺もなくなり、自己損失のような気持ちになる。会社を卒業した元会社員は名刺が無くなった自分に不安を覚える。自分は一体どこの誰なんだと。

一人にされて再就職先を探すか、それとも独立してビジネスを始めるかの二者択一になる。65歳で年金生活に入るのは若すぎる。60歳代はまだ若い。やりたい事があるならば、健康で体力がある60歳代にやるべきだ。

第二の人生は不安と一緒に生活する人生

私の知人は1年前から起業の準備をしていた。一人社長でやりたかったことをやるようだ。米国駐在中に大きな病気をして病院に入院した。幸運にもその病院で命拾いをした。それが起業への引き金になった。会社側は子会社の社長のポストを用意してくれたが、それを辞退して自分がやりたいビジネスを立ち上げた。

独立してやりたい事をやる人生

優秀な知人である。リスクや不安はあるが、自分で「やりたい事を追求したい」という欲求に第二の人生を任せた。何をやるにしても不安は伴う。新しいことをやる時はリスクが伴うが同時に面白さも生まれる。上から落ちてくる仕事をするのではなく、自分で仕事が作れる。自分が動けば、周りの風も影響されて動く。

組織の歯車ではなく、一人の完成したエンジンになる。動力源として動き回れる自由を彼は手にした。不安とリスクはいつも伴侶としてついて回るが、彼の顔は情熱で生き生きとしていた。自分の判断ですぐにアクションを起こせる自由は快感でしかない。

再就職先を見つけて70歳まで会社員を続ける人生

転職活動をして違った職場で仕事を見つける第二の人生もある。多くの65歳のシニアはその道に向かう。会社組織の下で歯車として働くのに慣れているからだ。転職した職場でも不安は伴う。うまく職場の人達とやっていけるだろうかとか、自分のスキルや経験が活かせるだろうかと。転職も冒険である。うまく行かなかったら、その会社を辞めざるを得ない。

雇用されて生きる人生には時間制限がある。定年がない会社であればそれが理想であるが多くの会社は年齢制限を設けている。ある年齢で首を切られる時が必ず来る。再就職して一安心かもしれないが、それは単なる会社員生活の延命でしかない。また再就職先を探すことが出来るだろうか。現実は年齢で書類審査も通過できない。

無職になることを恐れてはいけない!

65歳はまだ現役の年齢である。誰も雇用してくれなかったら、自分を自分で雇用すれば良いだけ。転職しようが、起業しようが未知の世界に船出することに変わりはない。

人生の面白さはリスクを取って不安と一緒に冒険することである。案外、やってみるとリスクも不安も自分でコントロールできることがわかる。多少、落とし穴に落ちたりするが、経験から学ぶことが多い。何をやっても人生は一度限りで誰も同じ目的地に向かう。人生の終着駅に着く過程をどのように楽しむかである。それはあなた自身が決めることになる。

再就職も独立もできなくても恐れる必要はない。諦めなければ時間が解決してくれる。自分に合った人生が向こうからやってくる。探し求め続ければ必ず求める物が手に入る。

一番いけないことは何もしないこと!

頭でわからなければ、体でわかるように動き出すこと。何をやりたいのか分からないならば、何かをやり始めている65歳定年退職者の話を聞くことである。彼に出来て私に出来ないわけがないと思うべき。頭のなかで結論づけてはだめ。まず、自分でやってみて結論付ける。それまでは何も本当のことはわからない。

不安は自分で動き始めると意識の中から消えていく。何もしないで自宅で悩んでいると不安が暴れだす。 

65歳から75歳までがやりたい事に本気で挑戦できる年齢ではないか。健康で体力を持続できている間に人生最後の欲求を満たすことである。お金も暇もあるが、何をやれば第二の人生を楽しめるかと悩んでいるシニアは思い付く事を一つづつやってみれば、その過程でヒントをつかめる。

頭だけで妄想するのはいけない。思い付いたらすぐに実行してみることである。頭の中で描いた世界は現実の世界ではない。自分の意志が働いて歪んでいる世界である。自宅でゴロゴロしていないで街中に出て行ってみる。外からの刺激をうまく利用して心の奥底にある自分の欲求を釣り上げてみる。

結論

  • 私の知人はリスクや不安はあるが自分で「やりたい事を追求したい」という欲求に第二の人生を任せた。
  • 一番いけないことは何もしないこと!何もしないで自宅で悩んでいると不安が暴れだす。
  • 人生は一度限り、やれる健康と体力がある時にやらないとチャンスを失う。

 



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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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