長生きを楽しむためにこんな事を考えたい

私が何歳まで生きられるか分からないが、もし、100歳まで生きられるならば、こんな事をしたいと思っている。今から30年前、1988年の頃を思い出してみる。1988年(昭和63年)の時代は、インターネットもスマホもハイブリッド自動車もない時代である。私は33歳であった。上昇志向で新しい、挑戦的な人生を送ろうともがいていた。

日本は、Japan as No.1に向かって高度成長を続けていた。良き古き時代だ。まだ、終身雇用制度が生きていて毎年給与が増えて行った。安定した生活があった。家庭にはまだパーソナルコンピュータが多く入り込んでいない。モデムを使った通信が中心であった。パソコンネットだ。日本は、まだ、家電メーカーが輝いでいた。シャープも鋭い視点でユニークな家電製品を製造していた。

30年後の現代は、誰もが予想もしない世界になっている。終身雇用制度は消えて無くなりつつある。パソコンよりもスマホがより多く使われ、子供もスマホから使い始める。ハイブリッド自動車から電気自動車に時代は向かっている。少子高齢化社会が現実の社会として頭角を現してきた。

10年単位で大きな技術革新が現実化してくる。新しい技術で生まれる製品が私たちの生活を変える。80歳代の老人は、もう、インターネットと言う言葉が理解できない。スマホを使っている老人も少ない。スマホ自体も分からない。老人は時代に追いついてきていない。 

長生きを楽しむために時代について行こうと思う!

2018年、私は63歳である。この時代から10年単位で世の中の変化を観察して行きたい。世の中の変化を理解するには、絶えず、新しい技術、価値観、流行、生活スタイル、政治動向、環境の変化などを学び続ける必要がある。社会から離れた生活をするとこんな変化を肌で感じられなくなる。自分で変化を感じられなくなった時点で時代の変化に遅れた自分となる。

10年後の世界、2028年

今から10年後、2028年の世界はどうなっているのだろうか。私の年齢も生きていれば、73歳になる。私の期待値では、まだ、私は働いていると思う。働いて年金以外からの収入で生活に余裕を生み出している。年金支給年齢も65歳から70歳に引き上げられているだろう。半強制的に。

多くの60歳代のシニアは、年金生活が始まる70歳まで働き続けるための努力を始める。定年退職の年齢も60歳から65歳、そして、70歳に引き伸ばされれば良いが、企業の経営状態がそれを可能にしない。極一部の会社だけの特典になるだろう。多くの60歳代シニアは、個人事業主、アルバイト、パート、そして、派遣社員として仕事を見つけるしかなくなる。

健康意識が強まり、60歳代のシニアは定期的な運動で若返り始める。体力的に10年ほど若く成る。若く成った分だけ働ける体力が維持できる。2028年の世界は、60歳代のシニアが通勤電車の中でギューギュー詰めの社会になっている。街を見渡してもスーツ姿のシニアが目立つ。シニア向けのビジネスが広まり、シニアが働ける分野も広がる。

自動運転機能付きの自動車が当たり前の時代になり、シニアが自動車を運転する時は、自動運転機能付き自動車が義務付けになる。自動運転の自動車が広まることでシニアの買い物難民はいなくなる。飲酒運転をする人もいなくなる。自動運転の自動車を持てない老人は、シェアリングサービスを使って必要な時に使えるようになる。

年金以外の収入を得られるシニアと年金だけで生活しているシニアで格差が広がる。貧富の差が今以上に酷くなる。時代に付いていけないシニアは、技術革新の社会に翻弄される。現金が使えない社会になり、デジタルキャッシュの使い方を学ぶ必要がある。そのための新しい端末も必要になる。タンス預金が出来なくなり、お金に換えやすい価値あるものをタンス預金にするシニアが増える。

20年後の世界、2038年

私は83歳になる。週2回のスポーツジムでの筋トレ効果で体は枯れていない。筋肉の鎧をまとって普通の生活を送っている。緑内障で右目の視野を失い、左目の視野も狭くなる。視力を補う技術(視力補正装置)が生まれ、網膜の視覚神経を経由しないで直接脳に視覚情報を伝えるようになる。IoT技術が医療の現場で発展し、老人の健康モニタリングが当たり前になる。

インターネット網が人間の神経ように生活の中に張り巡らせられる。ホログラフィック技術を使って3D映像の通話が当たり前になる。料理も自分で作る必要が無くなる。食材を貯蔵庫に入れておけば、後はAI搭載の調理器に音声で指示すれば自動的に食料貯蔵庫から材料を選んで料理が作られる。

移動手段も陸地から空間に移る。エアーカーが当たり前になる。海外旅行での移動が数時間で出来るようになる。1日ジェット機に乗って移動するのは過去の話になる。東京からニューヨークまで1時間で移動できる新しい乗り物が生まれる。自動通訳端末のピンやイアフォンさえあれば、外国語を学ぶ必要が無くなる。

私のひ孫の結婚相手は、日本人ではなくなる。生活する場所も日本ではなく、海外になる。それが当たり前の時代だ。老人のための再教育センター(時代に追いつくための教育)に通学する老人も増える。平均寿命が100歳を越える時代になる。生きる自由と死ぬ自由が政治の場で論争になる。農業はビルの中で作物を育てる産業になる。食糧危機は、農業のAI化と環境コントロールで回避される。

犬や猫などのペットとの意思疎通がより簡単になる製品が販売され、ペットが人間の家族の一員になる。独りぼっちになった老人の話し相手としてペットがその役割を果たす。

時代の変化を眺め、理解して味わう生活を楽しみたい。長生きして見ないとこれだけは味わえない。

この記事「長生きを楽しむためにこんな事を考えたい」のポイントは、

  • 10年単位で大きな技術革新が現実化してくる。新しい技術で生まれる製品が私たちの生活を変える。 
  • 自動運転機能付きの自動車が当たり前の時代になり、シニアが自動車を運転する時は、自動運転機能付き自動車が義務付けになる。
  • 時代の変化を眺め、理解して味わう生活を楽しみたい。長生きして見ないとこれだけは味わえない。

 

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