シニアの時間の使い方、仕事を辞めたらどうするか?

時々、通勤途中にある公園を覗く事が有る。公園のベンチに一人寂しそうに座って景色を見ている老人がいる。年齢からして80歳近い老人男性だ。彼の心の中を想像してみる。「仕事がしたくても働ける体で無くなった。毎日が日曜日だ。自宅にいると気がめいる。外の景色を楽しむならば、身近にある公園だ。ひょっとしたら、私のような孤独な老人と出会うかもしれない。」

私も生涯現役で仕事をする予定でいるが、何らかの事情で仕事をしたくても仕事が出来ない状況になったら、仕事に代わる時間の使い方を見つけなければならない。

多分、この問題はすべての老人が直面する。

仕事に代わる時間の使い方を探す

こんな質問がある。君は1日中遊んでいられる何かを持っているか?

残念ながら、私はこの質問に答えられない。今は仕事があるからお金稼ぎに時間を使っている。この仕事が無くなったら、何に時間を使えば良いのだろうか。老後の生活は何に自分の時間を配分するかである。

1日の中でコア時間を何に使うかが決まっているシニアほど老後の生活は作りやすい。仕事することがコア時間になっているシニアならば、コア時間以外に遊びを入れる事で1日の生活が充実する。コア時間とは、9 am to 5 pmの時間帯である。会社勤めの時の就業時間と同じだ。

今は自分が作った仕事でコア時間を費やしているが、今の仕事がビジネスにならなくなった時、または、体が言う事を聞かなくなった時、このコア時間をどうするかである。必ず、この問題は誰もが直面する。出来るならば、今からその対策を考え、準備したほうが良い。

言うが易し、行うは困難だが、避けて通れないのが現実である。

大学の聴講生になる

私はどうしたら良いのだろうか。自問自答するならば、経済的に余裕があれば大学の聴講生となって新しい学問を学ぼうと思う。学生と言う身分をもう一度確保して純粋な学問を学ぼうと感じている。普通の大学生は就職と言う目的があるが、時間を持て余しているシニアにはその選択肢はない。

私の場合、大学時代は米国の州立大学で生活をした。日本の大学での学生生活を体験していない。その違いを覗いてみたい感じがする。9 to 5のコア時間を全て大学の聴講生として使う事は出来ないが、半日ぐらいは授業に時間が取られるだろう。残りの半分の時間を大学の図書館や同好会などに使えば良いかもしれない。

慶応大学SFCを調べてみたが、聴講生としてどれほどお金がかかるのか分からなかった。日本の大学は、米国の大学と違って単位毎に授業料が決まっていない。年間で固定されてしまう。1学期通って、2学期はお休みし、3学期にまた学校に戻るという自由さが無い。

調べているうちに面倒くさくなってきた。体質的にやはり日本の大学は合わないかもしれない。

年老いたシニア専用の学校があると良いのだが。

オーストラリアの社会人学校という選択もある

Dee Why School for Seniors  オーストラリアの社会人学校を見つけた。教会が運営している。年間40ドルの授業料でこんな授業を受けられる。

Tai Chi (All Levels)
Philosophy
Languages
Arts and Craft
Music
History
Memoirs/Poetry
And many more!
We have 400 members in over 30 classes!

ロングバケーションでオーストラリアに滞在しシニア向け授業を受けるのも良い。場所はここだ!シドニーの田舎の田舎にあるから生活費はそれほど高くはないだろう。これも一つの選択肢になる。

没頭できる趣味に時間を使う

仕事に代わる時間の使い方は、没頭できる趣味があると解決する。筋トレが趣味としてあるが、毎日2時間もやってられない。週2回か、3回で十分だ。あとできる事は、一人旅、夫婦二人旅で全国を回ることぐらいである。1年間かけて自動車で日本の田舎町をめぐるのも面白い。自動車でなければ、青春切符で鉄道の旅をする。

日本全国を転々と泊まり歩きながらローカルの土地柄を学ぶ旅などは面白い。

旅をする:Addressという宿泊サービス

全国に数百か所ある生活拠点を手軽に利用できる住まいのサブスクサービス全国に数百か所ある生活拠点を手軽に利用できる住まいのサブスクサービスです。
地域の人との日帰り食事会・二拠点生活・多拠点生活・お試し移住・ワーケーション・デジタルノマドなどの目的に合わせて、年2泊のエントリープランから、月2泊〜30泊の滞在プランまで、幅広い利用プランを用意しています」

株式会社アドレス代表取締役社長

佐別当隆志氏からのメッセージ

年に数回の観光のような「非日常」ではなく、散歩や買い物、食事や会話、お茶やお酒を飲んでゆっくりする日常生活そのものを、地域や家を変えて、いつもと違ったものにする。そんな「異日常」のあるワーケーションを、ADDressの家では手に入れることができます。

普通のホテルや旅館で観光地に行くのではなく、聞いたこともないような地域に、素敵な場所や暮らしを探しに行く。この日本には、ローカルなお店や自然、そして文化がたくさんあります。味噌づくりをしたり、農作業したり、生まれたての卵や新鮮野菜を頂いたり、地元の方と釣りにでかけたり。そんな暮らしを月に数日でも日常に取り込むだけでも豊かになる。

新鮮な空気に緑に囲まれた地域、家から空を見上げれば満天の星空。地元の人が通う温泉から、町に出れば良い感じの路地やローカルフード、味のある店主のお店やスナック。そんないつもと異なる日常を、手に入れて欲しいと思っています。

一人になったとき、一人旅に出るシニアが多い。旅をしながら訪問地の人たちとの触れ合いを楽しむ。ふれあいを味わいながら自分の人生について考える。そんな時間を一度ぐらい持っても良いのではないか。

結論

  • 「仕事がしたくても働ける体で無くなった。毎日が日曜日だ。自宅にいると気がめいる。外の景色を楽しむならば、身近にある公園だ。ひょっとしたら、私のような孤独な老人と出会うかもしれない。」
  • 仕事に代わる時間の使い方を見つけなければならない。大学の聴講生になる。海外の社会人学校に行く、趣味に没頭する。一人旅をする。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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