6人の70歳代シニアと一緒に札幌まで仕事で出張した。73歳から77歳ぐらいの方々だが、活発にNPOの仕事をこなしている。仕事を終えて知人が懇意にしているスナックで夕食を取った。そこで出た話が、健康と筋肉。特に足の筋肉が目に見えるほど失っていくことだ。73歳の方が、最近、ふくらはぎが痩せてきたことに気がついたと言う。
その話が発端となって足の筋肉を失うと死を待つ人生が始まるという話題に発展した。
スナックに同席した5人のシニアが全員うなずいた。自分の足で自由に歩けなくなると人生が終わると。年齢的に70歳後半のシニアは、友人・知人が老人ホームで生活を始めているからだ。その理由が、足だ。自分の足で歩けなくなったことが原因である。
野生動物の社会では自分の足で動けなくなると自然と死が訪れる。仲間の動物は何も出来ない。人間は家族、親戚、友人が助けてくれる場合が多い。そのための老健施設もある。