高齢者の稼ぎ方:ごみ拾いでお金を稼ぐにはどうするか?

朝、自宅から駅に向かって歩いていると数人の老人たちが公園や歩道に落ちているゴミを拾っていた。多分、老人が出来ることとして環境美化の活動をしているのだろうと感じた。自分たちが住む地域コミュニティーをより住み易くするには自分たちで環境を良くする行動が必要だと考えての事だろう。

私は高齢者の自主的な環境美化運動は肉体的な健康と精神的な安定に貢献すると思っている。朝起きて体を動かす目的があり、ゴミで散らかった公園や歩道が綺麗になって行くのが分かるからだ。高齢者が出来る範囲でやれる事を見つけて行動するのはアクティブシニアの特徴である。

ゴミがあるとゴミがもっと集まってくる。私たちはゴミが有る所にゴミを捨てやすいからだ!

ゴミ拾いからちょっとした小遣い稼ぎが出来るかも

私は働ける健康と体力がある高齢者は知恵を絞ってお金稼ぎをするべきだと強く思っている。政府の年金財政におんぶにだっこで生活が続かなくなることはわかっている。若者たちへの負担が年々増えて行っている。その負担を出来るだけ軽減するには体と頭を使って働く事である。ゴミ拾いからちょっとした小遣い稼ぎが出来るかもしれない。

ゴミ拾いからお金を稼ぐ

例えば、特定の公園や歩道を対象にゴミ拾いを定期的に行う。その時にゴミの種類、量、ゴミが多く捨てられている場所などの時系列データを取る。それを調べてレポートを作成しウエブで提供する。そのレポートにはシニアグループが出来る仕事リストと説明して、サービス料金を書き加えて仕事募集を行うのである。

これは一つの簡単な事例であるが、魅力的なデータを集めることがシニアグループでできればそのデータに価値が生まれる。そのデータ分析をレポートにして誰にでも使えるようにすることで宣伝チャネルが構築できる。シニアグループが仕事としてできることをアピールする媒体になる。

シニアのボランティア活動はお金にならないと信じ込まないこと

自分たちが自主的にできる仕事を作り出す。巷にある高齢者向けの仕事は受け身の仕事になる。攻めの姿勢で自分たちが得意とする仕事を作り出す。その仕事をアピールする媒体さえあれば、仕事はやって来る。

最初は社会貢献でやる仕事でも知恵を使えば、お金をもらえる仕事に化ける。だから、シニアはいつも自分が出来ることでお金を稼ぐことを考えるべきである。誰もやらない作業の多くは社会貢献的要素が強い。それらの作業は社会を良くするために必要なのだがただやるだけではお金を産まない。お金を産むようにする仕組みと知恵で社会貢献の仕事を考える。

どんなことでも社会的に求められる事は仕事ととして生まれ変わる要素がある。新しいアイデアで仕事を作り出すのは難しいが既にあるお金を産まない仕事は知恵次第でお金を稼ぐ仕事に化けさせることが出来る。お金を産まない社会貢献的な仕事をリストして自分たちの知恵でお金を稼ぐ仕事に生まれ変わらせる。そうするにはどうしたら良いかを考える。

水は無料だから、日本では売れない!

昔の日本では水を商品として販売していなかった。日本ほど水に恵まれた国はないからだ。フランスなどは、水をお金で買うのが当たり前の国だ。エビアンというミネラルウォーターが日本で販売されたときに誰もが思ったことは、「水なんて売れない!」という事であった。今、スーパーマーケット、自動販売機、コンビニエンスストアを見れば、売れないと思われていた水が販売されている。それが当たり前になった。

自宅からゴミを「ゴミ出し場」に運び、ゴミ箱を自宅に戻す

世田谷区のある地域では近くの住民がゴミ出し作業を代行する有料ボランティアをしている。老人宅が多いと自宅のゴミをゴミ出し場まで運ぶことが難しくなる。誰かにその作業だけでも頼みたくなる。こんな問題を解決するために自治体で対応する無料サービスがあるが、多くない。

もし、高齢社宅が多い地域に住んでいる元気で健康なシニアならば、ゴミ出し日にゴミ出し作業を代行するサービスを提供できるチャンスが有る。実際に渡しの義父は自宅のゴミを自宅のドアから門までゴミを運べなかった。ゴミ収集車は自宅の門の外に置かれているゴミ箱でないとゴミを運んでいってくれない。

ちょっとしたことでも高齢者が困っていることがある。その問題を解決するサービスを自分のビジネスにすれば良いだけである。

結論

ビジネスは人々の常識を覆すところにチャンスがある。ボランティア活動は基本的に無料サービスであるが、それを有料サービスとして作り変えればお金を稼げる。社会が困っていること、住民が困っていること、自分たちの生活で困っていることを解決する方法を見つけるだけで性別、年齢を問わず高齢者でもお金を稼げる。