寂しい思いをしている老人たちを助けるにはどうしたら良いのか?

高齢者の事は、高齢者に聞け!

高齢者の悩みは多岐にわたる。その中の一部で良いから助けるサービスを作り出せば、それがシニアビジネスになる。65歳の私が悩んでいる事は、例えば、忍耐力を強化すること。年老いて忍耐力が落ちていると感じている。幼児の叫び声に耐え難い。電車の中での座り方マナーに頭にくる。以前ならば、あまり気にしなかったことにストレスを感じる。

私が想像する老人お助けビジネスは、孤独なシングル老人(伴侶の他界、シニア離婚)に良き人生のパートナーや友人を作るための機会を提供することだ。シニア結婚を助けるのではなく、残りの時間を一緒に楽しめる友人や異性との出会いになる

寂しい思いをしている老人たちに憩いの場を作る

夫婦で手を繋いで街中を歩いている老人カップルに何度も出くわした。実に喜ばしい。その一方で一人寂しくその横を歩き過ぎて行くシングル老人にも出会った。老人にとって孤独は最強の敵である。

寂しさを和らげる知人、友人の輪

お茶飲み相手が身近にいれば、孤独は近寄って来ない。問題は、老いてくると若い時のように気楽に友達を作れない。それが異性となれば、尚更難易度が高まる。シニア出会いを専門にしているビジネスが有る。多くは、シニア結婚を最終目的にしている。この需要も多いと思うが、シニアの本当の問題は、孤独に陥ること。

孤独を結婚しなくても解決できるサービスを考えることが出来れば、多くのシングル老人を孤独から助け上げられる。離婚した高齢者、生き別れた老人たちが同年代の異性と出会い、一緒に楽しめる時間と場所を提供できれば、凄いビジネスになる。

65歳以上のシニア交流会」を地域レベルで毎週開催できれば、それを楽しみにしたシングル老人たちが増えるだろう。特に80歳代のシングル老人たち向けの異性との出会いに価値があるのではないかと想像している。

思うのだが、貧しい子どもたちのための「子供食堂」が日本各地で生まれている。同じコンセプトで「寂しい老人のための夕食会」なるものを開催してはどうだろうか。シングル老人たちは、自分で夕食を作っている。たまには、誰かに夕食を作ってもらいたい、または、一緒に作りたいという欲求が有るのではないか。

寂しい老人たちのための夕食会

寂しい老人のための夕食会」をビジネスにするには、夕食会を開くことでお金が生まれる仕組みを考える必要がある。参加した老人たちに仕事をやってもらい、そこで生まれたお金を夕食会の運営資金にする。一緒に仕事をやりながら親睦を深めることができる。そのご褒美に無料の夕食に有りつけるという仕組みになる。

老人でも出来る仕事として、チラシ配りが有る。チラシ配りは人手がいる。チラシビジネスをやっている業者と組んで月何回かあるチラシ配りを「寂しい老人のための夕食会」プロジェクトが請け負う。そこで生まれた賃金で夕食の材料を買う。大勢の老人が参加すれば、早くチラシを配り終わる。最低何人かは確保しておかないとチラシ業務が出来ない。

チラシ配りのような簡單で人手がいる仕事を定期的に老人たちに提供するだけでシニアパワーがお金に変えられる。同時にシニア同士の親睦も深められる。地域単位で「寂しい老人のための夕食会」プロジェクトを作れるのではないか。

寂しい老人のための夕食会」プロジェクトはNPO組織を作って展開したほうがやりやすい。または、子ども食堂に相乗りして展開したほうが良いかもしれない。私自身がこのサービスをやり始めるべきなのだが、本業があるので工数的に専念できそうにない。

こんなサービスに興味があるシニアや若者は私のアイデアを実現しいただければ嬉しい。

結論

老人お助けビジネスは、孤独なシングル老人(伴侶の他界、シニア離婚)に良き人生のパートナーや友人を作るための機会を提供することで始まる。子ども食堂のようにシニア向けの「寂しい老人のための夕食会」プロジェクトを考えてみてはどうか。食材を購入するための資金をチラシ配りの仕事で作る。そんなアイデアがある。