65歳を過ぎてシニアのライフスタイルが劇的に変わる。65歳を過ぎても定職を持って仕事を続けているシニアは元気だ。目は輝いている。足腰はしっかりして元気よく歩いている。
65歳で会社を卒業し、自分で自分の人生計画を作り出しているシニアは苦労をしている。今まで会社で仕事をしていれば、日中の時間は埋まっていた。仕事がなくなった生活は、自由であるが時間が沢山有り過ぎる。時間の使い方に戸惑う。
私の65歳の知人は、再就職先を探しているが見つからないため諦めモードである。今は、仕事を探すのをやめて趣味に時間を使っている。彼は問題を抱えている。暇は彼の生活をつまらなくする。暇になると体を動かす活動が止まる。精神面、肉体面でマイナスな効果が現れる。
私は一度会社組織の中で仕事がなかった時期があった。会社に出社しても仕事がないので毎日小説を読んでいた。午前9時から午後5時30分まで仕事がない暇な時間をどのように過ごせば良いかで苦しんでいた。給与をもらいながら、暇な時間を持てたのだが精神的に苦しかった。
長年仕事をやり続けたシニアが定年退職やリストラで職を失うと精神的に苦しむ。その原因が「暇」である。こんな事を言ったら忙しく働いている労働者に避難される。彼らは自由に使える「暇」を求めている。やりたいことがあるシニアならば、「暇な時間」は願ってもない時間になる。
結局、自由になる時間を上手く使えるか、使えないかになる。