老人が横断歩道を渡る時、渡り終えない内に信号が赤に変わってしまう。そんな状況を何度も見ている。道路にある信号機は、道路を渡る人間よりも自動車優先に設定されている。そんな印象がある。これから多くの高齢者が出歩く時代になる。今の横断歩道にある信号機は歩く速度が遅い高齢者を考慮に入れていない。
確かに、老人は信号無視が多い。歩く時も周辺状況を考えて歩いていない。自分の事で精一杯なのだろう。元気な老人が増えてくるが、歩く速度は普通の大人よりも遅くなるのは必然的だ。
少子高齢化の社会が目前に迫っている日本だからこそ、人間中心の道路環境を模索するべきではないか。海外では、横断歩道の信号機にセンサーを付けて人が渡り終えないうちは信号を赤に切り替えない仕組みができている。既存の横断歩道の信号切り替えにセンサーを追加して歩行者優先の仕組みに変えることが可能だ。
高齢者に優しい交通システムが求められる!