家内が私の腰回りを見てこんな事をいつも言う!「夏でもないのに何故いつも浮き輪をお腹につけているの?」
英語では、腰回りに付いた贅肉をBaby Fatと呼んでいる。私はいつも家内に、「これは赤ちゃんの時に出来た脂肪だから取れないんだよ!」と答えている。
おへその上辺りに付いた脂肪と腰回りに付いた贅肉は、ちょっとの事では取れない。
家内が私の腰回りを見てこんな事をいつも言う!「夏でもないのに何故いつも浮き輪をお腹につけているの?」
英語では、腰回りに付いた贅肉をBaby Fatと呼んでいる。私はいつも家内に、「これは赤ちゃんの時に出来た脂肪だから取れないんだよ!」と答えている。
おへその上辺りに付いた脂肪と腰回りに付いた贅肉は、ちょっとの事では取れない。
2日前に静岡にある実家を墓参りで訪れた。76歳の兄夫婦が実家を継いでいる。兄は仕事をやめて自宅で好きな事をして遊ぶ生活を送っている。外出する生活のリズムがないために足をあまり使わない生活になってしまった。その結果、身体の筋肉量が減り、老化を早め歩く姿勢も老人の姿になってしまった。
生活の中で歩く習慣がないシニアは歩行困難になりやすい。仕事で毎日通勤する生活をしていれば足腰を使う生活であるので問題はないのだが、自宅でソファーや椅子に座って生活する時間が多いと足が楽な生活に適応してしまう。その結果、足腰の筋肉だけでなく体全体の筋肉もすごい勢いで減っていく。
70歳を過ぎると使わない筋肉は衰えて体から消えて行く。その悪影響が歩行困難である。自分の足で歩ける距離なのに自動車、バイク、自転車などを使ってしまう。散歩する距離も時間も短くなる。高齢者の身体は活動が減少するとそれに合わせて体の機能も落ちてくる。目に見える状態が歩行困難である。
腰を曲げて前のめりの姿勢で歩き、歩幅も狭く、歩行速度も遅い歩き方になると老人の歩き方になる。それがもっと悪くなると杖や歩行車を使わないと歩けなくなる。最終的には手動車椅子や電動車椅子での移動になる。
私はサイエンスフィクションが好きである。この本もSFかと思ったが、そうではなかった。小学生、中学生の頃に10年後の自分宛てに手紙を書いて校庭の何処かにタイムカプセルとして埋めた経験がないだろうか。この本はその手紙を10年後に届けるサービスをする会社の出来事を描いている。
読み進んで行くうちに何故か涙が出始める。目の潤いをなくした私にとって恵みの涙になった。老いて来ると感動で涙が出ることがほとんど無い。お涙頂戴という機会が少なくなった。そんなシニアは私だけではないと思う。暇な老後を感動することなしに過ごしている方は是非この本を読んでもらいたい。
暇な時間が有意義に使われることは確かである。
感動する本をたくさん読むと目の潤いが戻ってくる。心の乾きも涙の潤いで癒やされてくる。私の読書習慣は本を無性に読みたくなる時期と何も読まない時期が交互にやってくる。読みたくなると一人の作家の本を立て続けに読み出す。もう、次に読む同じ作家の本を図書館で予約している。
一度感動で涙が出てくるともう一度感動したいと思うのは自然だ。
テレビ番組で時々出てくる90歳以上の元気な老人たち。レポーターが決まって聞く質問がある。「長生きのコツは何ですか?」
誰もがその回答を待ち望んで聞いている。人によって回答はまちまちであるが共通の要素が浮かび上がってくる。でも長生きのコツを知っても実行し続けなければ意味がない。最終的には自分の運命を自分で良くすることができるかどうかである。
長生きの秘密を知って、それを実行できる人とそうでない人で個人差が出てくる。どんなに頑張っても運命という不確定要素が絶えず存在する。それを飲み込んで割り切って生活をするしか無い。
60歳定年退職後を会社に頼り続けると惨めな老後が待っている。会社は古い歯車を新しい歯車に変えていく。この流れは誰もが事前に知っている。65歳まで会社が再雇用してくれるから取り敢えず安心だと思っているシニアは大間違いである。65歳で再雇用を終えた先輩社員に会いに行くべきだ。彼らの老後が幸せな老後の生活になっているかどうかをまず確認すべきである。
65歳を過ぎても活発に活動している先輩を何人見つけられるか。数は非常に少ないはずだ。活発に社会で生きているシニアは、60歳定年退職時に新しいことに挑戦している。5年後にその果実を余裕で口に入れているだろう。
今、スタバでこの記事を書いているが私の隣には65歳過ぎのシニアが二人で老後の生活の話をしている。仕事は何をしているとか、老人ホームを考えているとか、運動は何をしているとか、健康はどうとか。聞いていると老後の生活の惨めさを感じる。