私より長生きをする妻に不労所得を作り出すビジネスモデルを探す

肉体労働でお金を稼ぐ方法は、これから老いて行くシニア向けではない。シニアは、出来るだけ知能や専門的なスキルを活用したお金稼ぎを作り出すしか無い。これは、男性よりも女性に言いたい。女性は男性よりも長生きをする。金融資産がないと快適な老後の生活を送れない。国民年金の額は、月6万前後だ。この金額では到底生きていけない。

仮に夫の遺族年金をもらえたとしても金額としては不十分だろう。最低でも月額25万円ほどの収入があれば、老婦人の生活で困ることはないだろう。そうなると、月25万円から年金6万円を差し引いて19万円ほど不労所得で稼げば良い。

今から妻に不労所得を稼ぐ方法を試行錯誤で検証してもらうことが出来れば良いが。

シニアの妻でも出来る不労所得を稼ぐ仕組み、何があるのだろうか?

シニアと若者をマッチングさせるインキュベーション事業はありか?

大企業ほど定年延長で発生するシニア労働者の待遇と配置に悩む会社はない。好景気な会社であれば、仕事は沢山あるのだが、景気が悪い会社ならば子会社や下請け会社などに出向させる方法を取る。それが出来ない会社は、人材派遣会社に依頼してシニア労働者が働ける場所を斡旋してもらう。

60歳から65歳までの再雇用シニア会社員を有効活用する新しい職場を作る会社は少ないだろう。

シニア会社員によるインキュベーション事業を推し進めている企業ならば、そこから生まれた新しい事業にシニア労働者を出向できる。または、会社が共同出資をして新しい職場を確保できる。シニアインキュベーションで上手く行った会社に「高齢社」がある。シニア技術者の人税派遣サービスをやっている会社だ。

親会社で働いていたシニア技術者をこの人税派遣会社経由で他社に派遣する仕事である。

シニアが作り出すビジネスはシニアのニーズを反映している!

なぜ、自宅よりもデイサービス施設が良いのか?

嬉しい出来事が起きた。85歳の要介護5の義母だ。デイサービスに週3回行き始めた。自宅にいた時は、食欲がなく体力を失い始めていた。自宅では、一人ベッドに寝ているだけの生活であった。テレビを見るにしても本を読むにしても家族を煩わせないために一人で時間を潰していた。

背中の圧迫骨折で介護ベッド生活を始めて骨折はだいぶ治ってきているのだが、ベッド生活のため体全体と足の筋力が衰えてしまった。ベッド生活では食欲が出ず、体力が落ちるといった悪循環になってしまった。

嬉しい出来事は、デイサービス施設に試しに行かせたことだ。デイサービス施設で新しい仲間と一緒にお喋りをしたり、ゲームを楽しんだり、ランチをしたりして帰宅の送迎で笑顔で帰ってきた。デイサービス施設での時間が良かったのだということが直ぐにわかった。

食欲不振で体力が衰えてきている高齢者ならばデイサービスを利用してみることだ!

どのようにすれば若者がシニア向けのビジネスを作れるのか?

平均年齢70歳の営業支援NPO団体がある。会員が200名近くあり、増えている。多くは、大手企業のOB社員である。管理職経験がある方々が多い。そんなシニアなのだが、自分たちで新しいビジネスを作ろうと考えてもアイデアが浮かんでこない。

平均年齢70歳のシニアには、時代にあった新しいビジネスを作り出せないのだろうか。私はそうは思わない。彼らに必要なものは、時代にあった新しいビジネスが何であるかを理解してシニアなりのアイデアを広げることだ。

新しいビジネスで起業を考えているシニアは、ぜひ、Startup Hub Tokyoで開催されるこんなイベントに参加してみると良い。

新規ビジネスを若者とシニアがコラボして作り出せないか?

足の筋力が衰えるとシニアの生活はどうなるのか?

家内の両親を見ていると二人とも足の筋力の衰えで自由に歩けない不自由さを味わっている。93歳と88歳の二人。88歳の義母は、背中の圧迫骨折で介護ベッド生活をしている。圧迫骨折は大分治ってきている。今は、足の筋力を回復させるためのリハビリ治療を受けている。同時に週3日間のデイサービスに出かけている。

自宅で一人ベッドの上で何のできない生活を想像する。何かやってほしいと思っても直ぐに93歳の夫は来てくれない。耳が遠くなって歩くのが遅い義父は義母にとって頼れない。デイサービスに行けば、介護ヘルパーや介護士がいつも近くにいる。何かやってほしい時は、呼び出しリモコンがある。自宅での生活と違って周りには会話ができる老人たちがいる。

人によっては、デイサービスを嫌がる場合があると聞く。幸運にも義母は、デイサービスに行く度に幸せそうな顔をして帰宅する。送迎サービスがあるので93歳の義父は自宅で義母が帰宅するのを待つだけである。老夫婦の生活風景は自分たち夫婦が未来に見る生活風景なんだろう!きっと!

自分の足で歩けなくなると「自分の世話が出来なくなる」だけでなく「余生の楽しみも失う」!!