著名人の老後の過ごし方を参考にしても無駄ではないかな!

老後の生活に関する書籍の紹介や広告が新聞に出ていた。私は、基本、老後の生活に関する有名著者の本や雑誌記事を読まない。有名著者の生活と住んでいる世界は、私の生活とかけ離れているからだ。人生60年以上生きてくれば、考え方も生活スタイルも違う。個性が前面に出る。

老後の生活は、こんな生活であるといろいろな人たちが自分の考えや思いを情報として発信している。それはそれで良いのだが、それと同じものを求めるのは間違いだ。

成功したビジネスマンと同じことをして成功するかと言えば、成功しない。それと同じだ。人それぞれの人生だからだ。もう、「皆がやっているから私も!」という思考は止めにしよう。老後の人生は、自分中心に楽しむ人生にすべきだ。生きている時間も限られているし、体を元気に動かせる時間も少なくなっている。

老後の人生は、好きな事をやれる人生にしようではないか。

好きな事がやれる老後の人生

65歳から70歳にかけて仕事を卒業する高齢者が増えてくる。仕事をやめて何か別な事をする目的が事前に見つかっているシニアは幸せである。私の目には、仕事がきつくなってきたから制約されない生活を求めているだけではないかと感じている。

今まで仕事で1日のコアな時間を費やしてきた。そのコアな時間、8時間、を何と取り換えるのだろうか。ただの自由な時間しか見いだせないはずだ。その時点から退屈な「毎日が日曜日」が始まる事に気が付いていない。

年齢ごとにやりたい事を書いてみる

私は、今年64歳になる。自営業者であるので自分が作ったビジネスで生活費を稼ぐ事を毎日考え、試行錯誤をしている。毎年、目標を設定する。多くの目標は、未達成のままの場合が多いが、それで良いと思っている。重要な事は、その年を目標に向かって生きて行ければ良い。その年の生き方の軸が目標になる。

65歳・・・東京オリンピック2020で都市ボランデイア(シティ・キャスト)を演じる
66歳・・・夫婦でポルトガルに旅行し、1ヶ月間生活をする
67歳・・・長男一家、次男をハワイ家族旅行に連れて行く
68歳・・・夫婦で地方都市の食べ歩きドライブ旅行に出かける
69歳・・・1年間で100万円貯蓄して次のヨーロッパ旅行を計画する
70歳・・・1ヶ月間の夫婦ヨーロッパ旅行に出かける

こんな感じだ。別にこれを忠実にする必要はない。いつも、Subject to Changeである。都合に合わせてその年の目標を変えて楽しめば良いだけだ。 

日々の基本的な生活のリズムを身に付ける

老後の人生を好きに楽しめば良いと言われても毎日好きな事をやれるだろうか。現実の話、中々私たちはできない。やはり、1日のコア時間を決まった事に費やす生活のリズムが必要だ。自分で出来なければ、他のシニアが集まる社会活動に参加することが良い。

私の70歳代の知人たちは、元大手企業のOBたちだ。彼らは、経営支援NPOクラブで自分が好むプロジェクトを中心にした生活をしている。NPOクラブでの活動を中心に日常生活のリズムを使っているのだ。NPOの活動は、会社で働く感じではなく、自主参加が基本だ。出来る範囲で活動に参加する。

休暇は好きた時に作れる。老後の生活は、仕事に代わるコアな時間をどの様に使うかで快適さが変わる。、

隣百姓のような生活はやめて自分独自の生活を作り出す

誰かを頼る生活に慣れた元会社員は、仕事を卒業した機会をチャンスと思って自分に頼る生活を作り出す努力をすべきだ。死が迎いに来る前まで自由時間が与えられている。せっかくの自由時間を無駄にしたくないと思うのは誰も同じだ。
自分独自の生活を考えだして楽しんでみてはどうか。

私の生きがいは、「いかにしてゼロからお金を稼ぐかだ!」自分のスキル、知識、インスピレーション、好奇心、ちょっとした事から足元に輝く砂金を見つける事が出来る。その砂金の山を見つけるために砂金を追うプロセスが楽しい。

その意味合いで私は仕事が生きがいになる。それも自分が作り出した仕事だ。いろいろと試しながら自分が作り出すサービスをお金に換える。海岸で投げ釣りをしていると同じだ。魚が釣れるかどうかは、やってみなければ分からない。うまく魚がいるスポットを探し当てれば、魚は釣れる。釣り竿に伝わる振動が心地良い。

この記事「著名人の老後の過ごし方を参考にしても無駄ではないかな!」のポイントは、

  • 私は、基本、老後の生活に関する有名著者の本や雑誌記事を読まない。有名著者の生活と住んでいる世界は、私の生活とかけ離れているからだ。
  • 65歳から70歳にかけて仕事を卒業する高齢者が増えてくる。仕事をやめて何か別な事をする目的が事前に見つかっているシニアは幸せである。