シニアが起業する時に既存ビジネス市場で起業するのか、新規ビジネス市場で起業するのかで成功する可能性も変わってくる。どちらの市場であっても自分が持っている能力と営業力に自信があれば、やるだけの価値がある。
既存ビジネス市場は、既に先駆者たちが市場を占有して競争が激しいレッドオーシャンである。新規ビジネス市場は、まだ、誰も先駆者がいないオープンなブルーオーシャンである。
未開拓な市場を自分のビジネスモデルで開拓するのは、誰が考えてもリスクが高い。何があるのかやってみないと分からない市場であるからだ。頭の賢い奴は、リスクを取らない。強い思いと情熱がある人は、ブルーオーシャン市場をチャンスと見る。競争相手がいない。自分が努力して市場を開拓すれば良いだけだと考える。
シニアはブルーオーシャン市場で起業する方がチャンスがある!
自分が思い付いた、発見したビジネスチャンスを試すことで今まで見えていなかった市場が見えてくる。頭の中で思い付いたビジネスの種は、実際にやってみないと分からない。この時、実際に試してみる人と頭の中で結論を出してしまう人とに分かれる。
賢いシニアは、リスクを取りたがらない。起業は、強い思いと情熱がないと始められない。賢さは起業する上で必要ない。必要になるのは、ビジネスが立ち上がってきた時だ。起業に求められるのは、「好奇心」と「探求心」と「強い思い」だけだ。
先駆者がいない市場は、どんな市場であるか誰も知らない。先にやったものしかその市場の情報は入ってこない。深い傷を負わない程度にテストマーケティングをするだけならば、その市場性を判断できる。シニアは、自分が考え付いてビジネスの種が本当に売り上げをもたらす種であるかをテストマーケティングするべきだ。
最初からイチかバチかのギャンブルビジネスを始めてはいけない。小さな失敗をたくさんする方法をシニアはまずやるべきだ。過去に自分の腕でお金を稼ぐ体験がない人は、実際のビジネスの展開が分かっていない。まずは、自分のアイデアがどれほど市場ニーズを満たしているかどうかをテストマーケテイングする事で現実の世界が見えてくる。これを学ぶのが最初のステップだ。
最初から考えているビジネスがヒットしてお金が入ってくるのは幸運としか言いようがない。その確率は非常に低い。それを期待してビジネスを始めていけない。
テストマーケティングの基本は、
- 半年間売り上げがなくてもテストマーケティングが出来る予算を作る
- 手広くビジネス範囲を広げない(ビジネスモデルを証明できるターゲット客層に絞る)
- 自分一人で全てをやってみる
最初から他人に依存するようなビジネスプランは失敗に終わる。