どのようにすれば若者がシニア向けのビジネスを作れるのか?

平均年齢70歳の営業支援NPO団体がある。会員が200名近くあり、増えている。多くは、大手企業のOB社員である。管理職経験がある方々が多い。そんなシニアなのだが、自分たちで新しいビジネスを作ろうと考えてもアイデアが浮かんでこない。

平均年齢70歳のシニアには、時代にあった新しいビジネスを作り出せないのだろうか。私はそうは思わない。彼らに必要なものは、時代にあった新しいビジネスが何であるかを理解してシニアなりのアイデアを広げることだ。

新しいビジネスで起業を考えているシニアは、ぜひ、Startup Hub Tokyoで開催されるこんなイベントに参加してみると良い。

新規ビジネスを若者とシニアがコラボして作り出せないか?

若者が考える時代のニーズを理解できるようになれば、そのニーズをシニアの視点で揉んでみるだけだ。シニアと若者のアプローチは違うかもしれない。ひょっとしたら、シニアのアイデアを付加することで若者のビジネスが上手くテイクオフ!出来るようになるかもしれない。

シニアの頭にある情報は、時代遅れな場合が多いので若者たちが始めようとするビジネスのプレゼンを見て頭に新鮮な情報をインプットする。そうすれば、ユニークなシニアビジネスを考え付くのではないだろうか。

出来れば、起業プレゼンをした若者と直接話しをして若者から色々と起業の雑学を学ぶ。 世代を越えた何か共通な要素を見つけることが出来るかもしれない。私を含めて自分の殻だけに閉じ籠もってビジネスをしているとインスピレーションが沸かなくなる。

高齢者は、若者にないニーズを持っている。そのニーズを知っているのは、高齢者自身だ。そのニーズを満たすサービスが生まれれば、新しいビジネスが生まれる。その時に若者の発想を応用して難しいビジネス要素を解決できる場合がある。

ある意味で若者とのビジネスコラボレーションが生まれても良い。そんな世代を越えたパートナーシップが生まれれば、喜ばしい。若いものがシニアビジネスを展開しようとすると形だけのサービスに成りがちだ。シニアは自分自身がサービスの対象者になるのでピンポイントでニーズを満たせるサービスであるかどうかが分かる。

シニアが作り出すシニアのためのビジネスのヒントは、若者が作り出すビジネスの発想に隠れている。