シニアが物を買う動機

今年になってお金を使い過ぎたのではと思い始めた。このアイテムは本当に必需品であったのかどうかを突き詰めると怪しくなる。怪しい購入アイテムはこんなものだ。

  1. Thinkpad C13 Yoga Chromebook(仕事と趣味で買う)7万円ぐらい
  2. Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)付属(欲求で買う)4000円ぐらい
  3. プロテッジ半袖プレミアムドライ ハンドボールTシャツ3枚(欲求で買う)9000円ぐらい

まだ第1四半期が終わっていないのにこんなに使ってしまった。いつもならば、3万円以内だろう。人間というものは、その時の精神状態で予定以外のものを買ってしまう。

Thinkpad C13 Yoga Chromebookは、別にあと2年は買う必要がなかった。どうしても必要なものではない。でも、買ってしまった。ちょうど、米国アマゾンでバーゲンセールをやっていたので今しかないと思って買ってしまった。予定した買い物ではない。

実は、この「今しかない!」と思った時に予定外のお金が私の懐から出て行く。私は趣味で衝動で欲求で物を買うシニアになってしまったのか。毎年、本当に必要なものしか買わないと心に決めていたのだが、現実はこんな状態でお金を使ってしまう。買う上での理由はあるのだが、今なのか、買わないと困るのかを問われると反論ができない。

私の頭の中には2つの心が衝突している。一つは節約と断捨離の生活をシニアは送るべきという考え方と2つは余生を楽しむにはほしいと思った時に買って使うべきだという考え方である。お金は残りの人生を楽しむために使うのが正論である。注意することはお金の使い過ぎである。

65歳からの起業、やり方とプラン

シニアが起業を考えるとき、出たこと勝負でビジネスプランを考える傾向が強い。その結末は、失敗する。ビジネスの種は複数あると失敗しても再挑戦が出来る。多くのシニア起業家は、一つのビジネスだけで考える。それが成功するチャンスを下げる。

シニアが起業する時は、必ず、複数のビジネス・アイデアを用意する事である。用意した複数のビジネスの種のうち一つがヒットすればそれでやっていける。シニアには若者と違ってやり直す時間が少ない。

51歳で起業をした時、兄から「起業するには遅い!」と言われた。ベンチャー企業同士の交流会で自己紹介をした時、私の年齢が51歳である事を聞いて驚いていた若者が多かった。13年前の事である。今は、60歳代以降にシニア起業する人が多い。50歳代よりも60歳代の起業家が多い。背に腹はかえられない事情があるシニアが多いからだ。

年金以外に月10万円以上の収入を稼いで老後生活を楽しむには?

65歳になると年金がもらえる。国民年金であると約6万5000円ぐらい。それに厚生年金がプラスされれば、合計で平均20万円前後だと言われる。元会社員ならば、月額20万円ぐらいの年金で老後を生活することになる。この金額は世間一般的に言われている金額である。金額には個人差がある。

国民年金だけの高齢者は、年金受給と同時に生活困窮者となる。仕事をしていなければ、とても月額6万5000円で生活が出来ない。生活保護の申請をすることになる。それが出来ない場合は、アルバイトやパートの仕事を探して働き続けるという選択しか無い。

年金以外にあと10万円以上収入があれば、老後の生活に経済的な余裕が生まれる。年齢と共に高齢者は社会の弱者になって行く。肉体も衰えて今まで出来たことが自分で出来なくなる。そんな運命が見えているのでお金だけが頼りになると思う老人が増える。生きて行く上でお金は無いよりもあるほうが良い。それも出来るだけ継続的にお金が入ってくるほうが良い。

年金以外に収入を得るには努力が必要である。決して楽してお金は稼げない。

  1. 体が資本(筋トレをして健康寿命を延ばす)
  2. 知的生産で頭を使ったビジネスを作り出す(肉体に頼らない仕事)
  3. 自分の得意を製品やサービスにする

 

階段はシニアにとって怖い場所か?

66歳になって目の視力と視野で問題を感じ始めている。近視と遠視、それに視野障害。緑内障で右目の視野が半分見えていない。左目も右目も物を見るという上で問題だらけだ。50歳代は、まだ、近視と乱視で収まっていた眼鏡も50歳後半には遠視が追加された。目が悪くなると動く面で制約が生まれる。

駅の階段を登るのは問題ないが、降りる時に足元をしっかり見ていないと踏み間違えてコケてしまう可能性がある。そのため、降りる速度を少し遅くしながら確実に階段を踏み間違わないようにしている。

実際に最後の階段を見過ごしてコケてしまった。前に人が居なかったので自分だけがコケておしまい。前に人が居て巻き添えにしたら怪我をさせるかもしれない。

独立した子どもたちを親はどう見守るべきか?

私には子供が二人いる。既に二人共巣立ちしている。長男は結婚して完全に私達の手から離れている。次男は、独身で自分の将来の目標のために挑戦しているが、自宅から出て一人で生活をしている。親としての義務、子供を大人になるまで育てるという義務は全うしたと思っている。

でも、親は死ぬまで子供を見守る本能的な義務がある。社会的な義務からは開放されても、親としての本能的な義務は続く。親は死ぬまで子供を心配する。問題は、どのように「大人になった子供」を見守るかである。親が学んだ人生経験を子どもたちに伝える。困難に遭遇したら、どうすべきか。生き方を教えるしか無い。