運命の赤い糸で出会うカップルはなぜ相性が良いのか?

運命的な出会い。赤い糸で結ばれている

69歳になる前から時々思うことがある。私たち夫婦は非常に仲が良い。お互いを思い合っている。なぜなんだろうか?

ひょっとして、この世界に生まれてくる前の世界で一緒に生活をしていたのかもしれない。不思議なことは沢山ある。妻の誕生日が私の母親と同じであること。時々、妻からクレームを言われると私の母親が私を叱っているような感覚を覚える。

一緒に生活をしていると妻は一人の女性であり、奥さんであり、母親のように世話をしてくれる存在である。結婚して数十年が過ぎたがその間に何度も妻に助けられた経験がある。妻は私にとって「福の神」的な存在になっている。不思議な魔力というか力を持っている女性である。

私と妻との出会いは偶然ではなく必然であったのではないかと思う。

見えない赤い糸

私と家内はこの世に生まれる前の世界で一人の母体ではなかったかと感じている。この世に生まれるときに二分化されてそれぞれ違った母親から生まれる。その時、見えない赤い糸で結ばれる。

出会いは偶然ではなく必然!

出会いは偶然ではなく、必然であった。赤い糸が私たちを再度結びつけた。夫婦は二人で完成する。「人」という字は、お互いを助け合って一人の人間になっている。これと同じである。

もう結婚して41年目になる。一緒にいるのが毎日楽しいし、面白い。一緒に歳を取るのが自然に受け止められる。家内の言葉に私たちは以前一体であったかのようなニュアンスを感じる。

運命の赤い糸は日本でも中国でもイスラエルでも米国でも類似の意味で伝説のように伝えられて人間社会で生きている。英語でred string of fateと表現されている。長い間消えないで伝えられ生きている言葉には真理があると私は思っている。

全ての夫婦が赤い糸で結ばれるという保証はない。現実は多くのカップルが出会い離婚していっている。相性が結婚して合わなかったと言うことだ。お互いを見る目がなかったのかもしれない。

人間の社会は色々な誘惑で成り立っている。純粋な赤い糸の力だけではもう一人の私をみつけられられないのかもしれない。運が良ければ、運命の赤い糸がもう一人の私に導いてくれる。

私たち夫婦は運が良かったのかもしれない。上手く運命の赤い糸で再会できた。生まれる前の世界と今の世界でアバターのように生きている。あの映画「アバター」は、まさに赤い糸の世界かもしれない。

私たち人間には不可不思議な力で物を感じる感覚がある。一目惚れなんて言うのもそれではないか。デートし始めて本命の人であれば、一緒にいても疲れないし、一緒にいることで幸せを感じ楽しいし、精神が安定する。

良い出会いが次の良い出会いを結びつける

長男が結婚してお嫁さんの両親とのお付き合いが始まった。なぜか、お嫁さんのご両親二人の年齢が私たち夫婦と同じであった。特に奥さん同士は波長と性格があい年に4回以上奥さん同士でランチ会食をしている。一般的に相手の家族と頻繁に会って交流するのは稀である。

奥さん同士が仲が良いと自然と両家の関係も良くなる。先日も孫の七五三参りで会食会を長男家族が設けてくれた。男親は女親と違って気軽に会ってお喋りをすることはないのでこんなイベントでしか顔をあわせることがない。奥さん方にすればまた会えたわねということになる。

妻にはなぜか人を引き寄せる力がある。一緒にいると相手を楽しくさせる。この力のお陰でお嫁さんのご両親とのお付き合いが良好になっている。嫁姑の関係も問題なく家内と嫁の趣味嗜好もあっている。そのため、お互いの贈り物の趣味で間違いがなく喜ばれる。

長男の嫁は美人である。妻も私も同じ美的な印象をお嫁さんに感じている。NHKの朝ドラ「あさが来た」の主演で有名な波瑠さんと顔が似ている。私の妻も若い頃は美人であった。多分、夫婦になっている方々は自分の奥さんを美人であると思って結婚していると思う。人それぞれの美的感覚があるから。

人間同士の結びつきは縁が縁を呼ぶ。

結論:何かがお互いを結び付けている

運命の赤い糸の力が強ければ強いほど、出会ったカップルはお互いを思い合い、精神的に同期して一体化する。そんな感覚を60歳過ぎても感じている。