60歳を過ぎると自分はもう若くないと肉体的にも精神的にも感じ始める。若さはお金で買えない。目が若い女性に向く。女子高校生、大学生、OLの女性が何故か美しく見えてくる。若さが自然と「美」を作り出している。
会社組織から離れると若い女性たちとの接点が無くなる。職場の花が近くで見られなくなる。感じられなくなる。引退とはこういう運命なのかと。
若い人たちと一緒にいると何故か気分が若くなる。若さを周りの若者から頂いているような感じになる。こう感じるのは、きっと私だけではないだろう。引退生活に入っても若さだけは維持したいと心の底で思っているシニアは多いはずだ。
若さを感じるには、若さに触れるしかない!
若さを感じる場所:大学キャンパス
確実に若さに触れられる場所がある。時間とお金に余裕がある高齢者が対象だ。その場所は、(1)学校である。もう一度大学に通うことをオススメする。社会人聴講生として大学で興味がある学科やゼミを受けるのだ。特にゼミは少人数であるので自然と若者たちとの会話と交流が生まれる。人生の先輩としてこれからの若者たちと接することが出来る。
何かを学ぶという行為は年齢に関係なく共通の目的になる。目的が同じであると交流する機会が増える。目的を達成するにはどうしたら良いかなど相談したり、考えたり、一緒に食事をしながら会話が弾む。若者たちの考え方、悩み事、将来の不安、人生観などに触れられる。
私は、米国の州立大学を卒業した。毎年、サマースクールには社会人の学生が増える。小学校、ハイスクールの先生が最新の情報を求めて学科を取る。働きながら大学を卒業しようとしている中高年学生も多い。日本の大学と違って学問を学ぶ切り口が学期単位でできるので時間とお金ができた時に社会人が学生になる。
高齢化社会では、シニアが学び直す事が必要になる。社会通念や技術は昔と違ってきている。昔学んだことが事実でなくなる場合が多い。新しい発見が昔の大学で学んだことを覆す。大学で学び直す過程で若者たちとの交流が生まれる。時間とお金に余裕があるシニアは、ぜひ、大学で時代に追いつく学問を学んでほしい。
若さに触れる場所:指圧マッサージ店
若い女性との会話を楽しみたいというシニア男性が多い。私は、1ヶ月に1回、指圧マッサージに行く。(2)「あしカラダ」というマッサージフランチャイズだ。20歳代の女性マッサージ師が多いのが特徴だ。60分2900円(税別)全身マッサージを受ける。
指圧マッサージを受けながら雑談をする。心地よいマッサージを味わいながら、日頃話ができない若い女性と会話を楽しむ。お金は発生するが、目的は凝った体を癒やすことだから無駄な出費ではない。若い女性との会話はおまけだ。週2回スポーツジムで筋トレをやっているとどうしても筋肉が凝ってしまう。その上、仕事でパソコンを1日8時間ぐらい使っている。どうしても目や肩、そして、腰が疲れてしまう。
若さをもらう場所:スターバックスコーヒー店
若者が多く集まり一服できる場所がカフェである。私は仕事でスターバックスを使う。(3)スターバックスには若いお客さんが多い。特に若い女性が目立つ。その上、店員の多くが女子大生アルバイト店員だ。バイト店員は、マニュアルで積極的にお客様に話しかけることを奨励している。お客さんの名前と顔を覚えさせられる。常連客に成ればなるほど気楽に話しかけてくれる。
私も長年の常連客である。顔パスで注文カウンターに行けば、何も言わなくてもお好みのコーヒーを作って出してくれる。お金だけを支払えば良いだけだ。顔見知りの女子大生店員であれば、必ず、話しかけてくれる。一言、二言雑談をしながら彼女の事を知ることが出来る。時には、就活の相談にも乗る。
若者が集まりやすい場所を探せば、シニアも若さをもらえる。そんな場所を探してみてはどうだろうか。