儲け話をネットで捜して詐欺にあったと言う若者やシニアが多い。一攫千金的な仕事や方法を書いた詐欺的なホームページが多いからだ。それを信じてしまう若者やシニアが増えている。
なぜ、シニアはワンクリック詐欺に引っかかるのだろうか?
欲に負けてしまう!
人間は欲に弱い。特に、背に腹は代えられないような状況に陥るともっと弱くなる。インターネットのおかげで若い人は、儲け話の情報を簡単に見つける事が出来る。それが詐欺的な話でも内容を鵜呑みにしてしまう傾向が強い。
一方、シニアはどうだろうか?
詐欺に引っかかるシニアには二通りがある。チラシ広告や電話での売り込みで詐欺に遇うシニア。インターネットで仕事を探して詐欺に遭うシニアである。
チラシや電話で詐欺にあうシニアは、インターネットを使う事が出来ないため現実の世界だけでの被害に遭う。インターネットを使えるシニアは、インターネットの仕組みを良く理解していないためにトリックで詐欺に遭う。
例えば、
ワンクリック詐欺がある。
「ワンクリック詐欺とは入会していないのに認証ボタンや画像、その他リンクなどをクリックしただけで 勝手に入会させられ利用料金を請求する詐欺である。」
この手の詐欺は、出会い系、アダルトサイト系、無料サービス系サイトに多い。重要なポイントは、インターネットで閲覧して、クリックしただけでページを閲覧している人を特定できないと言う事だ。 多くのワンクリック詐欺サイトは、あたかもあなたの個人情報を取得したかのようにインターネットで取れる情報を表示させてあなたを信じ込ませる。
インターネットで取得できる情報は、誰にでも入手出来る情報であり、個人情報ではない。個人情報が取得されるのは、ページにあるフォームに個人情報(名前、住所、電話番号など個人を特定できる情報)を記入したり、直接電話したりしたときだけである。
一寸した好奇心でクリックしたら、ワンクリック詐欺サイトであったという感じだ。
これを避けるためには、そのホームページにサイト運営や会社情報があるかどうかを確認する。それがないホームページは、ワンクリック詐欺サイトと思って良い。決してサイト側に個人情報を与えてはならない。
このチェックをするだけでワンクリック詐欺から逃れられる。 色々な脅し表示が出てくるが、全て無視して良い。見ているだけでは個人を特定できないのがインターネットだからだ。
多くの若者やシニアは、インターネットの仕組みを理解していない。インターネットは便利な情報入手インフラであるが、使い方を勉強しながら詐欺に遭わないようにすることである。
甘い話は沢山インターネットにある。儲け話は、誰もを引きつける。それが餌になるからだ。
客観的に儲け話を分析してもらいたい。インターネットは、全世界の人たちに公開されている。儲け話が書かれているホームページにアクセスできる人であれば誰もがその情報を知ることが出来る。儲け話は、公にするような物ではない。現実の世界では、他の人に知られないように伝えられる。
それを公にして知らしめている儲け話のホームページは、詐欺サイトそのものである。それを欲で信じてしまう若者と高齢者が多い。
儲け話や儲かる仕事は、決してネットで公開されない。公開されている情報サイトは、詐欺サイトであると認識すべきだ。