昨夜、愛知県の明治村から横浜まで高速道路を使って帰ってきた。久々に平日の高速道路を自動車で走ったら、意外な状況に出くわした。高速道路が大型トラックに占領されている。なぜ、こんなに多くの大型トラックが高速道路を占有しているのか。
もう一つの発見は、大型トラックの速度だ。80キロで走行しているのだ。それ以上の速度を出してこないため左側車線を列を成して走っていた。いつも、80キロで高速道路を走っている私であるのでどうしても大型トラックに挟まれてしまう。高速道路はサービスエリアぐらいしかゆっくり出来ない。
愛知県の明治村から神奈川県の横浜まで高速道路を走らなかった。途中下車して一般道をドライブした。その理由はローカル色豊かな食産物が販売されている「道の駅」に立ち寄りたかったからだ。時間に追われていないドライブ旅行であるので帰路の度はその日の気分で予定を決められる。
一般道をドライブするのは時間がかかるが窓から見えるローカルな風景を楽しめる。面白そうな場所を見つけては立ち寄れる。高速道路ではこれが出来ない。
高齢者が一般道を使うべき理由
高速道路に大型トラックが一杯走っているのは、インターネットショッピングの拡大で物流が過熱しているからだ。アマゾンジャパンによる送料無料、即日配達などの過熱サービスが物流業者を圧迫している。アマゾンで注文すると翌日に注文した製品が届いてしまう。別に、そんなに早く届ける必要がないのにだ。
むしろ、通常より遅い日数で送付した場合は、xxxx円割安にしますというサービスのほうが良い。人によっては、翌日ではなく3日後でも良い場合がある。
必要以上の過剰サービスは物流に悪影響を与える。今、その悪影響がヤマト運輸をはじめとする物流業者のサービス料金値上げにつながっている。宅配料金の値上げで高速道路を走る大型トラックの数が減らせるならば良いが、現実は、変わらないだろう。
大型トラックを避けてゆっくりと一般道をドライブ
定年退職をして夫婦水入らずの旅行を計画しているならば、長距離のドライブ旅行はお勧めでない。例えば、九州の別府温泉に行きたいならば、福岡まで飛行機か新幹線で行き福岡でレンタカーを借りて目的地に行ったほうが楽しめる。ドライブ旅行で東名高速道路を使うならば、ゆっくり一般道を走ったほうが良い。高速料金はいらないし、ローカルスポットに立ち寄りも出来る。
大型トラックには、速度抑制装置が義務付けられている。その結果、最高速度が80キロまでしかでない。もし、90キロ以上スピードを出して走っている大型トラックが居たら、道路交通法違反になる。
車両の幅、長さ、積み荷の大きさ、重さ等が法令の定めた制限を超える特殊な車両の通行には、以下に示すように道路管理者や警察等の許可が必要です。
また、大型貨物自動車については、高速道路における最高速度が80km/hに制限されており、速度抑制装置の装着が義務付けられています。なお、道路交通法の一部改正により、自動二輪車の二人乗り規制が緩和されています。(出所:道路通行車両の制限)
私のようにいつも80キロ前後で高速道路を走っているとどうしても大型トラック軍団に挟まれてしまう事になる。大型トラックは、道路だけでなくサービスエリアやパーキングエリアにも密集している。仮眠を取る場所としてSAとPAを使わざるを得ないからだ。
小型車である自家用車は、いつも、大型トラック軍団によって隅にやられてしまう。大型トラックに挟まれて高速道路を走るのは良い気持ちではない。いつ、事故に会うか分からない。
高齢者は、旅行の目的地でレンタカーを借りて観光巡りをしたほうが安全。平日の東名高速道路は、安心して利用できないほど大型トラックが独占している。
「道の駅」に立ち寄りながらその土地の食産物を味わえる
目的地に行く途中で「道の駅」を探し、立ち寄ることである。旅の味はローカル色が強く出る食産物にある。その土地でしか販売されていない食産物が買える。高速道路を走ると「道の駅」に立ち寄れない。ドライブ旅行を楽しむには好奇心で目に入った場所に行ってみることである。
道の駅公式ホームページを参照してみる。
結論
シニア夫婦がドライブ旅行に出かけるならば、高速道路を走るよりも一般道をドライブしたほうがメリットが多い。高速道路は大型トラックが多いので危険。長距離のドライブで高速道路を使うとドライブ旅行の味わいを半減させる。目的地に行く途中に立ち寄れる「道の駅」などを楽しめない。「道の駅」にはローカル色豊かな食産物が販売されている。ゆっくりと安全にドライブ旅行を楽しむには一般道が良い。