定年退職後やってはいけないこと、決別すること、実績を捨てること

ずっと今の会社で働き続けられれば良いなあと思っている会社員はど、定年退職が辛くなる。会社に頼って生きてきた生活スタイルが一瞬で消えるからだ。自分で生活費を稼ぐ自信とやり方が分からない。元の会社であれば出来ることが一人になったら何も出来なくなる。商売の仕組みの中でしか自分の役割が見いだせていなかった。

長年勤めた会社を卒業して第二のキャリアをスタートするシニアは新しい世界に入る準備が出来ていない。そのため、色々と失敗をする。すでに定年退職をして1年以上経過しているシニアならば、どのような失敗があるかわかる。

再就職先を探す時に思ってもいない反応が現実の社会からある。自信満々に書いた履歴書ですぐに再就職先が見つかると思っていたら、1社も見つからない。定年退職する年齢は労働者の賞味期限が切れていると社会は判断する。年金を受給していれば、なおさら社会は冷たい。

定年退職後の第二のキャリアを考える

定年退職しても元気に働けるのは年齢で70歳頃まで。70歳を過ぎると健康障害が起こりやすくなり、仕事に体が耐えられなくなる。そうなる前までに老後の基盤を作る必要がある。生活費を稼ぐならば、60歳からの10年間で稼げるだけ稼いで働けなくなったときの資金を貯めることである。

そう考える定年退職者は少ない。多くは退職金を手にして1年間ぐらい好きなことをして自由を楽しみたいと思っている。それに飽きたら、再就職をしてお金を稼ぐと考える。世の中は自分都合で動いていない。目に見えていない現実の壁がある。

やってはいけないこと

定年退職者たちは半年から1年ぐらい精神的休暇を取る。組織に縛られた生活から自由な時間を取り戻し、やりたかった事ややれなかった事をやろうとする。退職金で経済的な余裕が生まれるからそれが出来る。

もし、再就職を1年後に計画しているならば、考えものである。ビジネス感覚は仕事を離れて遊び始めると失われる。1年間ブランクがあれば、今まで会社や仕事から得ていた情報が届かなくなり、最新情報と動向について行けなくなる。

再就職活動とバケーションを同時進行で行うべきである。再就職は時間がかかる。仕事探しを最優先にして待ちの時間でバケーションを楽しむ。

年金受給年齢になって仕事をしない年金生活に入る事を決めたシニアは趣味に走る。趣味を仕事代わりに出来るならば、それが一番幸せである。ただ、一般的な趣味は毎日朝から晩までやっていられないはず。そんな生活が1年間以上続けられない。

最初の1週間、2週間ぐらいは幸せと感じても1ヶ月が過ぎてその感覚が薄れてくる。次第に面白みが失せていく。仕事にも変化があるように趣味にも変化があればその変化を楽しめるのだが、そううまく行かない。

趣味はメインの活動に追加される副次的でないと活かせない。

決別すること

定年退職後に会社に残る後輩などとコンタクトを取るシニアがいる。明確な用事で後輩と会うならば意味があるが、昔を懐かしむ感じで元の会社に足が向かうのであれば、精神的に問題を抱えることになる。

現在の自分と過去の自分を比較して今の自分の生活に満足していないため過去の世界に浸ろうとしてしまう。70歳を過ぎた大手企業の元部長が時々務めていた大手町の会社ビルの周りを歩くという。歩きながら、会社員であった頃の自分を思い出している。

新しい生活は過去の生活から離れることから始まる。会社員時代の生活習慣、給与をもらうという感覚など。年齢という大きな壁は180度今までの期待感と常識を覆る。誰かに頼るから自分自身に頼る世界に入る。

第三者に頼るという感覚から決別して自分の力だけで新しい生活を作り出すという感覚にシフトしなければならない。大学を卒業したら当たり前のように会社に就職する。そんな常識が若い頃は当たり前であったが、60歳、65歳になれば次のステップを社会は提供してくれない。

自分の力で生きろと未開拓の地に追い立てられる。過去の生活に縛られないで新しい生活を作り出すしか道が残っていない。過去の生活感覚から決別する。新しい感覚を身につける。

会社で成し遂げた実績を捨てること

会社生活が何十年と続き役職経験をすると〇〇会社の△部長という地位で自分の実力を判断しがちになる。再就職活動で面接を受けると〇〇会社で△部長をしていましたと答えて面接に落ちるシニアが多い。

30歳代の働き盛り、キャリア向上思考の若者であれば、〇〇会社で△部長をしていましたと答えて面接で落とされない。年齢の壁は大きい。若者とシニアでは求めるものが違うという事実がある。シニアが再就職をしたいならば、一兵卒として働く覚悟が求められる。過去の実績は邪魔になる。

本当に実力があるシニアならば、自分で実力を証明するために起業する。起業しないで再就職を求めるシニアはどんなに実力があると言ってもその実力を支援する組織がないと証明できない。一兵卒で再就職して改めて実績を作るしか証明が出来ない。

再就職を求めて就職活動をしている60歳代の知人にこんな助言した覚えがある。

「自分に実力があると思うならば、シニアインターンとして3ヶ月から6ヶ月間無償労働でその会社にどのような貢献ができるかを証明してみることだ。」

結論

60歳、65歳、70歳の節目で長年勤めた会社を離れて第二のキャリアをスタートするシニアが陥る落とし穴がある。

1.会社務めの延長線で物事を考え、行動する(転職活動)
2.過去の実績や職務歴で物事を判断したがる
3.1年ぐらいゆっくり好きなことをしてから仕事探しをする

シニア人材を求める需要は思っているほど強くない。人手が無いからシニアの手を借りようという程度である。雇われて生活費を稼ぐという働き方は退職したシニアにとって当たり前と考えるのだが、現実の社会は年齢が大きな壁となり仕事が見つからない。

一度会社組織を卒業したら、自活というライフスタイルを出発点にして第二のキャリアをスタートする必要がある。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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