63歳の時に書いた事：
体は元気で健康。自営業で時間を自由に使える。何か新しい事を始める気力もある。体力の衰えを感じ始めているが、それほど気にならない程度だ。子供は既に巣立った。住宅ローンもない。大きなお金が出て行くイベントも今のところない。夫婦二人の落ち着いた生活が始まっている。
心配事は、家内の両親の介護である。義母が老健でリハビリ中。義父は、一人で自宅生活。好きなウイスキーを毎日適量に飲んで自分の遊び部屋で好きな事をやっている。あと数年で義両親のどちらかが老人ホームで生活をすることになるだろう。ひょっとしたら、二人共かも知れない。義両親が老人ホームで生活をし始めれば、これと言った心配事はなくなる。
69歳になった今：
先日、検便で陽性になり市民病院で大腸内視鏡検査を行い、ポリープを2つ切り取った。緑内障は時間とともに悪化している。右目の視野は半分以上ダメになってきている。新聞や本を読む時は左目で文字を認識している。あとは何も問題がない。健康体を維持している。
自営業は続いている。筋トレも週2回定期的にスポーツジムに行っている。体力の衰えはあまりない。10キロ歩いてもそれほど足は疲れない。
2月に義父が老衰で97歳の人生を閉じた。4年間の老人ホームでの生活でこの世を去った。残る義母も同じ老人ホームで生活を送っている。義母は93歳になる。長寿の家系であるので100歳まで生きるかもしれない。この数週間は葬儀と相続手続きで自分の仕事も筋トレも出来なかった。あと1週間ぐらいで自分の時間を取り戻せる。
四十九日が過ぎれば、夫婦ともにゆっくりした日々を過ごせるようになる。妻は10年乗り続けたプリウスを買い替えた。ホンダFit RSを今乗っている。10年も経過すると自動車関連の技術と安全機能が格段に進化している。老いてくると何故か自動車の運転で不安を感じ始める。そのため、安全支援機能がある新車を購入した。
4月から5月にかけて夫婦でドライブ旅行に行くことを予定している。行き先はこれから決める。家内も年金をもらえる年齢になったので少しはお小遣いが増えている。夫婦殿も健康と体力を維持できているので新車でドライブ旅行を頻繁にすることを考えている。
私たち夫婦の第二の青春がこれから始まろうとしている。
私たち夫婦の第二の青春
シニア夫婦の第二の青春は体力と健康を維持できている時期に楽しむべきである。親の介護も老人ホームへの訪問ぐらいしか無い。自分たちの時間をやっと確保できる時期になっている。幸運にも私たち夫婦は何をやるにしても一緒にやっている。口喧嘩はあるが仲は良い。お互い人生の良きパートナーになっている。
孫も二人いて、この夏には三人目が生まれてくる。孫の世話はまだあまりない。多分、孫たちが小学生の年令になった時にお泊りにやってくるだろう。そうなったら、孫に時間を取られてしまう。そうなる前に行きたい場所、やりたいことを二人で楽しみたい。
老後の出費で一番目に上がってくるのが旅行！
子供が巣立てば、毎日の生活費ぐらいの出費で済む。特別な出費は、バーゲンシーズンの家内のお買い物だけ。衣食住は全て間に合っている。老後の生活でお金がかかるのは限られている。当然、個人差はあるが一般的にシニアはお金を使わない。
シニア夫婦の第二の青春は一緒に何かをすることにある。旅行はその意味で夫婦で第二の青春を楽しむイベントになる。旅行は、家内の食事の準備をなくし、料理を作る人から食べる人になれる。お風呂の準備もやる必要がない。温泉に行けば、いつでもお風呂をゆっくり楽しめる。日常の家事という仕事から一時的に開放される。家内にとって旅行は、体を休める良い機会になり、ショッピングを楽しめる機会となる。
新車で長距離ドライブ旅行ができる。二人とも自動車を運転するので長距離ドライブも交代で行えば可能になる。私たち夫婦はまだ四国を訪問したことがない。横浜から四国まで新車でドライブ旅行をするのも良い。
海外の観光客があまり訪れない場所にあるビジネスホテルや旅館に宿泊して宿泊費を抑えられる。そこを起点にして観光地までドライブする。シニア夫婦には時間の自由がある。それを味方にゆっくりと観光地巡りをする。旅行では色々な出会いがある。ローカルな料理も楽しめる。パッケージ旅行ではないので自分たちの都合でスケジュール組める。
健康と体力がある時に夫婦でドライブ旅行も良いのではないか。
外食と公園歩き
二人でシェアできる趣味が有れば良いのだが、生憎ない。趣味で何かをやるということは期待できない。趣味ではないが、外食を楽しむというのはある。毎週末、ウォーキングを兼ねてドライブ外出をしている。神奈川県内の観光スポットや広い公園に出かける。必ず、行き先は美味しいレストランがあるという設定である。
結婚する前の青春は家内とのデートであった。既に結婚してしまっているのでデートをするという選択はないが、食事を一緒に楽しむという時間の使い方はある。シニアの第二の青春を他のシニアたちはどう楽しんでいるのだろうか。
私は友人や知人に夫婦で公園歩きを勧めている。自動車を公園の近くにあるスーパーマーケットに駐車させお弁当とドリンクを買う。その足で公園まで歩く。２、３キロ離れた公園でも夫婦で歩いて行っている。公園の帰りにコーヒーブレイクでスタバやむさしの森珈琲店に立ち寄る。これと言った趣味ではないが一緒に時間を楽しむという点で外食と公園歩きはプラスである。
好きな事に没頭する
私も妻も自分の世界を持っている。私はインターネットビジネスと筋トレに時間を費やしている。妻はピアノを教えながらピアノのスキルをプロから学んでいる。個人の世界と二人で楽しめる世界を持ちながら体が壊れるまで老後の青春を楽しむ。
何かに好奇心を持ったらその方向に歩き始めるべきである。新しい体験は新鮮な刺激を与えれくれる。体と脳は鍛え続ける必要がある。楽な生活を送り始めると活動が鈍り筋力を失い、認知症予備軍になる。その事を私たち夫婦は十分理解している。
自由に動かせる体と健康は定期的な運動とバランスが取れた食事で維持できる。何かに没頭していると脳が心地よく刺激される。そんな時間を持つことが老後の青春である。
もし、買いたい物があるならば躊躇なく購入すべきである。お金は使わないとメリットがない。老いてくるとお金を使う機会を失い始める。お金を貯めるだけの人生は若者には良いが、シニアにとっては考えものである。せっかくお金をためてもそのお金の大部分は相続金として子供たちに行く。
本来は自分のためにそのお金を使うのが自然である。あとはどれぐらいお金を使うかで迷うが、老人ホーム費用をどれぐらい見積もるかで決まる。
結論
69歳の私の寿命はあと10年から20年ぐらいではと思う。長生きしても楽しくない感じを義父から学んでいる。60歳から70歳代の間がシニア夫婦の第二の青春になる。夫婦で一緒に残りの時間を楽しく過ごすことが目標になる。あとは運命に任すのみ。
体が健康で体力がある時、夫婦で旅行を頻繁にする。週末は外食と公園歩きで日常生活に変化を作る。自分が没頭できる趣味があれば、お互いに自分の世界を作る。シニアの味方は自由になる時間である。