元気なシニア「貯めたお金」には賞味期限がある

元気なシニアは、自分の欲求を理性で抑えたり、先に伸ばしたりする必要がないと私は感じている。60歳を過ぎれば、一度限りの人生であることを肌で感じ始める。求めていることが実現できる状態(経済的に、物理的に、環境的に、地理的に可能)であるならば、経験できるうちに実行したほうが良い。

世間体を気にしてやりたい事も出来ないシニア女性が大勢いる。ある年齢を過ぎれば、世間体をそれほど気にするほど自分に関心は行かない。皆、自分の人生の事で頭がいっぱいである。老いから来る健康障害を少しでも感じ始めると時間を大切にし始める。時には、時間をお金で買う。

元気なシニアであるうちに未経験でやりたい事、食べたい物、行きたい場所に行って自分の欲求を満たす。それが余生を有意義なものにする。

「お金」と「時間」には使うタイミングがある!

お金は稼ぐことができれば、使ってもまた手に入る。時間は使っても使わなくても失って行く。時間軸の中でお金をタイミング良く使って自分の欲求を満たす事ができなければお金を活かせない。シニアは若い人たちと違ってお金にすごく安心を求める。そのためお金をタイミング良く使うことが苦手である。お金を使うと安心が逃げていく思っている。

美味しい食べ物は一番最後に食べようとする思考

確かに貯蓄金額がだんだんと減少していくと不安が生まれてくる。このままお金が少なくなると生活する上で支障が出るよなあ!と感じ始める。海外旅行に行こうと思っていてもを先延ばしにしてしまう。お金が十分貯まってからにしようと。

この不安が必要以上に強いとお金を貯めることに執着し始める。その結果、お金をタイミング良く使って自分の人生を楽しむ機会を逸する。老人になればなるほどお金に頼り始めるため、十分お金が貯まったら使いたいと言う思考になる。子供が一番食べたいものを一番最後に残しておく思考と同じである。

問題はシニアには時間を先延ばしする事が出来ない。

老後の生活で必要十分条件を満たすぐらいのお金があるならば、ある時点でお金を貯めるよりもタイミング良く使うことに神経を使ったほうが良い。年齢が80歳を過ぎれば、健康障害でお金を使いたくても、使っても自分の欲求を満たせなくなる。お金は体が元気で健康な時に使うべきである。

65歳の時にあの豪華なフレンチ料理を食べたいなあ!と思ってもお金がもったいないということで食べない。80歳になってその料理を食べようと思っても体が受け付けなく状態になっていたら意味がない。お金を使うタイミングは体の健康状態に依存する。

お金が十分貯まったら旅行しよう、これをしよう!?

同じことが行きたい観光地があるのに我慢して行っていない時に起きる。足の筋力が衰えた時に行きたい観光地に行こうと思っても行けない。 体力を要求する旅行は、健康で元気な年齢の時に実現すべきだ。

お金を使って実現させる欲求、自分の決断と実行力で満たす欲求がある。お金は使うタイミングを間違えると意味をなさなくなる。自分の決断と実行力で欲求を満たす時は、それを実現させる環境にいないとできない。

例えば、野菜作りをやってみたいと思っている時に借りれる農地が無かったりする。思ったらすぐに実行しないとチャンスが逃げていってしまう。買いたいと思っていたドレスを買わないでまた同じドレスが何処かで見かけるだろうと思う心理と同じだ。チャンスとめぐり逢いは一度しかない

いつまでも元気でいられるとシニアは思わないことだ。時間の問題で体はガタが来る。その時が分かっていれば、良いのだがそれが分からない。

貯めたお金には賞味期限がある

自分が稼いで節約して貯めたお金は自分の人生を楽しむために使われるのが自然である。お金は自分の人生を楽しませることに使って初めて意味を成す。シニアにはお金を使う機会を先延ばしにする余裕がない。身体の老化と健康は年齢とともに悪くなっていく。

やりたいと思った時、食べたいと感じた時、行きたいと言う気持ちになった時にお金を使って求めることを満たさないと二度と同じチャンスが訪れない。お金が手元に十分あっても老化で感受性が失われれば感激することもなくなる。

五感は老化とともに感度が悪くなっていく。私の目は緑内障で右目半分の視野が見えない。右耳の聴覚も半分失っている。まだまともな感覚は味覚、嗅覚、触覚である。お金を使って楽しめる時間は今も失われて行っている。

普通の生活で問題がない健康を維持できているうちにお金をタイミング良く使って欲求を満たすのが理想であり、そのように使うべきである。

結論

  • お金と時間は使うべきタイミングがある。時間は先延ばしにできない。失っていくだけだ。
  • 時間軸で自分が求める物や事をお金で満たしていく。
  • やりたいと思った時にやらないと同じチャンスは二度と生まれてこない。
  • シニアは元気なうちに出来ることを先にやる

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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