老夫婦に必要なことはスキンシップではないか?

午後の3時頃だと思う。ジョイナス地下街を歩いている老夫婦(多分、80歳代)を2,3組見かけた。皆、手をつないで微笑みながら歩いていた。第三者の目から見ても本当に喜ばしい風景である。大半の老夫婦は、手をつないで歩いていない。今回見かけて老夫婦たちは、仲の良い、愛し合っている、お互いを思い合っている老夫婦なんだろう。

歳を取れば取るほどスキンシップが求められる!

スキンシップが自然に出来る夫婦が多ければ、定年退職後離婚という悲劇にならないかもしれない。抱き合う事で、手を触る事で、言葉では分からないコミュニケーションが可能になる。タッチケアという治療法がある。信頼が置ける人に痛みを感じる場所を触れるだけでその痛みが緩和するというのだ。

夫婦であれば、触れるだけで愛を感じられるだろう。恋愛や新婚時代は、いつも手をつないで歩いていた。それだけで幸せを感じていた。同じ事が老夫婦の間でも起きるのだろう。

歳を取りお互いの年齢を意識して見える世界は、この世界にいる時間がお互いに短いと言う事だ。短いと言う事が分かっているからこそ、愛し合っている老夫婦は手をつないで歩いているのだろう。 

ハグする習慣は日本人にはないが、愛し合っている夫婦は抱き合う(ハグする)。抱き合う時は、悲しい出来事や嬉しい出来事など喜怒哀楽が起きる時が多い。本来ならば、朝の挨拶代わりに抱き合っても良いのだが。米国で生活をしていたので米国人がハグする機会を何度も見ている。彼らは、別れ際の挨拶でもハグする。

スキンシップは、愛の表現なのだ。ハグしながらお互いの愛を確かめ合っている。老夫婦にとって今生のお別れがいつ来るか分からない。ハグする事で暖かい感触が得られる。

老夫婦には、自由に使える時間がある。今生のお別れがいつ来ても良いようにお互いを思い合うスキンシップは心を和ませる。手をつないで歩く事でも同じ効果が生まれると私は思っている。

日本社会では、男女が手をつないで歩くと言う事の意味が限定的になっている。男女が手を綱いて歩く=恋人同士、愛し合っている夫婦と解釈される。夫婦生活が長いと手を一緒につなぐという機会が減っていく。手をつなぐ必要がなく生活が続く。手をつなごうとすると恥ずかしがる。この感覚が夫婦生活が長いと生まれて来る。

老夫婦が手をつなぎながらお互いを思い合う姿に愛が見える。今日見かけた手をつないで歩いていた老夫婦たちは、そんな愛を感じながら歩いていたのだろう。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

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雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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