家内の父親から介護付き有料老人ホームを探してほしいと依頼された。義父は義母が老健でリハビリ中であるため一人で生活をしている。91歳の老人がなんとか一人で生活ができているが、先日、部屋で転んでしまい自分で起き上がるのに苦労したという出来事があった。

以前の義父は自分の体に自信があった。転んでも起きれると思っていたらしい。実際に転んでそれがかなり難しいことを学んだようだ。

週1度は私たち夫婦が義父の自宅に1泊2日で訪問している。それ以外は、彼一人で生活をしている。91歳の老人であるため自分で介護付き有料老人ホームを探せない。足が衰えているので外出も近所のコンビニまでだ。

週1度の訪問時に色々と義父に頼まれる。今回は、介護付き有料老人ホーム探しだ。<=(3年前の状態)

今は私たちが住む場所から自動車で20分以内の場所にある介護付き老人ホームで入居生活を夫婦でしている。義父96歳、義母93歳である。私の親族で90歳以上生きた人はいない。実際にそのような老人に会って話を聞いたり、様子を見たりするのは学びが多い。

義両親(妻の両親)が夫婦そろって同じ老人ホームに入居して義父は2年、義母は1年が経過した。二人とも老人ホームの環境に慣れたようだ。月に1度面会をしている。自宅に近い場所にある老人ホームであるので時々頼まれる買い物を自動車で届けることが月に2回ほどある。老人ホームに代行させると余分なお金が発生するので私たち夫婦がやっている。

老人ホームに義両親が入居してくれたおかげで私たち夫婦の介護に掛ける時間と労力が80%ぐらい軽減した。今やっていることは(1)面会と(2)買い物代行だけである。自宅には老人ホームのスタッフから義両親のやらかした出来事を逐次知らせてくれる。その度にこちらで判断したり、施設にお願いしたりする手間が発生する。

老人ホームは介護で一番大変な見守り、生活活動のお世話、食事、入浴、健康、掃除洗濯などをやってくれる。その分高額な費用が発生するが、義両親のお金で賄っている。義父は96歳、義母は93歳。二人とも100歳まで生きられるか定かでないが、既に平均寿命を超えている。

義両親の様子は面会時である程度わかる。顔色、会話、体力、健康状態、精神状態などは対面すれば読み取れる。時間の経過で驚くような事が起きる。それが私たち夫婦の不安材料になる。

小田原城敷地近くにある広東料理のお店「KONOMA」のテーブルに置いてあったリーフレットに二宮尊徳の言葉が記載されていた。「小を積んで大と為す」という二宮尊徳の言葉である。その言葉の説明を読んで今自分がやっていることに希望を見出した。

何事も小さいことをしっかりやらないと大きく成長していかない。最初から大きなことをやろうとしてもうまく行かない。お金を稼ぐビジネスは博打ではいけない。石橋を叩いて渡るような慎重さが必要だ。詐欺師は口先だけで大きなことを簡単に出来る言う。詐欺師は誰もが求めていることを餌にしてカモにする。現実は「小を積んで大と為す」という二宮尊徳の言葉通りだ。簡単ではない。地道な努力が必要になる。

小から始めて基礎を作り、大きくなるまで諦めずに継続する。これは何をやるにしても基本の基だと思う。

定年退職を迎える知人がいる。60歳から65歳まで同じ会社で働き続けた方だ。会社員としてはラッキーな方である。誰もが皆同じ会社で65歳まで働けない。表向きは65歳まで働けると会社は言っているが働き甲斐がない部署になる。それが主婦の妻には理解できない。

どの社会にも表の顔と裏の顔がある。妻たちは会社の裏面がわからない。当たり前であるが、生活している環境が違うので仕方がない。とは言え、65歳で定年退職を迎えて第二の人生を始めるシニアにとって、不安はいっぱいだ。

risk and chance

もう、通い慣れた会社に戻ることはない。社員証も名刺もなくなり、自己損失のような気持ちになる。会社を卒業した元会社員は名刺が無くなった自分に不安を覚える。自分は一体どこの誰なんだと。

一人にされて再就職先を探すか、それとも独立してビジネスを始めるかの二者択一になる。65歳で年金生活に入るのは若すぎる。60歳代はまだ若い。やりたい事があるならば、健康で体力がある60歳代にやるべきだ。

人手が必要な業界の一つ、コンビニ業界は積極的にシニア層の人材を雇用し始めている。特にセブンイレブンとローソンはシニアに合った仕事環境を整えようとしている。

コンビニで働き始めたシニアがすぐに辞めてしまう現象がある。コンビニ業務は多岐にわたり、公共料金の収納代行から宅配の受付、品出し、フライヤー(揚げ物商品)の管理、清掃など、マルチタスクは当たり前になってきている。そんなシニアを辞めさせないためにセブンイレブンでは仕事の分業をしている。

  1. レジ担当業務
  2.  発注・売り場作り
  3. 清掃

シニアを雇用する上で年齢制限はない。健康で体力があれば誰でもアルバイトが出来る。直ぐにでも働きたいというシニアはコンビニでの仕事に挑戦してみてはどうか。雇用される立場であるのでバラ色の仕事ではない。今の自分の能力と体力で対応が可能かどうかを試してみる価値がある。

63歳になって4ヶ月目に体に不具合が起きた。悩ませていたことは親指のばね指である。原因は分かっているのだが、治るまで時間がかかる。親指の第一関節を曲げるときの痛みが左親指にある。右手の親指は第一関節を曲げられない。左手の親指元あたりに軽い炎症と痛みがある。これが原因で第一関節を曲げる時に痛みを起こす。

右手の親指は徐々に完治し始めた。親指元あたりの炎症も和らいでいった。この炎症が治れば親指第一関節を曲げるリハビリを入浴時に始める事ができる。あと、1ヶ月ぐらいはこのままの状態で炎症が収まるのを待つ。

左手ヒジ関節あたりに発生している腱鞘炎はまだ、治っていない。重いものを持ち上げると痛みが発生する。この炎症は、もう、3ヶ月以上も続いている。ちょっとずつ、炎症が収まってきている。

一つ歳を取る度に体の何処かが不調になるのではないか。本当に老化が私の体に起きている。筋トレを毎週2回やっていても老化は進むが、不調が起きるのは使っていない筋肉が多い。筋トレや実生活でいつも使っている筋肉は異常がない。筋肉関連の不調は使っていない筋肉を鍛えると体の不調を予防できる。

来年、68歳になる私の体は筋トレのおかげで枯れていない。食欲もあり、定期的な筋トレで筋肉量を少しづつ増やして行っている。筋肉の筋を痛めることがなくなった。63歳の時に経験したばね指も消えてしまった。肘関節に起きていた痛みも知らないうちに消えた。今は体に何も異常を感じていない。

65歳を過ぎると健康を必要以上に意識する。自営業者であるので体を悪くすると仕事が出来なくなる。会社員のように有給で休めない。仕事をしなければ売り上げは増えないし、減っていく。老化と闘いながら働き続けっられる体力と健康を維持しなければならない。

いつも立ち寄る駅近くにあるスーパーマーケットで研修社員が先輩たちの指導下でレジ打ちを体験していた。数人の若い男性がレジでお客さん対応をしていたが、女性と比較しておぼつかない。自宅で家事をする家内の行動を見て女性はマルチに仕事をする事が出来るが、男性は一つの事に集中して一つづつこなして行くのが得意だ。

若い男性研修社員は先輩の女性社員に注意されながらレジを操作していた。その様子を見てとても私は出来ないと自覚した。頭と体が柔軟な若い男性社員でさえもこうだ。とても、シニア男性が出来る仕事ではない。

たまに熟練の中高年男性がレジ打ちをしている。その人はお店の店長であった。経験値があるのでレジ打ちは簡単なのだろう。不慣れなアルバイトのシニア男性ならば、ミスの連続でお客さんが怒り出すのではといつも想像している。

スーパーマーケットにも技術革新が広まって来ている。最も進んだスーパーマーケット店ではレジ打ちスタッフがいない。無人店舗になっている。店舗にいるのは無人店舗のシステムに異常が発生したときや泥棒などの被害にあったときに働くスタッフである。技術が高度化しているのでシニアには太刀打ちができない。

セルフ・レジ・スタイルのスーパーマーケット店舗があるが上手く行っていない。操作面で出来る人と出来ない人が生まれてそれを支援するスタッフが常駐することになる。セルフレジの操作も人によって遅い場合がある。それでセルフレジに長蛇の列が生まれることもある。

レジ対応のスタッフはレジで何か問題があるとレジ操作に詳しい人を呼ぶ。それでお客は待たされる。気が短いシニアのお客ならば、怒鳴り声を出す。その対応にシニア男性がついていけるだろうか。

Chromebook and Coffee

Chromebook(クロームブック)は、Googleが提供しているChrome OSで動くブラウザーベースのパソコンである。日本ではコロナ禍から学校のオンライン教育でChromebookがどんどん導入されている。ヨーロッパや米国では学校や企業、そして、一般大衆で広まっている。Chromebookの特徴は、インターネットに接続していないと本領を発揮できないのだが、今の時代は自宅でも職場でもカフェでもインターネットに接続する環境ができあがっている。

私は今までWindowsパソコン Thinkpad X260を仕事で使っていたが今ではHP Chromebook X360を仕事の道具にしている。主な理由は、(1)コスト安、(2)爆速起動、(3)ウイルスソフト不要、そして、(4)操作が簡単で使いやすい点である。

一般のシニアがパソコンを使う用途は限られている。Chromebookはシニアのニーズを満たすだけの機能を格安に、簡単に提供出来る。

私の子供が大学生の頃、こんな事を言い聞かせていた!

社会に出て働き始めたら、3つの収入源を得る方法を作りなさいと。出来れば、大学生の内に1つ収入が定期的に入る仕組みを作れば社会に出てから助かるからと。同じ事を高齢者で経済的に余裕を求める方に言いたい。

定年が60歳から65歳まで延長されている。今60歳のシニアは残りの5年間のうちに年金所得以外の収入を得る方法を考えて準備する必要がある。既に65歳で年金収入を得ているシニアもパートやアルバイト以外に収入が得られる方法を準備すべきである。

パートやアルバイトは時間の問題で年齢制限と自分の肉体的な限界がやってくる。老いてくるシニアは知的生産でお金を稼ぐ準備を今からすべきである。私は現在67歳で自営業者である。年金収入とビジネス所得があるがこの不況と老いで年金以外の収入を知的生産で増やすことに努めている。

法人相手のビジネスは2023年10月からインボイス制度が施行されて売上1000万円以下の零細企業の消費税免税が出来なくなる。ビジネスをする相手が法人でなければ請求書を発行する必要がないのでB-to-Cのビジネスに変えればインボイス制度の影響を受けない。

私の場合は法人相手のビジネスであるためインボイス制度の対象者となり、適格請求書発行事業者として登録番号を取得する必要がある。以前から法人相手ビジネスを一般消費者相手のビジネスに変える準備をしている。請求書を発行しないで収益を得るビジネスを目指している。

インターネットではそれが出来る。典型的な事例は情報を売るオンライショップである。知る人ぞ知る情報を持っていればその情報をPDFにしてダウンロード販売が出来る。簡単ではないがそれでビジネスをしている人たちが実在している。私にはそんな情報がないので出来ないが別な方法を考えている。

年金所得+2つの収入源を60歳、70歳代のうちに作り出す努力がこれからのシニアに求められる。

60歳代の私は70歳代の高齢者のライフスタイルに興味がある。60歳代は見かけも体力も気力もまだ若い。仕事があれば普通に働ける。それだけのエネルギーを持っている。70歳の声を聞くと風貌も動作も顔色も若さを感じられなくなる感じがする。

平均年齢72歳のNPO団体で見かける高齢者たちからそんな印象を持つ。定例会が毎月会議室を借りて行っているのだが、ビルの8階にある。 誰一人として階段で上がって行こうとしない。また、階段を下りて行こうともしない。一台しかないエレベーターに並んで1階まで下りて行く。

明らかに足の筋力と体力に問題を抱えている。70歳代になると体を動かすのが不自由になるのではと思わざるを得ない。70歳代の体は普通の人であれば、体力が激減するというか、知らないうちに体の筋肉が減少して足に悪影響を及ぼす。

体を鍛えるシニア

足が不自由になると老後の生活が一変する。動物は歩けなくなると死を迎える。餌を取ることができなくなり、餓死する。人間は肉体的に精神的に苦しむ。それ故、私の年代のシニアは足や体を鍛える筋トレを始めている。

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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