2016年8月の生活保護受給世帯が163万6636世帯になり過去最高数を記録した。このうち高齢者が83万4621世帯で全体の51.3%を占める。単身世帯は、約9割に当たる75万6320世帯になる。(引用先:時事通信Yahooニュース)
高齢者単身世帯が増えるのは、夫婦のどちらかが他界したためではないだろうか。夫婦の年金でやっと生活できていたが、片方が他界したため年金だけでは生活が出来なくなり生活保護世帯になったと理解したほうが分かりやすい。
一人になった時の老後の生活は必ずしもバラ色ではない。
70歳以降の自分の生活を守るお金稼ぎの方法
このように言う事は簡単なのだが、実際にお金を稼ぐという事になると個人差があり過ぎる。出来る高齢者とできない高齢者がどうしても生まれる。今、60歳代ならば今から70歳以降の自分の生活を守るためのお金稼ぎの方法を試行錯誤して構築する努力を!
もう、やるか、やらないかの選択しかない。
多くの高齢者は、節約でお金を貯める。この方法は、元気でお金を稼いでいる間だけ通用する。問題は、何らかの理由でためたお金が不十分で生活費に行き詰まった時だ。年金だけでは食べていけない。この状況は、今働いている中高年全般に言えるだろう。年金だけでは生活が行き詰まる。
高齢者だけと言わず中高年は、働いている今から真剣に1円でも良いからお金を副業で稼ぐ手に職を身に付けるトレーニングをすべきだ。トレーニングと言っても自分で考えてお金が稼ぐ試行錯誤の事だ。誰かがトレーニングしてくれるという事ではない。まず、そんなことをしてくれる人はいない。もし、いるとしたら詐欺師だろう。
私は、CMSというシステムを使って法人企業のホームページをシステムで構築し維持メンテする仕事を営んでいる。この仕事を70歳以降も続けられるとは思っていない。10年前に始めた頃は、CMSという言葉さえも知らない人たちが多かった。今は、ホームページはCMSでと言うくらいCMSで法人企業のホームページが作られている。
CMSで構築されたホームページは、ホームページの専門知識を要求しない。メールやワードで文章が書ければホームページに情報を発信できる。そんな仕組みを提供するのがCMSで作られたホームページだ。
10年経過した今、ビジネスの転換を図っている。今のビジネスは先がないと感じているからだ。サイト構築と得意とするコンテンツ作成でお金を稼ぐ新しいビジネスモデルを試行錯誤でやっている。まだ、小遣い程度しか稼げていないが毎月の売り上げは確実に伸びている。自活に必要な売り上げを稼ぎ出すまであと1年、2年は必要だと思っている。
自活をするには、自分が持っているリソースから何かを取り出してお金を稼ぐ練習をするしかない。私はインターネットで仕事をする事が長いのでインターネットのビジネスモデルを考えて実験している。
体を使うお金稼ぎはシニアに向かない。体は年とともに衰えて行くからだ。歩けなくなったら体を使う仕事はやれない。シニアが向かうべきお金稼ぎの仕事は知的生産を行う仕事だ。
シニアが出来る知的な生産は・・・思い付くままにリストしてみる。
- 執筆業(自分が書く記事を売る>>法人が自社サイトの集客に使うコンテンツ)
- 電子出版(アマゾンで電子出版)
- 自分が作れる製品をネット販売
- 電話で話し相手になるサービス(事例)
- 自分の得意をビジネスにする(事例:“得意”を、気軽に売り買い)
今、企業が注目していることは、リモートワークと言う労働形態である。会社に出社せずに会社の仕事を行う労働である。リモートワークにはインターネットを使う。パソコンが使えなくてもタブレットやスマホを使って出来る労働も生まれている。インターネットの仕事は、性別、年齢、経歴、在住場所を問わないで仕事ができるか、できないかを問われる。
会社に所属していなくても良い場合が多い。そんな仕事環境がこれから広まってくる。その意味では、これからのシニアはインターネットに慣れ親しむ事が必須だ。
生活保護下で人生を送るよりも自分の力で人生を切り開いて行くほうがずっと幸せだ。元気なうちにお金を自分で稼ぐ事を経験することだ。生活が行き詰った時点では遅すぎる。