老後をどう楽しめば良いのか?

誰もがある年齢になると仕事から離れる。仕事から離れた時、何で自分を楽しませるかだ。欧米のシニア夫婦は、バケーション旅行に出かける。日本人のような短い旅行ではなく、ロングバケーションである。ドイツ人ならば、比較的生活水準が低いトルコやポルトガルに1か月から3か月ぐらい長期滞在する。

米国人ならば、フロリダ州にバケーションハウスを借りて数か月ほど滞在する。日本人のシニア夫婦の旅行は、長くても2週間ぐらいだろう。それも旅行会社が提供するパッケージ旅行。時間に追われ、現地の人たちとの触れ合いもない在り来たりの旅行になる場合が多い。

仕事を離れたシニアは老後を何で楽しませるのだろうか?

80歳になった時に自分を楽しませるモノがあるか?

60歳代、70歳代は、まだ、活動する範囲が広いし求めれば色々な出会いがある。80歳代になった時に体に不自由さが出て来た時、どうするか。80歳代の老人の生活のリズムがどうなっているかである

まだ、60歳代の内に自分を楽しませることを考えておく。80歳になったら、こんな事をして楽しみたいとか、あんな事をして暇をつぶしたいとか。

私の老後2035年の楽しみ方がどうなるかを想像してみたい!

2035年の時代に生きていれば、世の中の仕組みは大分変っているだろう。ロボットは確実に家庭に入って家族の一員になっているはず。ロボットが話し相手になっている。賢いA.I.ロボットが私の遊び相手になる。

自動運転の乗り物(所有しないオンディマンド共有自動車)で好きな場所に出かけられる。ポータブルな移動型A.I.ロボットも付きそう。ちょっと遠い場所に行く時は、ドローン飛行機でリゾートホテルまで出かける。足が不自由でも下半身をアシストする器具を付ける事で普通以上の脚力を得られるようになる。

2035年までに戦争や異常気象で大規模な被害が日本に起きなければ、技術革新により体が衰えた老人に自由に移動できる環境が与えられるようになる。

老人特有の問題:介護と病気は、介護と医療ロボットの登場で問題が解消され始める。もっと人間的な介護を求めるとインドネシアやフィリピン人が介護士として現れる。自動通訳端末でコミュニケーションは問題とならない。そんな時代で80歳代の老人は、100歳に向けて生き方を学び直す学校に行くか、自分の能力に適した学校で色々な年齢の人たちと一緒に時代が要請する新しい知識を学び直す。

学ぶことが老人に新しい老後の楽しさを生み出す

色々な年齢の人たちと一緒になって新しい知識を学ぶ過程で今までの人生とは違った刺激を受けて精神的な充実感を楽しめる。

65歳になってコロナ禍で新しい生活様式が徐々に実生活に浸透してきている。これも新しい学びになる。マスクが外出時に必需品になる。ソーシャルディスタンスに気をつけながらお店の出入りで必ずアルコール消毒液を手にふりかける。

感染病から自分を守るには新しい情報収集と予防対策の実践しかない。どこに行くにしてもコロナ感染のリスクを意識した行動が求められる。老後の楽しみである旅行もコロナ感染予防をしっかりしないと楽しめない。時代の変化について行かないと生きているのが苦痛になる。

オンライン会話やビデオ会議ができないと対面できない友人や知人、そして、親戚との交流が出来なくなる。この2年、3年先はワクチンや治療薬が広まらない限り今の状況が続く。新しい生活様式の中で老人が余暇を楽しむ方法を見つける必要がある。

3密にならないで楽しむ方法を自分の生活の中に作り出す。私達夫婦は公園めぐりをして余暇を楽しんでいる。オープンエアーの場所はコロナ感染のリスクが殆どない。知らない人たちと密接に交流したり、会話したりするリスクもない。自然を楽しめる。

結論

今65歳の私があと15年から20年生きられるならば、余暇の時間をどう楽しんでいるのだろうか。私は健康寿命を伸ばして普通の生活が出来る体を筋トレで維持しようとしている。筋トレを80歳までやり続けている筋トレ先輩は健康で元気に普通の生活が出来ている。彼の余暇は1)筋トレ、2)美味しいものを食べる、3)新しいことを学ぶである。

新しい技術や製品を学ぶために最先端の技術や製品の展示会に行っている。パソコン、タブレット、スマホを使いながらインターネットで小遣い稼ぎもしている。欲しい物があれば、待たないで価格を気にせず購入している。一般的に老いてくると買いたい物が無くなる。

買いたいと思ったらその気持があるうちに買うのが老人の買い方である。