老後の生活で家族に迷惑をかけないようにしたいと思っているシニアは多い。そのために老人ホームに入居するための貯蓄をしている。経済的に難しいシニアはどうしたら良いのだろうかとふと思う。年金だけでは生活が出来ないシニアは老人ホームに入居したくても出来ない。
90歳になったときに幸せを感じる人は、こんな人だと週刊ポストに書いてあった。普通の生活が出来る健康な90歳。一人で、夫婦で健康な体を維持しながら普通の生活が楽しめれば、家族や第三者に迷惑をかけない老後の生活を送れる。
多くの老人は、老後の資金に目が行きがちである。介護施設に入るには、このぐらいのお金が必要とか。医療費をカバーする医療保険とか、まだ起きてもいないことに目が行く。
本来ならば、健康寿命を伸ばすことに注力すべきである。健康で普通の生活が維持できていれば、老人ホームや介護施設に入居するための老後の資金をたくさん貯める必要はない。
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普通の生活を維持出来る体力があれば、老後の生活で家族に負担をかけない!
一般的に70歳の声を聞くと多くのシニアは体の疲れと衰えを感じ始める。 老いとの戦いは、70歳から始まると言われている。 老いとの戦いは、健康な生活をどのようにして維持して行くかにかかっている。健康障害を感じ始めると・・・
1.医療費が発生する
2.家族に迷惑がかかる
3.介護施設の世話になる
全てお金がかかる。健康を維持していれば、お金も家族への迷惑も発生しない。こんなシンプルなことが老人たちは分かっていない。一番お金を使うべき事は、自分の体の健康をどのようにすれば維持し続けられるかだ。その対策にお金を使うべきなのだ。
家族に負担をかけないために健康維持をどうするべきか?
60歳代の人たちは健康志向が強い。意識的に体作りをしている。近くのスポーツセンターに定期的に通って筋肉を鍛えている。毎日夫婦で散歩を早足で30分間以上するなど、体を動かす運動を意識的に行っているシニアが増えている。
60歳代の世代は、70歳から90歳代の人たちの介護をする年代になる。私も80歳代と90歳代の妻方の両親の介護支援をしている。両親はまだ普通の生活を自分たちだけで出来ている。非常に幸運な夫婦だ。彼らの友人、知人たちは、すでに自分一人で生活が出来ない体になり、介護施設や老人ホームのお世話になっている。
老人は足腰の筋肉を鍛える(歩くだけでは不十分)
ほとんどの老人たちは、足をやられる。自分の足が動かなくなり、歩けなくなる。杖や車椅子のお世話になり行動範囲も狭まる。そんな現実を私たち60歳代は介護現場で見ている。私たち夫婦は、70歳を越えても普通の生活を維持できるよう定期的な運動をしている。特に、足の筋肉を鍛えている。
できるだけ足腰を鍛えるスクワット運動や踏み台昇降運動を自宅でやるようにしている。歩く上でこの2つの筋トレは役に立つ。重要なことは継続して行う運動習慣を身につけることである。これさえ身につけば、自分で動き回る上での不自由さはなくなる。
医療や生命保険に使うお金をスポーツジムや道具に使う
私は、医療保険や生命保険を全てやめた。それらに使うお金をスポーツジム費用や健康預金にしている。保険に支払うお金の半分は、保険会社の懐に消えていく。その上、保険がカバーする範囲と金額がシニアに有利になっていない。そんな事実を知っているので自分の医療保険は自分で作っている。医療費専用の銀行口座を作ってそこに医療と生命保険料金を振り込んでいる。医療費と葬儀費用はこの口座から支払われる。保険を当てにしない。
自分の健康を維持するためにスポーツジムに通い、病気になることを防ぐ。病気になったら、自分の医療預金からお金を出す。こんな仕組み作った。私は、70代の人も80代の人も健康であればスポーツジムに通うべきだと思っている。シニア向けのトレーニングを活用すれば、時間の問題でより健康になり健康寿命が延びる。
結論
シニアは生きたお金の使い方を考えるべき。自分の健康寿命を伸ばすための体作りとしてスポーツジムや筋トレに使う事である。 普通の生活が問題なく維持できる体力が身につけば老後の介護費用、医療費、老人ホーム入居費などが少なくなる。特に貧乏なシニアは普通の生活が問題なく送れる健康維持が重要になる。