今年、65歳になったシニア男性である。元の会社で働いていた同僚は今年会社を卒業する。起業している私の生き方とこれから組織を離れて第二の人生を送る同僚とは生き方が違ってくる。一つ共通する点は、年金をもらえる事である。
起業して15年になる。このビジネスが続く限り、または、新しいビジネスにつなげていく限り私は働き続けると思う。年金受給は今まで給与から支払っていたお金が利子とともに帰ってくるというイメージしかない。不労所得として万が一働けなくなった時のセイフティーネットになる。
65歳から70歳までの5年間を一つのマイルストーンとして何をすべきか、したいかを話したい。
65歳のシニアが思っている事
体が資本。健康を害したり、体力を失ったりしたら自由な老後の時間を無駄に使う事になる。体の免疫力は1年毎に弱まって行く。免疫力のレベルがあるポイント以下になると今まで経験した事が無いような病気が発症しやすくなる。多くのシニアは70歳以降に健康を害しやすい。
体が丈夫である内に今まで稼いだお金を有効に使う必要がある。健康を害して医療費や介護にお金を使うのはつまらない。
お金を稼ぎながらタイミング良く使う生活を65歳の年から始めたい。
年金プラス他の安定ビジネス収入作りへの挑戦
60歳代のシニアは、まだ人生が残っている。残りの人生を快適に過ごすには、お金が必要だ。これからの生活を楽しむには、今の収入と金融資産を把握してお金の使い方を考える必要がある。
貯めたお金を毎年切り崩す生活はしたくない。お金を稼ぎながら、お金を使う。多くのシニアは老後の生活のためにお金を必要以上に貯め始める。その結果、経済的な余裕が失われ毎日がつまらなくなる。
65歳から70歳までの5年間を使って月20万円ぐらいの収入が自動的に入ってくる仕組み作りに挑戦したいと強く思い続けている。今のインターネットビジネスは通常業務がある。私が挑戦したいのは、趣味の延長線上でお金を稼ぐ仕組みである。
私が望んでいる事は誰もが思っている事である。違いは、望んでいる事に向かって具体的なアクションを取っているかどうかである。昨年は、QuoraというQ&Aサービスのパートナーとして挑戦したのだが継続する事が出来なかった。挑戦するうまみが途中で消えてしまったからだ。
ブログ広告ビジネスは継続してやっている。収入が良かったり、ガクンと落ちたりして不安定なビジネスであることを学んだ。諦めないで挑戦し続けている。
知人はYouTube広告ビジネスに邁進している。まだ、ビジネスとして成り立っていないが挑戦し続けている。私はとてもYouTuberになりたいとは思わないので手を付けていない。自分にあった知的生産的なビジネスを作りたい。
新しいビジネスの種は、誰かが困っている事を解決することで生まれてくる。自分のリソースで困っている人を助ける仕組みを作り出せば、チャンスが生まれる。これはと思ったことをやり続けるしか分からない。
お金を使うタイミングと何に使うか?
お金は使う事で何らかのプラス効果を得る。子供や若者たちと違って65歳のシニアは物で満たされている。緑内障で視野が狭くなってきている私にとってベンツを買って乗り回したいとは思わない。衣食住は100%満たされている。
物で欲しいと思う事は、仕事で使うツールぐらいである。ノートパソコン、プリンター、スマホ、タブレット、モバイルルーターなどは、時間が経過すると自然に腐って行く。技術革新が激しいと情報機器は腐る。Windows 7のパソコンは、セキュリティーリスクがあるので使えない時代になっている。
今使っているWindows 10のパソコンもいづれWindows 7と同じようになる。仕事で使う道具は、どうしても買い替えが生じる。タイミング良くお金を使って仕事で悪影響が起きないようにするだけである。
夫婦で楽しむ時間にお金を使う。月に一度、二度、夫婦で美味しい料理を食べるために外食する。妻の家庭料理の負担を和らげながら一緒にいる時間を楽しむ。年に数回は2泊3日から4泊5日ぐらいの国内旅行をする。海外旅行は数年に1度になる。
いつも思うのだが、お金は使わないと恩恵を受けない!という事である。どうせ、お金を使うならば楽しめる感覚があるうちに使いたい。65歳から70歳の5年間はそんな時期になる。
私の生活時間はこんな事に占められている。
- 仕事
- NPO活動
- 筋トレ
- 義両親の介護支援
- 夫婦で行く週末ドライブと短期間の旅行
スポーツジムと旅行への投資が私にとって一番お金を使うメリットを感じている。
世の中の流れに適応する生活
私が感じている世の中の大きな変化は、
- パソコンよりもスマホ。スマートフォンが無いと生活で不自由を感じ始める。スマホは一人1台以上。パソコンは一人1台にもなっていない。
- インターネットが社会のインフラ網。目に見えないインフラ網を使いこなせないと社会の片隅に追いやられる。
- キャッシュレス社会が世界中で広まっている。シニアは確実に追いついていない。
- 自分の行動が監視されている。スマホやノートパソコンを持ち歩いていればGPS位置情報が第三者に自動的に提供されている。グーグルは私に月別ロケーション履歴をメールで送ってくれている。先月、どこどこに行った履歴を全て教えてくれる。
- ポイントカードを使えば、何にお金を使っているかがすべてポイントカード業者に伝わる。個人情報が垂れ流される。
- クレジットカードを使えば本人の信用情報が作られる。そのデータがビジネスに使われる。見えない所で個人情報や行動情報が第三者が使う。
- 所得格差が広がる。共稼ぎが当たり前の社会になる。
- 異常気象が当たり前になり、大規模災害が増える。
- 労働力不足からシニアが働かされる社会に向かっている。
- 人生100年に向かって寿命が伸び、第二の人生を作らないとつまらない余生を送る事になる。
65歳という年齢は、人生の折り返しポイントを過ぎた年齢である。体の機能が徐々に壊れ始める。A.I.やロボットが家庭に入り込み、テレビのように電源スイッチを押せばON/OFFをコントロールできる生活ではなくなる。日本は米国の属国に限りなく近づいている。
今、米国で起きている社会トレンドが数年後に日本で起き始める。良い事よりも悪い事が多い。そんな時代の流れを感じながら、5年単位で自分の人生を社会の変化に適応させる必要がある。
結論
65歳になったら何をしたいのか自分に問いてみた。第一線を離れるシニアが多い。私はまだ仕事から離れていない。生涯現役として働き続けたいという願望がある。お金を稼ぎながらお金をタイミング良く使いたいと思っている。物よりも夫婦で一緒にいられる時間を楽しむ事にお金を使いたい。