70歳代の夫婦の話題は旅行、健康、終活に向けた新しい生活

通電車の中で見かけた70歳代の夫婦。私たち夫婦60歳代とは風貌が確かに違う。私たちよりも年寄りに見える。当たり前な事だが、見え方には個人差がある。この70歳代夫婦は年齢なりの年寄りに見えた。遅い出勤時間であったため、電車の中は老人たちが多かった。夫婦でお出かけと言う感じだ。

元気で外出が出来る老夫婦は幸せである。70歳代で認知症になり老人ホームの中でしか生活が出来ないシニアが多い。老夫婦で外出を楽しめるならば、大いに楽しむべきだろう。電車の中で見た70歳代の夫婦は、健康そうで元気な印象がした。向かいの席に座った若いお母さんとその幼児に夫婦の目が留まっていた。

幼児に触れる機会が少なくなった老夫婦は幼児の可愛さに引き付かれる。高齢者は日頃幼児と一緒にいる機会が少なくなっている。孫たちと会う機会が沢山あれば、孫の世話という仕事が生まれる。孫がいればという前提であるが、日々の変化を孫の成長から学ぶ事ができる。

私たち夫婦が70歳代になった時はどんな風貌と生活になるだろうか。仕事から離れて時間を好きに使える年代である。残された時間は限られる。ただ、どれだけ長く生きている時間があるか分からないだけ。それだけに「今」を最大限に楽しむことをすべきと思っている。

70歳代は健康を気にしながら旅行を楽しむ最後の機会と終活の準備の時期になる

70歳代の知人は、70歳代になって体の健康に不調をきたしている。体の免疫力の衰えから病気に成ったり、ちょっとしたことで転倒して顔を傷つけたり、腕を骨折したりしている。見かけは、誰が見てもお爺さんだ。既に引退生活(年金生活)をしているので現役の社会人のような生活のリズムはない。

筋トレを運動習慣にしている知人ではないので普通の70歳代のお爺さんである。社会からの繋がりが切れて自分ペースの生活が始まると生活上の活動で個人差が激しくなる。活発に社会で動いている人は自分の仕事を見つけている。生活リズムも普通の社会人たちと変わらない。自宅でゆっくりと言う生活になっていない。 

夫婦で旅行を楽しむ

体の免疫力の衰えから来る体の不調と刺激が少なくなった生活で精神的な張りが無くなり、老化を早めるシニアが多い。残りの人生をこれで楽しもうという目標があるシニアは生活に張りを作れる。夫婦で一緒にやる目標があると精神的な充実感が高まる。旅行好きな老夫婦は月1回国内旅行をする。月1回の国内旅行の計画を立てたり、事前調査をしたりしながら夫婦で旅行の楽しさを高める。

70歳代は、80歳代とは違ってまだ自分たちで旅行が出来る体力を維持できている。今日、電車の中で見かけた70歳代の老夫婦はどこかに旅行するような感じであった。1泊2日で出かける旅のような感じに見える。私たち夫婦も5月の連休後に実家の墓参りに出かた。墓参りの後に必ず寄り道をして2泊3日のショート旅行をするのがいつものパターンになっている。自動車での旅行であるため、好きな場所に立ち寄り、色々な観光スポットで非日常的な生活をする。

自由に自分たちだけで旅行に行ける体力があるのは70歳代まで。病気になっていなければ、外の違う空気をどんどん吸って非日常を楽しむべきだ。70歳代の知人を見ていると老化による健康障害が酷くなって体の力強さを失い始めている。体は毎日動かして使っていないと錆びてくる。錆びてくるだけでなく、故障も増える。動かしていない自動車を久々に動かすときのような状態になる。

夫婦で外出、日帰り、宿泊旅行を楽しむには事前の準備が重要になる。年間に使う旅行予算を作る。予算ができれば、どこに何泊するかを決めて交通手段と費用を見積る。あとは訪問したい観光スポットをリストするだけ。一番自由な旅行はドライブ旅行である。自動車運転の疲れは出るが、二人で交代で運転すればなんとかなる。ドライブ旅行は自由度が高い。行ける場所にドライブできる。

ドライブ旅行は夫婦の体力があるうちに行くべきである。自分の自動車で行くにはあまりにも遠い場合は飛行機か、新幹線で行き、現地でレンタカーを借りることになる。北海道旅行(函館、小樽)のときは飛行機とレンタカーで旅を楽しんだ。

夫婦で旅行を楽しむために健康対策を取る

私は週2回の筋トレを中心に健康対策を取っている。妻は月1回のピラティスと週末5キロから10キロの公園歩きをしている。各自の都合と興味に合わせた定期的な運動習慣を身に着けている。ポイントは定期的に行う運動である。体を積極的に動かす活動がないと筋力を維持できなくなる。特に足腰は鍛える必要がある。

旅行に出かけると自然と歩く距離が伸びる。旅を楽しむには耐久力が必要である。10キロぐらい歩いてもあまり疲れない体力があれば、行きたい観光スポットをたくさん回れる。 健康と体力の維持は旅行を楽しむうえで必須である。自宅にいる時間が増えると確実に足腰の筋力が低下する。

朝夕の散歩もプラスになるが歩く距離と時間次第である。起伏が有ったり、階段があったりすれば筋肉が鍛えられる。散歩するルートは階段がある場所を多く作ることがポイントになる。

終活は時間が必要、ちょっとづつやる

私達のやり方はやれることからやるである。今やっている終活はこれ。

  1. 生活で発生する支払いを一つの銀行口座にまとめること(口座名義は私)
  2. 銀行口座を目的別にすること(生活費用、貯蓄用、旅行用)
  3. 不要なものをブックオフで処分すること(メルカリなどは面倒なので使わない)
  4. 自動車の所有や維持管理を妻に移転すること
  5. 私のパソコンへのアクセスをパスワードなしで出来るようにすること
  6. 年末に我が家の金銭目録を作成すること
  7. 葬儀や墓石などは合同墓にしている
  8. 重要な資金を取り扱う銀行口座はすべて通帳でアップデートしている
  9. 自分たちのお金は指揮して子供に残すという考えはない。最終的に残った金額が子どもたちへの相続となるようにしている。

生活に張りが出る70歳代の生活のリズムを作り出す

70歳代は仕事から完全に離れる生活を始める時期になる。毎日子供のように遊ぶ生活は出来ない。子供は遊びながら知らない世界を学ぶ楽しさがある。老人は既にその世界を学んでしまったので新鮮味が無い。

仕事がまだある60歳代の生活と仕事から完全に離れた70歳代の生活では、生活のリズムが違う。生活に張りが出る70歳代の生活のリズムをどの様に作るか、今から研究して準備する。一番の理想は70歳代でも現役のビジネスマンとして働き続けられること。慣れた生活リズムの中であれば、急激な生活の変化は起きない。 

日中の時間の使い方が課題となる。気を付けることは自宅での時間をできるだけ少なくすることである。目をいつも外に向けて活動する生活のリズムを作り出すことが重要ではないか。

結論

  • 元気で外出が出来る老夫婦は幸せである
  • 旅行に行けるだけの体力を維持できるのは70歳代まで
  • 新しい生活のリズムを作り出す