暇な年金生活で作られた健康を害する生活習慣を治す方法

会社員が65歳を過ぎて年金を受給し始めると働くことを辞める人が多くなる。小遣い稼ぎ程度のアルバイトを見つけて働き続ける人もいる。ただ、出来るだけ楽な生活を送ろうとする。

楽な生活をやり始めると体が怠け始める。自分で生活のリズムを作れれば良いが、作れなければ自宅にこもり始める。定期的に体を動かす趣味や活動があるならば、あまり心配することはないが体を動かさない生活が続くと知らないうちに体の筋肉が衰え始める。

自営業者や会社経営者などは65歳を過ぎても働き続けている。仕事中心に生活のリズムが出来ている。当然、体を動かす機会が多い。営業したり、セミナーに参加したり、イベントに参加したり、毎日やるべき事がある。

長年雇用されてきた元会社員は自発的に第二の人生を作り出す発想やアイデアが乏しい。誰かに、何かに頼ろうとする指向が強い。それが出来ないと諦めて年金生活で受身的な楽な生活を始める。

やりたい事でアクティブに体が動き出す!

私の知人は会社経営をしているがあまりにも運動不足で肥満になってしまった。その結果、健康障害を起こしてしばらく病院通いをしていた。健康を取り戻すために彼は朝早く起きて家庭菜園をやり始める。朝5時頃起きて野菜作りをやる。家庭菜園作業は体を使う。その御蔭で体重が減少し、健康的な生活のリズムが生まれている。

彼の健康障害は生活習慣病から来ている。運動不足と食べ過ぎの生活習慣が成人病の入り口まで導いた。医師からはダイエットと運動を強く勧められたという。そこで彼は興味を持っていた家庭菜園を始めた。

会社経営は波があるので彼は暇な時に野菜作りに没頭した。新しい発見と喜びを家庭菜園から得たと話してくれた。これがきっかけとなってもっと広い土地で野菜作りを始めた。まだ、50歳代後半の男性だが、自然相手の野菜作りに興味を持ち始め、体を定期的に動かす生活のリズムを手に入れた。

新しい生活習慣を作るには

老後の生活をどのようにしたら良いか迷っているシニアは今から3分間の間に「今やりたい事!」を思い浮かべてもらいたい。直ぐに出来ないことでも良いので以前から興味を持っている事を思い浮かべてもらいたい。

頭に浮かんだやりたい事をメモ帳に書くことでアクティブに体を動かすヒントが得られる。

私の頭に浮かんだことはこんな事だ(直ぐに実現できなくても良い)。

  1. ブログサイトの記事内容を見直してターゲット読者層に有益な情報を提供するメディアサイトにする。
  2. E-Commerceサイトを構築して自分が作った製品を販売する。
  3. お金を稼ぎながら体を鍛えられるショッピングセンターのカート回収作業のアルバイトをする

1番目にリストした作業は、既に始めている。やり続ければ、自然に目標を達成できる。2番めは、自分が作れる製品アイデアが出来上がっていないため考え中。3番めは、今すぐにでも始められるのだが、家内からストップがかかっている。近所に知れたら世間体が悪いとクレーム。

インターネットビジネスをしているので自分の時間を自由にスケジュールが出来る。暇な時にショッピングセンターのカート回収アルバイトが出来るのだが家内の心配ごとを解消できない限り難しい。

やれることから始める

まずはやれる事から始める。やっている内に思いもつかなかった事が頭に浮かんできて次にやりたい事に導いてくれる。やりたい事が見つからなければ、体は楽な生活を求めて不健康な生活に慣れてしまう。精神も肉体も後ろ向きになっていく。

やりたい事リストを一つづつ試しても良い。アクティブに体を動かす動機ずけを身につけるためである。目標を持つことでやることが生まれる。自発的に動き始めることで新しい生活習慣のベースが出来る。頭で結論を出さないで実査ににやってみることで新しい発見を見つける。その発見がトリガーになってアクティブな生活習慣が作られていく。

やるべき仕事がない年金生活は楽な生活に流されやすい

楽な生活とは

  1. 受身的な生活で自発的に体を動かそうとしない。
  2. 活動範囲が自宅中心になる。
  3. カウチポテト族のようにテレビを見ながら間食をする。

体を動かす理由がない生活は確実に体の筋肉を削ぎ落とす。知らないうちに筋肉が失われていくと歩くことが困難になる。体重が増えて肥満体質になり、成人病の温床になる。健康を害する悪循環が始まる。

老いは刺激がない生活で加速する。体を動かさなくなると脳の活動を刺激する事ができなくなり、認知症を生み出す。悪循環が始まる前に定期的に体を動かす環境と習慣を作り出すことである。

結論

暇な年金生活で作られた「健康を害する生活習慣」は日々の生活でやりたいことを見つけることで改善できる。3分以内に頭に浮かんだやりたいことをメモ帳に書き出してみる。やりたいことリストを一つづつやってみることから始まる。

生活に目標を持つことでアクティブに体を動かす機会が生まれる。やりたい事をやる事で定期的に何かをやる習慣のベースが作られる。自然と活動範囲が自宅外に向けられる。外で活動することで色々な刺激を受ける。その刺激が生活習慣にポジティブな影響を与える。

やりたいことをやる生活は生活に充実感を与え、自然に健康的な生活のリズムを生み出す。