シニア起業の簡単な始め方・考え方・評価基準とは?

60歳定年退職で起業を考えるシニア。65歳で再雇用を終えてから起業を考えるシニア。シニアが起業を考える節目の年齢が60歳と65歳である。60歳で起業を考えるシニアは、何か自分でやりたいことがあるシニアである。65歳で起業を考えるシニアは、転職先が見つからず、起業しか選択肢がなかったシニアである。

65歳以降の生活は、年金収入だけでは快適な生活が出来ない。どうしてもある程度の収入を継続的に得る必要性が出てくる。アルバイトという選択肢があるが、年齢制限が70歳を過ぎた頃にやってくる。年齢という制約を回避するには、自分で自分の仕事を作り、お金を稼ぐしか方法がない。

シニア起業は、経済的に快適に老後を過ごしたいと思っているシニアが始める。

シニアの起業は難しいが、アプローチを変えることでリスクを低減できる

シニア起業で始めから成功するシニアは若者と同様に非常に少ない。自分の力だけで自分のアイデアでビジネスを始める経験がないからだ。会社員である時に副業や趣味で小銭を稼いだ経験があるシニアならば、シニア起業でうまく立ち上がる可能性がある。

シニア起業の考え方

私はこんな考え方で新しい収入源を探し、検証している。最初から新しいビジネスを考えるのはシニアには難しい。得意な分野で最先端の情報とスキルを有しているシニアならば、新しいビジネスを始められるかもしれないが、普通の定年退職者たちにはそんなスキルはない。

大きなビジネスを目指すよりも足元に転がっている小さなビジネスを狙う方がシニア起業にあっている!

シニア起業のセミナーや勉強会に顔を出してみる。同年輩のシニアがどの様なビジネスで起業を考えているかを参考にする。参考にするビジネスの判別は、足元に転がっているビジネスアイデアであるかどうかだ。該当するビジネスアイデアで起業を考えているシニアがいたら、その人のビジネスモデルを研究することである。

シニア起業は、実際にビジネスを始める前に自分にあったビジネスに関する有益な参考情報をできるだけ多く学ぶ必要がある。

シニア起業の始め方

シニア起業は、自分の身の回りと足元にビジネスアイデアのヒントが落ちている。自分の生活上で困っていることを最初にリストして書き出す。次に妻の生活上で困っていることを書き出す。こんなことが出来れば、こんな物があれば、などなど。最後に知人や友人に困っていることを聞く。

ビジネスチャンスは、人々が困っていることを解決することで生まれてくる!

ベンチャー企業が目指すようなアイデアや規模を考えると方向を間違えるので注意が必要だ。ポイントは、身近な問題を探すこと。大きな売上を目指す前に自分のお小遣いを稼ぐという姿勢が重要である。ある意味では、起業よりも副業という感じである。本業は年金受給者、副業が小遣い稼ぎのビジネス。そのようなスタンスでシニア起業を始めて見る。

65歳のシニアが必要とする小遣い額は、月額3万円から5万縁ぐらいだろう。まずは、最初の売上目標を月額5万円に定めて小銭を稼げる可能性があるビジネスアイデアで始める。

シニア起業の評価と判断

身近な問題を解決するビジネスアイデアは、一つだけでなく、最低でも3つ用意しておく。見つけたビジネスアイデアがヒットするかどうかは、やってみないと分からない。当然、いつまでやり続ければ良いかの判断基準を自分なりに持たないだ駄目である。

このビジネスアイデアは、可能性がある、ないの評価基準も自分なりに持っておく必要がある。

  • いつまでやり続ければ良いかの判断基準・・・6ヶ月から12ヶ月間
  • ビジネスとして可能性がある、無いの評価基準・・・売上が6ヶ月以内に発生する

この2つの基準をものさしにして複数のビジネスアイデアを検証していく。時間がかかるが学びながらの試行錯誤である。このプロセスがシニア起業家には必要になる。

結論

  • 60歳定年退職で起業を考えるシニア。65歳で再雇用を終えてから起業を考えるシニア。シニアが起業を考える節目の年齢が60歳と65歳である。
  • 大きなビジネスを目指すよりも足元の転がっている小さなビジネスを狙う。
  • ビジネスチャンスは、人々が困っていることを解決することで生まれてくる。