70歳代のシニアは足の筋肉が痩けて行く・・・どうするべきか?

6人の70歳代シニアと一緒に札幌まで仕事で出張した。73歳から77歳ぐらいの方々だが、活発にNPOの仕事をこなしている。仕事を終えて知人が懇意にしているスナックで夕食を取った。そこで出た話が、健康と筋肉。特に足の筋肉が目に見えるほど失っていくことだ。73歳の方が、最近、ふくらはぎが痩せてきたことに気がついたと言う。

その話が発端となって足の筋肉を失うと死を待つ人生が始まるという話題に発展した。

スナックに同席した5人のシニアが全員うなずいた。自分の足で自由に歩けなくなると人生が終わると。年齢的に70歳後半のシニアは、友人・知人が老人ホームで生活を始めているからだ。その理由が、足だ。自分の足で歩けなくなったことが原因である。

野生動物の社会では自分の足で動けなくなると自然と死が訪れる。仲間の動物は何も出来ない。人間は家族、親戚、友人が助けてくれる場合が多い。そのための老健施設もある。

足の筋肉が痩せて来ると「死」が迫ってくる

スナックがある場所はすすきの駅近く。スナックの食事とカラオケが終わって各自が宿泊しているホテルに帰ることになった。誰かが地下鉄を使ってホテルに帰ると言い始めた。札幌駅まで2駅区間だが札幌駅まで地下鉄で行くという。歩いてもそれほど遠くはないと思うのだが、70歳代の方は歩くのを嫌う傾向が強い。

私が泊まっているホテルモントレ札幌は、札幌駅近く。すすきの駅から歩いて25分から30分で行ける距離なので私は歩いて帰った。横浜では、自宅から最寄りの駅まで歩いて20分。それを毎日歩いている。20分が30分になってもそれほど負担がない。毎日10キロのリュックを背負って歩いているからだ。

70歳代になると体の衰えを足から感じ始める

60歳代と70歳代では、体の老化現象の程度が違うようだ。これには個人差がある。いつも活発に体を動かしながら仕事をしている人は、老化現象を抑えられている。老人の体は、体を使えば使うほど若さを維持できる仕組みになっているからだ。5人の中の一人(77歳)は、毎日5キロぐらいのリュックを背負いながら大股で早く歩く生活を長年続けている。彼は確かに動きが速い。ちょっと痩せているが、体の筋肉が失われていない動きをしている。

他の70歳代のシニアは、ちょっと肥満気味の体形で動きが鈍い。老化からくる体の疲れを感じている印象を受けた。そんな彼らでも足腰を鍛えないと危ないという危機感を言葉に出していた。言葉に出していたのだが、失われている筋肉を取り戻す筋トレをしていない。危機感を感じているが行動に移さないで時間だけが過ぎて行く70歳過ぎの面々である。

運動習慣がないシニアは、頭で理解していても行動に移すことが難しい。体が痩せ始めて足が細くなって焦り始める。この頃になると歩くのが面倒になり、楽する移動方法を求め始める。階段を避けてエレベーターやエスカレーターをいつも使う。遠くに歩くならばタクシーに乗ると言う感じだ。

失われた足の筋肉は取り戻せる

お風呂に入る時に自分の足を眺めて頂きたい。ふくらはぎや太ももの筋肉が昔と比べて細くなってきているかどうか。記憶に残っている自分の足と比べて細いと感じたら、真剣にスポーツジムに通い始めることだ。

足の筋肉が失われているという危機感をいつも感じることで運動習慣を身に付ける重要性を意識させる。もし、若い頃にスポーツで鍛えた体であるならば、マッスルメモリー効果で筋肉をあまり時間をかけずに取り戻せる。一度、運動を止めて筋肉を失ってもまた運動を再開すれば、鍛えて作った筋肉にかかった時間より短い時間で筋肉を復元できる。

足のふくらはぎの筋肉は第二の心臓の機能を担っている。この部位の筋肉が衰えると足に集まる血液の血行を弱めることになる。ふくらはぎを鍛える運動だけをやるよりも足を使う運動を意識してやったほうが楽に思える。例えば、エスカレーターやエレベーターの隣に階段があるならば、階段を使うだけでも足の筋肉を鍛えられる。

一般的に足を鍛えるには「椅子に座って立ち上がるスクワット運動」をすると良い結果が生まれる。朝昼晩の3度、食卓の椅子に座ってスクワット運動を10回やる。それが簡単にできるようになったら、椅子に座らないで普通のスクワット運動に切り替える。後は、毎回のスクワット運動の回数やセット数を増やすだけでよい。

足腰の筋肉は老後の生死に深く影響する。多くのシニアはその事実を肌で感じているはず。頭で分かっていても足腰を鍛える筋トレを積極的にやらない人が多い。NPOのメンバーも危機感を感じているが行動に移さないで時間だけが過ぎて行く70歳過ぎの面々である。

結論

70歳を過ぎると足や体が痩せてくる。筋肉が衰えて失われていっているからだ。その影響が歩行に出てくる。歩くのが辛くなったり、面倒に感じ始めたら足の筋肉が失われていっている証拠。体の筋肉の量が1年に1%づつ運動を定期的にしていないシニアの体から失われる。それが足のふくらはぎの筋肉や太さに出てくる。

足のふくらはぎは第二の心臓を担っている。ふくらはぎの筋肉が痩せてくると足に貯まる血液を心臓に返す力が弱まる。体全体の血行もそれにつれて弱くなる。足の筋肉は健康を維持する上で重要な役割を有している。ふくらはぎの筋肉が痩せてきたと感じたら、意識して足の筋トレを定期的やるしか助からない。

 

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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