年齢制限をなくせば労働者不足は緩和する

少子高齢化が進んでいる。昼間の横浜駅界隈は、若者の数よりも老人の数のほうが多いのではという印象を受ける。元気な老人は、人が集まる街中にやって来る。特に駅の近くには老人たちがたむろしている。暇な老人たちが多い。

何処に行っても元気な老人だらけ。老人が増えると老人向けに店舗、サービスが自然と増えてくる。財布の紐が堅い老人にお金を使ってもらうための工夫が求められる。お店でシニアが売り子になって働いている光景が見つからない。社会はまだシニアを労働者として活用できていない。

今の政府は70歳まで働ける労働環境を作ろうとしているが、すべて企業側の努力義務になっている。コロナ感染が治療薬の登場で収まれば、労働者不足が顕著になる。コロナ禍で収益が落ちた業界はコロナ感染が収まったときに急激な人手不足になる。

若い人たちは今以上に雇用が難しくなる。企業の目はシニア労働者に向かうのは目に見えている。

70歳以降の元気な老人たちに仕事を!

70歳を過ぎると仕事をしている人が激減する。70歳から80歳の10年間は、仕事をしたくても出来ない環境が社会にある。暇になった70歳以降の高齢者は、自然と何かを求めて街に出てくる。若者たちと違って遊びがあまりない。少ない年金から遊びのためのお金を出せない。暇な老人の遊びは、街中で起きていることを眺めることである。元気な老人ほど、自宅でじっとしていられない。

高齢者を雇用する中小企業

NHK News Webに「人手不足 シニア世代に熱視線 」という記事があった。

全社員の約30%が65歳以上という企業が静岡県磐田市にあります。パイプ加工業「コーケン工業」で、社員270人ほどのうち76人が65歳以上です。 

中小企業に職を求めれば、パイプ加工業「コーケン工業」のような会社が見つかる。元気で暇な老人で仕事をしたいと思っている人は、辛抱強く探せば中小企業でチャンスが見つかる可能性が高い。

社会で働ける健康的な老人であれば、何もしないで時間を無駄にしているよりも仕事をしていたほうが健全である。毎月のキャッシュフローが生まれる生活は安定する。社会とのつながりも維持できる。少子高齢化が進むに従って労働者不足が今よりも深刻化する。時間の問題で元気で健康的なシニア人材が大募集されるだろう。

外国人労働者だけに頼れない

海外からの若い労働者を日本社会に入れ込むのは無理がある。言葉と文化のギャップはすぐには解決できない。やはり、日本語を理解して日本の文化が分からないと色々な面で摩擦が起きてかえってコスト高になる。

非正規労働の若者たちにも視線を当てるべきである。若い人の人手不足ならば、会社は非正規社員を正規社員に変えて生活の安定を図るべきである。一部の大企業が将来の人材不足をリスクと考えてパート社員全員を正社員にした。今後、このようなアクションが他の大企業にも浸透する。

会社で働く上で年齢は関係ないという共通の意識が経営者側に広まれば、足りない労働力は解決の道に進む。70歳を過ぎても働き続けている老人の多くは、おばあちゃんたちである。飲食業界でよく見かける。ファストフード店、居酒屋、ファミリーレストラン、スーパーマーケットなど。

年齢という制約を取れば、働ける人材はすぐに出てくるはず。働く上で何も制約ない労働環境が生まれれば労働者不足は確実に緩和する。

結論

働く上での年齢制限を社会からなくせば、働きたいシニアに仕事が見つかる。

  • 元気で健康なシニア人材がひましている今の日本社会
  • 中小企業には、元気で健康なシニア人材を積極的に採用している会社がある
  • 年齢制限をなくした労働社会を作り出す必要がある

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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