会社を退職する前に3つの事をやる

リストラ、定年退職、現在の会社での理不尽、労働環境の悪さ、給与で不満など色々な理由で会社を辞めていく人がいる。若い人は気楽に自分の将来設計を持たずに衝動でやめてしまう。40歳代以上は、家庭があるのでできるだけ会社に残りたいと働いているが、会社側の都合でリストラされたり、早期退職を強要されたり、理不尽な労働を強いられたりして会社を退職する場合が多い。

どんな理由にせよ、組織から離れて自分の人生を再設定することになる。

新卒ではないので世の中の仕組みをある程度経験しているはずだ。今以上に良い労働環境と自由で自分のキャリアを築こうとして動く必要がある。感情だけで何も準備せずに会社を飛び出す人もいるが、会社を辞める時は次のステージが準備されているタイミングに実行すべきだ。これが会社を辞める時の鉄則である。

会社を辞める前にこの3つの事だけはやっておこう!

自宅の掃除と断捨離で困るシニア

普通の生活が出来ている人ならば、自宅の掃除で困ることはない。ただ、やらないだけだ。老人になると掃除をやりたくても出来ない体になり、どうしようもなく戸惑う。こんな簡単な掃除もできない体になってしまったと。そんな思いが脳裏に走る。私は、まだ、そのような体になっていないが私の義父95歳は、まさにそのような体になっている。

体力が衰えて、力がいる掃除、特にトイレと風呂場の掃除ができない。私たち夫婦は義父の自宅で身の回りの世話をしてきた。私の仕事は家の掃除全般。特にトイレの掃除を念入りにやっていた。風呂場は毎日はいらないという義父だからである。トイレは、1日何度の使用するから汚れやすい。トイレが綺麗であると感じが良いから。こんな現実が、20年先に私達夫婦にもやってくるのは確か。

体力と健康の衰えは老人にとって避けることが出来ない。義父の介護支援を4年間やってきて良く分かった。一人生活を4年間やってきた義父は体力の衰えで洗濯、お風呂掃除、トイレ掃除、買い出し、銀行関連など力が必要なことが出来なくなっていた。私達夫婦はそれらを代わりにやってあげた。横浜から東京に実家まで週1回一泊二日で通った。

自宅の掃除と断捨離で困るシニアは多い。老いてくると今まで使っていた物を使わなくなる。生活に必須なものだけを使う生活になる。老後の生活を楽にするには持ち物を減らす断捨離をするしか無い。

生活に行き詰まるシニア、老後の過ごし方がわからない

定年退職をしたシニアや65歳を過ぎて年金生活を始めた高齢者の生活に私は興味を持っている。会社組織で働いていれば同世代の社員と雑談をして今の生活について情報交換が出来るのだが、組織を離れて個人生活を各自が始めると横のつながりが絶たれる。同年代のシニアが今の人生と生活をどう感じながら生きているのか興味津々である。

このように思うのは私だけではないのでは?

他人のプライバシーを知りたがるのは女性の本能であるが、シニア男性も自分の老後を考える上で参考になるので興味を持つ。同年代のシニア男性が今何をして自活をしているのか、人生を楽しもうとしているのか、健康をどう維持しているのか、知りたくなる。

何をやるにしても最初は、自分が率先して情報を発信しなければ求める情報のお返しはやってこない。このブログを書き始めて読者から色々なメールを頂く。内容は、私が書くブログ記事についてのコメントが多い。ブログ記事を読んでメールを書いてくれる読者は、何か心に刺さる内容に触れたから私にメールを出してくれたと思う。共感を覚える内容であるということは、同じ感覚を持ったシニアがいるということである。

私のようにブログで老後の人生について情報発信しているシニアは多くない。多くのシニア関連情報発信サイトは老人のための百科事典のようなサイトが多い。生きた老人が体で感じたことが書かれていない。一度読めばそれで必要な情報を得られるシニア向けホームページが多い。書いている人がシニアでない若いブロガーである。

若い人たちはシニアでない。高齢者が現実の世界でどう感じているかが肌で分からない。だからこそ、シニアである私がブログ記事を書いてシニアの気持ちを発信している。今、生活や人生に行き詰まっている高齢者が増えている。

働きたくでも雇い止め年齢で働けない。暇な時間が多すぎて自宅以外の場所に居場所を見つけられない。そんなシニアが街中を放浪している。顔を見れば暗い。目は下を向いている。笑顔がない。誰が見ても老後の過ごし方に悩んでいる。

定年退職後に無職の期間が長ければ、どのようなリスクが生まれるのか?

最近になって気が付いたリスクが有る。年齢が同じ知人が仕事を離れて数年が経過していた。彼と会話をする機会があったのだが、以前の印象よりも人生に対してネガティブになっていた。働かなくても両親の年金で生活が出来てしまっているため、両親の介護の傍らに仕事をしようという意志がなくなっていた。

両親の介護が相当の負担になっていたようだ。介護で自分の時間を奪われ、心の余裕が無くなっていたのだ。厚生年金(報酬比例部分)が61歳の時から受け取っているので彼の両親の年金と合わせて生活は成り立っているようだ。介護で仕事から離れる期間が長くなればなるほど、同時に経済的に問題がなければ、65歳の彼は意識して仕事を探す必要性を感じなくなる。

一度新しい生活に慣れると元の生活に戻るのはつらい。

シニア起業のノマドワーカーが12年間で分かった事:孤独と生きがい

51歳の時に起業した。ゴヤット合同会社を設立して社員1人で始めた。他の社員を雇用する予定はなく、ずっと一人で会社運営をする意図で働いていた。人を管理するのが自分に向いていない事が過去の経験からわかっているからだ。シニアが一人で起業する時は出来るだけ一人で運営したほうが後で楽になる。雇用する社員の人生を気にする必要が無いから。

インターネットビジネス(サイト構築サービス)で始めたビジネスであったので自分でお客さんを見つければビジネスは成り立った。お客さん探しに時間を取られる。起業した当時は、Wi-Fi環境があるカフェが仕事場となっていた。カフェは、お客との打ち合わせ場所にもなるから便利。ノマドワーカーのワークスタイルがカフェで始まり現在も続いている。

私が61歳になった時、今までのビジネスモデルに大きな変化が生まれた。サイト構築サービスは、10年前と比べて付加価値が減少してきたことである。同業他社との競争も厳しくなった。この傾向は、数年前から分かっていたので新しいビジネスモデルの構築に時間を費やしている。今までのB2BからC2Cにビジネスモデルをシフトする事であった。この年齢になった時、会社組織を解散して個人営業主にした。年金受給が始まるからだ。100%年金を受け取るために敢えて会社を解散した。

C2Cビジネスは、お客探しをする必要が無い。全てインターネットで完結し、お金が稼げる。現在は、B2BとC2Cの二つのビジネスにネットコンサルティングサービスも追加している。C2Cビジネスは、2年目に入ってやっと黒字化し始めたが安定していない。今までは、時間と労力の出費が多かった。最終的にC2Cビジネスモデルだけで生涯現役を続けたいのだが、時代は大きく変化しているので絶えず新しいビジネスチャンスを探すことになる。